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【全文無料】復活のバシャゼラ 2022/3/4
おひさしぶりです。ゆうも(@yuumo980830)と申します。
シティリーグ4でベスト4になった時ぶりの投稿です
前回の投稿は、いわゆる「バシャゼラ」のデッキ紹介を行いました。
既にデッキのパーツがレギュ落ちしていますが、ぜひご覧ください。
【シティリーグ4 ベスト4】バシャゼラデッキ(全文無料)2021/10/24|ゆうも|note
さて、今回はというと、またもバシャゼラに関してのnoteとなります。
前回から多くのキーパーツがレギュ落ちしてかなりの構築の変更をしなければならなかったのですが、今回投稿するデッキレシピは今の環境にも適していると思いますし、かなり安定感のあるものに仕上げることができました自信があります。
なお、私自身、シティリーグを控えておりまして、このデッキも候補の一つになっているため、この記事は冒頭の「環境とバシャゼラ」の箇所以外は有料とさせていただきます。ご了承ください。
Ⅰ.環境とバシャゼラ
1.なぜ今バシャゼラなのか?
今の環境が何を中心に動いているか、ということを考えたときに、多くの人が挙げるのは、ミュウとアルセウス主軸のデッキでしょう。
ミュウは、高い安定性と継戦能力を持ち、アルセウス主軸のデッキは特性スターバースとトリニティノヴァによってあらゆるポケモンと組み合わせることが可能となり、白馬やジュラルドン、連撃ウーラオスなどが数を増やしています。
また、連撃テンタクルやアイアントLO、最近ではゾロアークを主軸としたバレット(ミノマダムやグラエナ)も流行しており、非Vのデッキも環境の一角にあるように思われます。
そして、バトルリージョンとルカリオ・ダークライデッキの発売によって、闘・超・悪の各種色に強化が入りました。特に悪はダークパッチやヒスイダイケンキの追加によって、もともとミュウに弱点をつけていたこともあり、ムゲンダイナといったデッキが多くなってきていると考えられます。
最近のシティリーグの結果を見てもこれらのデッキが上位に入賞していることが分かります。
2月28日シティリーグ結果
— ポケカ速報@ポケモンカード探し (@pokecamatomeru) February 28, 2022
東京
1位 ジュラアルセウス
2位 カラマネロ
3位 連撃インテ
3位 白馬アルセウス
5位 リーフィア
5位 ミュウ
5位 白馬アルセウス
5位 ?https://t.co/DdM84DX4KU#シティリーグ #ポケカ
3月2日シティリーグ結果
— ポケカ速報@ポケモンカード探し (@pokecamatomeru) March 2, 2022
神奈川
1位 アルセウスインテ
2位 ドガスファイヤー
3位 ゾロミノマダム
3位 ミルタンクグラエナ
5位 白馬チラチーノ
5位 ダイケンキインテ
5位 アルセウスインテ
5位 ?
2022年3月2日のシティリーグ結果・優勝デッキレシピまとめhttps://t.co/HLacaPrIIR#シティリーグ
3月3日シティリーグ結果
— ポケカ速報@ポケモンカード探し (@pokecamatomeru) March 3, 2022
神奈川
1位 アルセウス
2位 アイアントLO
3位 ダークライ
3位 ジュラアルセウス
5位 白馬アルセウス
5位 ミュウ
5位 カラマネロ
5位 ?https://t.co/5L0joMd8IY#シティリーグ #ポケカ
2.なぜ今の環境においてバシャゼラはかくも優位性をもつのか?
