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【米国株】大麻関連銘柄のおすすめ本命株・出遅れ株

米麻薬取締局(DEA)の上位組織の米司法省が4月30日(日本時間5月1日)に大麻の規制レベルを引き下げるよう勧告した事を受けて大麻関連株に物色人気が高まっています。

これまで大麻はLSDやヘロイン等と同じ依存・乱用リスクの高い「スケジュールⅠ」のカテゴリーに分類されていましたが、依存・乱用リスクの低い「スケジュールIII」のカテゴリーに再分類するように勧告しました。

米国では既に23州で成人の嗜好品として合法化されており、医療用としては38州で認められていますが連邦レベルでは違法扱いでした。

それが今回連邦レベルでの規制緩和に動き、分類が見直されると大麻関連企業が支払う追加の税金が無くなり、関連研究の活性化や医療向けの使用拡大につながる可能性があります。

ちなみに今回の勧告には大麻を規制物質法の規制対象から完全に除外する事は含まれてはいません。

「スケジュールIII」の薬物も規制の対象です。ただ、違反した場合の罰則は「スケジュールⅠ」に比べるとぜんぜん軽いものです。

世論調査によればアメリカ人の大半が何らかの形で大麻を合法化する事を支持しているようなので、今回の勧告を足がかりにいずれは連邦レベルでアルコール飲料やたばこと同様の規制になる可能性もありそうですね。

それと、今回の勧告はもともとジョー・バイデン大統領が大麻をより低いカテゴリーへ分類するべきか調査するように!との指示を受けて動き出したものです。

バイデン政権からの後押しもあり、国策と言っても過言ではないムーブなので「大麻関連銘柄」は間違いなく今年の注目テーマの一つになると言えます。

大麻関連銘柄とは

大麻関連銘柄とは、大麻の栽培や栽培施設の建設を行っている企業、大麻製品を販売している企業、医療用大麻を取り扱う医薬品企業な大麻と関連のある企業の銘柄の総称です。

大麻に厳しい日本ではあまり馴染みがないテーマ株かと思いますが、実は日本でも大麻関連銘柄はあり、それが島津製作所です。

島津製作所は医用機器、航空機器、産業機器など幅広く事業分野を手がけていますが分析・計測機器の大手でもあります。

大麻に特化した精度の高い分析・計測機器を北米に向けて販売を行っています。

精度の低い分析機だと医療向けでない成分までも混じって計測される恐れがあるので、Made In Japanで高精度の分析・計測機器の需要があるのだとか。

米国株をやっていない方は大麻関連銘柄として島津製作所を注目してみるのも面白そうですね。

大麻関連銘柄 一覧(米国株)

大麻関連銘柄一覧

大麻関連銘柄 本命株・出遅れ株

米国株の大麻関連銘柄の本命株・出遅れ株、そして大穴株などを選んでいきます。(※主観によるものです。)

本命:ティルレイ・ブランズ【TLRY】

ティルレイ・ブランズはニューヨークに本社を置き、医療用大麻やカンナビノイドの研究、栽培、生産、流通を行う会社です。

カナダで初めて医療用大麻の栽培と販売のライセンスを受けた企業としても有名です。

売上構成は感想大麻50%、大麻抽出物49%、その他1%です。ヨーロッパでも医療用大麻を生産しています。

本命:キャノピー・グロース【CGC】

キャノピー・グロースはオンタリオ州に本拠を置き、医療大麻および娯楽用大麻の生産と販売を行っている会社です。

乾燥大麻フラワーや大麻エキス・濃縮物、飲料やグミ、電子タバコなどを提供しています。

本命:クロノス・グループ【CRON】

クロノス・グループはカナダのトロントを拠点としており、医療用や成人向けの大麻の研究や製品開発、販売、大麻由来製品の栽培などを行う会社です。

医療大麻以外にも電子タバコ、キャンディーなど消費者向け製品の品揃えも多様化しています。

本命:オーロラ・カンナビス【ACB】

オーロラ・カンナビスはカナダのアルバータ州に拠点を置き、医療用大麻製品の製造・販売を行う会社です。

乾燥大麻や大麻オイルなど医療患者向けの製品以外にも大麻生産施設の設計や大麻の育種など、屋内栽培システムやヘンプ関連食品の製造・販売も行っています。

本命:グロージェネレーション【GRWG】

グロージェネレーションはコロラド州に本社を構え、屋内水耕栽培用品販売チェーンを運営する会社です。

個人や業者向けの園芸用品を取扱いもありつつ、大麻栽培に使用する照明や換気設備などの機器類の販売も行っています。

出遅れ?:スコッツ・ミラクル・グロー【SMG】

スコッツ・ミラクル・グローはオハイオ州に本社を構え、消費者向けや園芸専門業者向けに園芸用品の製造・販売を行う会社です。

大麻ビジネスに目を付けて大麻関連企業向けや消費者向けに肥料や照明など大麻の屋内栽培に必要な製品の製造・販売も行いだしたので注目です。

出遅れ?:アッヴィ【ABBV】

アッヴィはイリノイ州に本社を置く、新薬の研究・開発・販売を行うバイオ医薬品会社です。

マリファナの合成成分を含む「マリノール」という、癌患者の治療中の吐き気・嘔吐、HIV/AIDS患者の食欲不振の抑制などに効果が期待されるカンナビノイド系の経口薬を擁します。

出遅れ?:イノベイティブ・インダストリアル・プロパティーズ【IIPR】

イノベイティブ・インダストリアル・プロパティーズは大麻企業向け施設の建設に特化した産業用REITです。

主に医療用大麻を扱う企業向けの賃貸物件の建設、開発、管理、運営などを行います。

穴?:モルソン・クアーズ・ビバレッジB【TAP】

モルソン・クアーズ・ビバレッジBは米国・カナダ・欧州等でビールを生産・販売する老舗の会社です。ビール販売の低迷を受けて大麻系飲料へ参入しています。

大麻入り飲料市場は今後拡大していく可能性が高いので大麻入りアルコール飲料を製造・販売する同社に期待です。

穴?:コカ・コーラ【KO】

コカ・コーラは以前、大麻(マリファナ)入り飲料市場に興味を示しており、大麻入り飲料製造に向けてオーロラ・カンナビス【ACB】と協議を進めていると報じられた事があります。

コカ・コーラが本格的に大麻成分入り飲料へ参入するとなると面白くなりそうです。今回の規制緩和で可能性は高くなったと個人的には思っています。

まとめ

以上が米国株の大麻関連銘柄 本命株・出遅れ株そして穴株でした。

本命・出遅れ・そして穴はあくまでゆうな個人の見解です。

日本と違いアメリカは、既に嗜好品としての大麻が解禁されている州もあり、大麻規制緩和を歓迎している市民の方が多いようです。

今回の規制緩和は危険レベルのカテゴリーを下げる勧告ですが、カテゴリーが下げられたタイミングで娯楽用大麻を解禁する州も出てくるかもしれません。

どちらにしろ大麻関連企業には追い風となるのでこの先しばらくは大麻関連銘柄に注視してみるのも面白いと思います。

では、またねー🤗🤗

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