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高配当投資信託から毎月分配金を受取るスキーム

設定から僅か40日間で純資産総額500億円を突破した爆人気の「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」

楽天証券だけでしか取り扱っていないにも関わらず40日で500億

とんでもなく人気を集めた理由はこのファンドの投資対象が「シュワブ米国配当株式ETF(SCHD)」という所にあります。

SCHDとは、簡単に言うと米国の高配当ETFの中で最も純資産総額の多い大人気のETFです。

日本からは直接投資をする事が出来ないので知名度は低いかもしれないですが、本場米国ではVYM・HDV・SPYDよりもSCHDの方が資産を集めています。

参考までに現時点(11月20日)の各ETFの純資産総額は以下の通りです。

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM):約9.30兆円

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV):約1.73兆円

SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF(SPYD):約1.08兆円

シュワブ米国配当株式ETF(SCHD):約10.13兆円

なぜ、これほど大人気なのかと言うと単純に配当利回り・増配率・経費率を比べた時に最も優位性が高いと判断されているからです。

配当金狙いの投資家にとって、まずマストでポートフォリオに組むのがSCHDと言われているほどです。

楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)やSCHDのより詳細は別の記事でまとめていますので、興味がありましたら御覧ください。

本日話したいのは、SCHDの凄さではなく『高配当投資信託から毎月分配金を受取る最強スキーム』なので、話を戻します。

実はこの投資対象を「SCHD」とする投資信託がこの度SBI証券からも運用が開始されるようになったのです。

実際の開始日は2024年12月20日(予定)

ファンド名は『SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)』
(愛称:S・米国高配当株式100)

これを受けて来年のNISA戦略を改めて見直しする方も多くいると思います。

正式名称だと長いので以下では楽天SCHDとSBI・SCHDと書きます。

この2つのファンドの違いは

『信託報酬』と『決算日』です。

楽天SCHDの信託報酬は年0.192%(税込)

SBI・SCHDの信託報酬は年0.1238%(税込)

決算日は

楽天SCHDは毎年2、5、8、11月の各25日

SBI・SCHDは毎年3、6、9、12月の各19日

そう!決算日が2つのファンドでは違うのです。

そこでピーンと来ちゃいましたね。笑

どちらのファンドも年4回決算型で月がずれている。て事は、年4回決算型で毎年1、4、7、10月が決算月の高配当投資信託を組めば毎月分配金が受取れるんです。

まぁ、毎月受取る意味はないよ!ていう方にはあまり意味のない話ですが、毎月受け取りたい!という方もいるので、そうした方向けのスキームとなります。

では、あと1つは何にするのか?
その辺りを書いていきます。

あと1つはどの高配当投資信託にする?

高配当狙いの投資信託で且つ、年4回決算型で且つ、毎年1、4、7、10月が決算月のめぼしい投資信託は以下の4つです。

・世界好配当株投信(年4回決算型)

・米国株式配当貴族(年4回決算型)

・iFreeNEXT 日経連続増配株指数(年4回決算型)

・SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)

世界好配当株投信(年4回決算型)の基本情報

信託報酬:1.21%
分配金利回り:1.33%
純資産総額:252.13億円
設定日:2004/11/26

・トータルリターン
1年:30.96%
3年:18.42%
5年:17.32%

米国株式配当貴族(年4回決算型)の基本情報

信託報酬:0.55%
分配金利回り:1.34%
純資産総額:3052.60億円
設定日:2018/11/14

・トータルリターン
1年:28.65%
3年:16.49%
5年:17.14%

iFreeNEXT 日経連続増配株指数(年4回決算型)の基本情報

信託報酬:0.451%
分配金利回り:1.42%
純資産総額:3.79億円
設定日:2023/11/22

・トータルリターン
設定来10.61%(設定1年以内)

SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)の基本情報

信託報酬:0.099%
分配金利回り:3.76%
純資産総額:814.59億円
設定日:2023/12/12

・トータルリターン
設定来15.78%(設定1年以内)

個人的には『SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)』が良いのかなと思います。

信託報酬が安く分配金利回りも高い、成長性も期待出来て純資産総額も潤沢。という事以外にも対象銘柄が日本株という点も良いと思います。

SCHDの構成銘柄は米国株となるので日本株が対象となる同ファンドであれば分散性も高まります。

ちなみに決算日は毎年1、4、7、10月の各10日です。

違うパターンも考えてみる

投資対象を同じとする楽天SCHDとSBI・SCHD、両方を購入するのは微妙かな...と思っている方であれば、信託報酬の安いSBI・SCHDを柱として楽天SCHDの代わりとなる投資信託を組入れましょう。

その時におすすめな投資信託は『SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)』もしくは『SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)』です。

SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)の基本情報

信託報酬:0.1238%
分配金利回り:1.35%
純資産総額:142.03億円
設定日:2024/01/30

・トータルリターン
設定来19.83%(設定1年以内)

SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)の基本情報

信託報酬:0.055%
分配金利回り:4.00%(想定)
純資産総額:78.77億円
設定日:2024/10/01

・トータルリターン
設定来6.58%(設定1年以内)

個人的には『SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)』に魅力を感じます。

楽天SCHDを省いたこのパターンであればSBI証券だけで完結出来ます。

AパターンとBパターンまとめ

楽天SCHDとSBI・SCHDのダブル投資する方をAパターンとし、楽天・SCHDは買わずにSBI・SCHDだけ投資する方をBパターンとします。

Aパターンの投資信託3選

・SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
信託報酬:0.099% / 分配金利回り:3.76%
決算日:1月、4月、7月、10月の各10日

・楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)/(楽天SCHD)
信託報酬:0.192% / 分配金利回り:3.50%
決算日:2月、5月、8月、11月の各25日

・SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)/(SBI・SCHD)
信託報酬:0.1238% / 分配金利回り:3.50%
決算日:3月、6月、9月、12月の各19日

Bパターンの投資信託3選

・SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
信託報酬:0.099% / 分配金利回り:3.76%
決算日:1月、4月、7月、10月の各10日

・SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)
信託報酬:0.055% / 分配金利回り:4.00%(想定)
決算日:2月、5月、8月、11月の各20日

・SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)/(SBI・SCHD)
信託報酬:0.1238% / 分配金利回り:3.50%
決算日:3月、6月、9月、12月の各19日

注意点

投資信託の分配金を受取れるのは決算日からだいたい5営業日後となります。

その為、決算日が25日の楽天SCHDでは実際に証券口座に分配金が入るのは翌月初となります。

なので厳密に言えば毎月1回の分配金ではないですが、まぁそこは...って感じです。笑


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最近、日本株もちょこちょこ再開しだして、XやYoutube、ネットなどで色々と情報収集している時に見かけたかわいい子。

わたしが日本株を触る時はけっこうその時々で話題になってる”テーマ株”を重要視しているんだけど、そのテーマ株をまとめるのが上手で早いひと。
それに分かりやすいからとても参考になる

ゆうなと同じようにX以外にもブログとかで情報発信してる子と仲良くなりたいって気持ちもあってかりんちゃんのブログを紹介中。

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