さて、こうした環境の中で、バシャゼラは如何にして戦うことができるのでしょうか?いわゆる「環境デッキ」ではないため、他のデッキに対する優位性を述べておく必要性があると思います。
バシャゼラの優位性とは以下の通り、3つあると私は考えています。
1 タイプの優秀性
2 ベンチ狙撃の優秀性
3 勝ちに至るまでのルートの多さ
以下、それぞれについて解説していきます。
1 タイプの優秀性
バシャゼラは、その名の通り、バシャーモVMAXとゼラオラVを組み合わせたデッキです。デッキに入っているタイプは主に炎と雷です。このタイプの相互補完性は、完全なるタイプによる不利マッチを無くしていますし、むしろ弱点を突くことが出来る可能性すらあります。
先述の通り、最近はミュウが環境のトップにいるわけですが、バシャーモはそのゲノセクトを落とすことが出来ますし、ジュラルドンも弱点を突くことができます。また、ゼラオラはネオラントを落としながらベンチを狙撃できます。しかし、その一方で、バシャーモとゼラオラの弱点分散のおかげでこちら側はタイプ不利を押しつけられることが少ないです。
2 ベンチ狙撃の優秀性
ゼラオラは条件付きですが、バトル場に100点、ベンチに160点(190・220点)を置くことが出来る優秀な性能を持っています。
今の環境はベンチに各種のシステムポケモン(クロバット、ネオラント等)を置くことが多いのでそれを狙ってサイド2-2-2と取りきることが容易なように思われます。また、ダメカンの置き方を工夫すれば、一気に6枚取りも夢じゃありません。
このようにして自身のサイドの調整を行えるため、今デッキに入れるプレイヤーが増えているツツジの妨害を受けづらいことも利点の一つとして挙げられます。
3 勝ちに至るまでのルートの多さ
詳しくは後述しますが、バシャゼラは勝ちに至るまでのルートが他のデッキと比べても多いと考えています。
他のデッキでは、自分のしたいこと(しなければならないこと)を相手に妨害されてしまい、そのターンは動けない、といったことがあると思います。しかしながら、このデッキはあるルートを妨害されても、他の数多くのルートを選ぶ権利がこちら側に残されており、その主張を通すことが出来るデッキです。そのため、バシャゼラは能動的にゲームを進めることができるという点で優位性があると考えています。
3.なぜ、かくもバシャゼラの主張は通るのか?
以上、バシャゼラの優位性を述べたわけでありますが、このバシャゼラデッキの主張は通るのでしょうか。
特に今はマナフィを採用していないデッキが多く、ゼラオラのワザを通しやすいです。そのため、バシャーモのワザでゼラオラ二体にエネ加速が出来れば、勝ちの可能性が大いに高まります。
このように、環境に対しての通りが良く、自身の主張が通りやすいと考えております。そして、勝敗は細かいプレイングや構築の差にかかっていると言えると思います。
以下で提示している私のレシピはもちろん自信のあるものではありますが、まだ検討の余地があると考えています。
これを機にバシャゼラの更なる研究が進められれば幸いです。
謝辞 このレシピを作るにあたって「とある」デッキを大いに参考にしま した。そのため、そのデッキの優秀なプレイヤーであるリュウノさん(@ryuuno_poke) の御助力を頂きました。記して感謝申し上げます。
Ⅱ.デッキレシピ
デッキコード:XppMpS-7Z4v3c-Ryp2yX
![](https://assets.st-note.com/img/1646504772993-p7kWHBtddc.png?width=1200)
Ⅲ.採用カードの解説
・ポケモン
○バシャーモV・VMAX 2枚・2枚
このデッキのエンジンとなるポケモンです。バシャーモVMAXのダイブレイズで130点を出しながら後ろのゼラオラにエネルギーを供給します。ゲノセクトやリーフィアの弱点をつける点も優秀です。
環境にいる白馬等のデッキには一撃で殺されますが、一度ダイブレイズを言ってエネルギーを後ろのゼラオラにはることができれば、仕事を十分はたしています。
サイド落ちが怖いですが、枠の都合上2-2となりました。本来はVを3にしたいです。
○ゼラオラV 3枚
このデッキのメインアタッカーです。前100点、ベンチに160・190・220点を与えることができます。エネルギーが重いのが難点ですが、それをバシャーモのエネ加速とキバナに頼っています。
HPが210点なので、ワンパンされがちですが、一度クロスフィストを言ったゼラオラはきぜつしてもいいと考えなければなりません。
テキストが複雑で連続で同じゼラオラがクロスフィストを打っても後ろにダメージがいかないことに注意が必要。このデッキは常にアタッカーをスイッチする必要があります。
サイドに1枚落ちたときがキツイですが、3枚の採用。本当は4枚欲しい。
○チャーレムV
