【2024年】HDVの配当日を確認!権利落ち日は?配当金はいつ貰えるの?
米国株高配当ETFとして高い人気を誇る「HDV」(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)
米国の高配当株をポートフォリオに組んでおきたい個人投資家さんに人気のETFですが、一体いつまでに保有しておけば配当金が貰えるのか?また、いくら位貰えるのか?などを解説していきたいと思います。
※ちなみに、ETFの場合ただしくは配当金ではなく分配金と呼びます。(株式投資などで企業の利益から支払われるものを「配当金」、投資信託の純資産から支払われるものを「分配金」と呼ぶ)
ただ、分配金よりも配当金での検索の方が圧倒的に多い事や、貰う側からすれば呼び名がどっちでも関係ない事から馴染みが深く、分かりやすい「配当金」と記載しています。
HDVの基本情報
HDVは米国の資産運用会社ブラックロック社が提供しているETFで「モーニングスター配当フォーカス指数」に連動する投資成果を目標として運用が行われます。
「モーニングスター配当フォーカス指数」とは、米国株式における高配当株で構成される指数の事です。
財務の健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払う事が認められる配当利回り上位75社の銘柄で構成されています。
75銘柄と分散性は低いですが、財務の健全性が高い銘柄を選定対象としています。その為、安定した値動きや配当が期待出来るETFです。
それでは、HDVの配当日や配当金額などを確認していきましょう😉
HDVの権利落ち日・配当金支払い日
HDVの配当金は年に4回(3月・6月・9月・12月)貰う事が出来ます。
権利付き最終日や権利落ち日、配当金の支払い日は以下の通りです。
・「権利付き最終日」…株主権利(配当金)を得る事ができる最終取引日を指す。
・「権利落ち日」…株主権利(配当金)を得る事ができる最終取引日の翌営業日を指す。
「権利付き最終日」にHDVを保有している方であれば配当金を受取る事が出来ます。
「権利落ち日」に買っても配当金は受取れないので注意しておきましょう。
権利落ち日になればHDVを売ってしまっても大丈夫です。配当金は貰えます。
つまり、権利付き最終日にHDVを保有しているか・保有していないかで配当金が貰えるかどうかが決まるので、それ以前に保有していなくても問題ありません。
🟠配当金が入ってくるのはいつ?
自分の登録口座に実際に配当金が入ってくるのは支払い日から2~3営業日後です。
例えば6月の場合、実際に配当金が口座に入るのは6月19日~20日位になります。
これはHDVが米国籍のETFなので、現地での支払い確認後に証券会社が入金処理を行う事や時差などの都合上、現地の支払い日から2~3国内営業日ほど時間がかかります。
🟠配当金は幾らもらえるの?
配当金が幾らもらえるのかは投資額や利回りによって変わってきますので、過去5年間の配当利回り実績から2024年度の想定利回りを想定してみたいと思います。
HDVの過去5年間の年間配当利回り(実績)
過去5年間の平均配当利回りは3.77%です。
例えば、2024年の年間配当利回りが3.77%で100万円投資していた場合、年間の配当金は37,700円となります。
ただ、米国株式で得た配当所得には米国で10%が課税されるので実際に口座に入ってくるお金は課税額が引かれた金額です。(NISA口座の場合)
NISA口座でない場合だと米国で10%課税された金額から更に日本でも20.315%が課税されます。
ただしこれだと二重課税となるので確定申告で「外国税額控除」という仕組みを利用すれば外国で課された税額を日本の所得税や住民税から差し引く事が出来ます。
つまり米国で課税された10%分は確定申告で取り戻せるという事です。
ちなみに、特定口座(源泉徴収あり)だと確定申告は元々不要なので「外国税額控除」を利用しなくても問題ありませんが、その場合だと10%分は取り戻せません。
書類の提出などが面倒という理由で申請しない方もいますが、金額がある程度大きい場合はやらないと損しますのでやり方は知っておきましょう。
NISA口座の場合は日本では課税されず二重課税とはならないので「外国税額控除」は利用出来ません。
・HDVの配当金額(条件:投資額100万円/配当利回り3.77%)
🟠HDVの購入はNISA口座がおすすめ
HDVは新NISAの成長投資枠の対象ETFなのでNISA口座での取引がおすすめです。
ただ、新NISAの成長投資枠は年間の非課税投資上限額が240万円、非課税保有限度額が1,200万円なので、それを超える投資を行う場合は特定口座での取引となります。
長期でのコツコツ積立投資の方はNISA口座一択です。ドカンと大きい金額で購入する方は特定口座となります。
HDVと同じ位人気のVYM、SPYDも要チェック!
配当金狙いで米国株の高配当ETFを購入する方にHDVと同じ位人気なのが「VYM」と「SPYD」です。
それぞれの基本的な情報が以下の通りです。
各ETFの違いなどは別記事で解説していますので気になる方はこちらも御覧ください。
まとめ
最後にHDVの配当日をまとめておきます。
3月
購入期限:2024年3月20日(水)
権利落ち日:2024年3月21日(木)
配当支払日:2024年3月27日(水)
6月
購入期限:2024年6月10日(月)
権利落ち日:2024年6月11日(火)
配当支払日:2024年6月17日(月)
9月
購入期限:2024年9月24日(火)
権利落ち日:2024年9月25日(水)
配当支払日:2024年10月1日(火)
12月
購入期限:2024年12月16日(月)
権利落ち日:2024年12月17日(火)
配当支払日:2024年12月23日(月)
HDVは高配当な配当金が魅力なのもそうですが、連動対象の指数は財務優良企業で構成されています。
構成銘柄の比率上位にはディフェンシブ銘柄が多く組み込まれており安定した値動きが期待出来ます。
その為、リスクは極力減らしつつも配当金を狙いたい方におすすめできるETFだと思います。
もっと配当利回りの高いETFが良い!って方は「SPYD」、高い分散性&高い増配率を希望!て方は「VYM」が合っているのかなと思います。
VYMやSPYDの配当日情報なども別記事でまとめてあるので気になる方はこちらを御覧ください。
ではでは、またねー😉👋