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NISAでQQQを買っている人は損してる?「QQQM」の方が良いと思うよて話

2025年の新NISA戦略を考えている時に、ふと思った事などを書いていきます。

NISAで人気の米国ETFって何だろう?と思って調べていたら「QQQ」が、だいたい6位~8位くらいに入っているんですが、QQQの廉価版の「QQQM」は上位には入っていないんですね。

QQQを買うんだったら「QQQM」を買った方が良いので、今NISAで「QQQ」を買っている方、これから「QQQ」を買おうかな?と思っている方は以下に示す両者の違いをチェックしておきましょう。

ランキングで人気な方をそのまま買っちゃったら損しちゃいますよー、て話です。

NISAで買うなら「QQQM」

NISAで買うんだったら「QQQ」よりも「QQQM」の方が良い理由を書いていきますね。

「QQQ」と「QQQM」のベンチマークは同じ

「QQQ」と「QQQM」のベンチマークは両方とも”NASDAQ100インデックス”です。

どちらもNASDAQ100インデックスに投資成果が連動する事を目指すETFなので値動きは同じになります。

下の図は「QQQM」の設定日の2020年10月13日~2024年12月16日までの”それぞれ”の値動きを比較した物です。

値動きが全く同じなので一本の線になっているのが分かると思います。

「QQQ」と「QQQM」はベンチマークが一緒なので中身が一緒という認識でOKです。

では、何が違うの?という点を説明していきます。

✅主な違いは3点!

「QQQ」と「QQQM」の主な違いは以下の3点です。

◦経費率が異なる
QQQ・・・0.20%
QQQM・・・0.15%

同じNASDAQ100インデックスをベンチマークとする両者ですが経費率が異なります。
QQQMの方が0.05%経費率が安いのでコストを抑える事が出来ます。

◦1口あたりの単価(2024年12月13日終値参照)が異なる
QQQ・・・1口530.53米ドル(日本円で約81,463円)
QQQM・・・1口218.41米ドル(日本円で約33,537円)

1口あたりの単価はQQQの方がQQQMより2倍ほど高くなっています。QQQMの方が1口当たりの単価が安いので投資がしやすいです。

・出来高(流動性)が異なる
直近3ヶ月の平均日次取引出来高
(2024年9月16日~2024年12月13日)
QQQ・・・28,278,023株
QQQM・・・1,700,787株

出来高(流動性)はQQQの方が高いです。

NISAで買うながら「QQQM」の方が良い理由

理由はシンプルです。

QQQMの方が経費率が安いから!

中身が同じであれば、将来期待出来るリターンに差が出ないです。だったらかかるコストは少ない方がお得です。

また1口当たりの単価もQQQMの方が安いので投資しやすいというメリットもあります。

ただ出来高はQQQの方が高いですが、QQQMはQQQと比較すれば低いだけであって単体のETFで見た時に1日の出来高1,700,787株もあるETFは流動性に問題なしと言えます。

よってNISAで買付を行うのであれば「QQQM」の方が良いです。

NISA口座でなければ逆転する可能性あり!

枕詞のように”NISAで買うなら”と書いていたので勘の良い方は気付いているかもしれませんが、NISA口座でなく「特定口座」で買う場合は「QQQ」の方がお得になるパターンがあるので注意しておきましょう。

一般的に米国株を日本の証券会社で売買する時には買付手数料がかかります。

買付手数料は証券会社により異なりますが、SBI証券や楽天証券、松井証券やマネックス証券などネット証券大手はだいたい約定代金の0.45%(税込0.495%)となっています。

この買付手数料はNISA口座であれば無料としている証券会社が大半です。

なのでNISA口座で買付するのであれば買付手数料を気にする必要はなく、単純に経費率の低い「QQQM」の方がお得でした。

しかし特定口座の場合は買付手数料がかかります。

特定口座で購入する全ての米国株・米国ETFに等しく買付手数料がかかるのであれば経費率の低い「QQQM」の方がお得なのですが、そうではないのです。

例えばSBI証券では「SBI ETFセレクション」というSBIが選んだ米国ETFは買付手数料を無料とするキャンペーンを行っています。

これは他のネット証券でもわりと行われているキャンペーンで、人気の米国ETFは特別に買付手数料を無料としているのです。

この買付手数料無料の対象銘柄によく選ばれているのが「QQQ」なのです。「QQQM」はあまり対象銘柄にはなりません。

そうなってくると「QQQ」の方がお得となります。

見極めるポイント

SBI証券の場合は米国ETF10銘柄が買付手数料無料の対象銘柄に選ばれています。

楽天証券の場合は、米国ETF15銘柄が買付手数料無料の対象銘柄に選ばれています。

QQQはSBI証券でも楽天証券でも対象銘柄に選ばれています。その為、SBI証券および楽天証券で特定口座で購入を行う時には「QQQM」よりも「QQQ」の方がお得です。

買付手数料が無料となる対象銘柄は証券会社によって異なるので、自分が使っている証券会社で「QQQ」が買付手数料無料の対象銘柄となっているのかチェックしてみましょう。

対象となっている場合は「QQQ」の方がお得です。

まとめ

ちょっとややこしい感じなのでシンプルにまとめます。

NISA口座で買付けるなら「QQQM」の方がお得。

特別口座で買付ける場合どちらが得かは証券会社による。
「QQQ」が買付手数料無料の対象銘柄に選ばれている証券会社の場合は「QQQ」の方がお得。

という感じです。

ではでは、以上です。
またねー😉


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