このデッキの隠し玉です。案外20点が残るシーンは多く(クロバットにクロスフィスト160点+ヨガループ20点等)、また、クイックシューターでの打点調整によってこのカードが活躍する機会はある印象です。
また、スマッシュアッパーもこのデッキでは意外に使います。
○メッソン・ジメレオン 3枚・3枚
前回のバシャゼラデッキとの大きな差です。前回まではデデンネGXでデッキを回していましたが、レギュ落ちのため、このメッソンラインにデッキのシステムを担わせることとなりました。
オクタンと一緒に採用するのは少し進化ラインが多く、重たい印象ですが、それぞれに役割があるので、メッソンジメレオンは3枚の採用にし、オクタンラインも採用しました。
その時々に必要なトレーナーを持ってきます。かなり難しいですが、回しているうちにパターン化されてきます。
後攻1ターンはもちろん、先攻2ターン目でも「どんどんよぶ」は言うことが多く、むしろ、このデッキでは、「どんどんよぶ」を宣言することが大事です。キバナによって、ゼラオラが「どんどんよぶ」の次のターンに起動できる可能性があるからです。
○インテレオン(うらこうさく)・インテレオン(クイックシューター)
1枚・1枚
インテレオンはどちらもこのデッキの必須カードです。回収ネットで使いまわします。クイックシューターでクロスフィストで足りない打点を補ったり、ヨガループの圏内に入れます。
どちらも2枚欲しいですが、枠の都合と円滑にデッキを回すことを考えて1-1の採用。
○テッポウオ・オクタン 2枚・2枚
れんげきサーチで必要なパーツを持ってきます。主にれんげきエネルギーやポケモンを持ってくることが多いです。
メッソンやクイックシューターを持ってくることも重要な役割です。
ミルタンクを相手にしたときは、クイックシューターのインテレオンと一緒に殴りにいきます。
○ナゲツケザル
このデッキはベンチの枠がキツく、ナゲツケザルを置いている余裕は正直ないのですが、バシャーモがきぜつした後にそこに置ければ強いので採用。このポケモンによってゼラオラが190点、乃至は220点を出すことができます。
また、ワザ「なげつける」も非常に優秀で、ダメージ調整に役立ちます。
・グッズ
○クイックボール 4枚
ポケモンを持ってくる他にもエネをトラッシュに送るという重要な役割を担っています。
○レベルボール 2枚
メッソンとジメレオンとテッポウオを持ってくる用で、用途が限られているので2枚の採用
○ハイパーボール 1枚
エネルギーをトラッシュに送りやすくするため1枚採用。ハンドが比較的細いデッキなので、それ以上の採用は難しい。
○しんかのおこう 3枚
このデッキはさまざまな進化ポケモンがいるので、かなり重要なカード。インテレオンに進化することを考えて、終盤に最低1枚は山札か手札に残しておきたい。
○エネルギー転送 2枚
このカードのおかげでジメレオンがエネルギーを持ってきます。このカードは絶対にサイド落ちしてほしくないので2枚採用。
○回収ネット 2枚
メッソンラインを回収して使いまわしたり、入れ替えたりする用。ナゲツケザルスタートなどした場合にベンチを空けるために使ったりもします。
○あなぬけのひも 2枚
このデッキの必須カード。バシャーモで130点を与えた相手のポケモンを後ろに下げてゼラオラのベンチ狙撃の対象にします。
○ふつうのつりざお 1枚
このデッキは博士の研究やボール系によって不本意に終盤必要なポケモン(チャーレムやインテレオン)を落とさなければならない場面が多いデッキです。そのため、それを山に返すことが出来るカードが要請されるので1枚採用。
○望遠スコープ 2枚
このどうぐによって、ゼラオラが190点、乃至は220点を出すことが出来るようになります。出来るだけ序盤に貼ってしまわないようにすることが大事です。
・サポート
○博士の研究 3枚
このデッキを回す上で最も重要なカードです。博士でエネルギーをトラッシュに送ることを意識するのが大切です。恐らく「うらこうさく」でもってくることが一番多いです。
○マリィ 1枚
本来は2枚の採用でしたが、ツツジの登場によって1枚に。
○ツツジ 1枚
メッソンラインのデッキに相性がいいと思っています。雪道と併せて使用することで、大体の場合相手は止まってくれます。
○キバナ 2枚
このデッキの保険的な立ち位置のカード、ダイブレイズでエネルギーを2枚加速できなかった場合や、ゼラオラを上手く相手に取られた時に必要になります。
後攻1ターン目に「どんどんよぶ」を打った後、2ターン目にクロスフィストを打つ動きも非常に強いです。
○ボスの指令 2枚
マナフィや狙いたい相手(ゲノセクトやザシアン等)を前に出します。このデッキではあなぬけのひもと同じ感覚です(クロスフィストで狙いたい相手をベンチに下げる)。
・スタジアム
○頂への雪道
このデッキは雪道で止まらないデッキなので、こちら側から張ります。特にマリィやツツジと併せて張れれば効果的です。
○みずの塔
エネルギーをトラッシュからサベージできるとはいえ、このデッキは終盤には場にエネルギーを保ちたいです。そのため、これによって逃げれれば、スムーズに試合を展開できます。
・エネルギー
○基本雷エネルギー 3枚
ゼラオラを動かす用です。また、ジュラルドンや黒馬のシャドーミストの対策の意味でもあります。
これを積極的にトラッシュに送る様に心がけると、後半、キバナを打ちやすくなります。
○スパイラルエネルギー 1枚
れんげきサーチによってサーチできますが、キバナやエネルギー転送の対象とならないので注意。
バシャーモのわしづかみを打つ時にも使います。
○れんげきエネルギー 4枚
このエネルギーによって、バシャーモもゼラオラも動きます。
このデッキはれんげきウーラオスと違い、メッソンにれんげきエネルギーを張ることに躊躇がいりません。
Ⅳ.不採用カードの検討
以下では今回のデッキレシピには入らなかったものの、有力なカードを紹介し、検討します。
多くは枠の都合で入らなかったものですが、理由あって不採用になっているものもあります。
・マナフィ
このカードを入れることでれんげきウーラオス対面を有利にすることができます。
しかし、環境にれんげきウーラオスがそこまで多くないと私は見ているので、現段階では不採用となりました。
もしも、採用するにしても、かなり運用は難しいものとなります。基本的な動きのところで後述しますが、このデッキのベンチ枠はマナフィが入る余地があるとはいえません。マナフィをベンチに置くにはメッソン1体か、ナゲツケザルを置くことをあきらめなくてはいけません。
こうしたことから、れんげきウーラオス対面では先攻をとって、こちらの主張を全力で通すしかありません。
・クロバット&ネオラント
クロバットとネオラントはどちらもデッキの安定性を高める点で優秀なカードですが、どちらもベンチを圧迫してしまうところが難点です。
メッソン1体を犠牲にした上でこれらカードをベンチに置くことで、安定性が増すのであれば採用しますが、私の感覚として、必ずしもそれが良くならないと考えましたので不採用です。
・ともだちてちょう
このデッキは博士の研究やボール系で必要なカードを落とさなければならない場面が数多くあります。キバナやボス、ツツジといった後半に強さを発揮するカードをトラッシュしてしまった場合、ゲーム後半で息切れする印象です。そのため、ともだちてちょうを入れて必要なサポートを山に戻し、うらこうさくで持ってくる、という動きが強いかと考えました。
替えるとすれば、ボス1枚かキバナ1枚の枠ですが、どちらも現物で山にあったほうが強いような気がするので今回は不採用です。
・こだわりベルト
バシャーモが160点を出すことが出来るようになるカード。バシャーモが多くのVMAXを2パンで倒せるのは強いですが、それよりも130点を当てた相手のポケモンをベンチに回してクロスフィストを打つ方が強いのではと考えたので、今回は望遠スコープを2枚採用し、本カードは不採用としました。しかし、今回挙げた不採用カードの中で最も有力なカードであると考えています。
・コルニの気合い
オクタンのれんげきサーチでドロサポを持ってきたい場面が少なからずあるので、検討の余地があります。
本カードが不採用なのは、やはり枠の都合によるものですが、メッソンラインの信頼性が高いので、うらこうさくからの博士の研究が強く使えるため、そこまで必須のカードではないのではとも考えています。
Ⅴ.基本的な動き
本章では、本デッキの基本的な動きについて解説していきます。
1.じゃんけんはどちらをとるのか?
このデッキにはじゃんけんに勝った場合、先攻と後攻のどちらをとるのか、という問題があります。どちらでもバシャゼラは戦えますが、戦い方が多少異なってきます。デッキのパワーをより出せるのは先攻ですが、安定性は後攻の方がいいと思います。
私はじゃんけんで勝った場合は先攻をとりますが、後攻でも問題はないと思います。
以下ではそれぞれの場合に即して解説していきます。
2.先攻の場合 1ターン目
先攻をとった場合、バシャーモ、メッソン、テッポウオでスタートしましょう。特にバシャーモをバトル場に出すのが好ましいです(相手のデッキがミュウならバシャーモは下げなければなりませんが)。
そして、ボール系でバシャーモ、メッソン、テッポウオを揃えます。メッソンは2体いれば完璧です。
エネルギーはれんげきエネがあればバシャーモに張ります。メッソンかテッポウオスタートであればその他のエネを貼って次のターンの逃げエネとしましょう。
→正常に進んだ場合2-1へ
→正常に進まなかった場合(バシャーモが置けなかった場合)2-2へ
2-1.先攻2ターン目 ダイブレイズの場合
1ターン目の工程を無事に踏めたら2ターン目は、ダイブレイズに向かってデッキを回していきましょう。バシャーモVMAXやエネ、そしてゼラオラ2体をベンチに展開することがこのターンのやらなくてはいけないことです。ジメレオンやオクタンの特性やトレーナーズを駆使して必要なパーツを揃えましょう。
目標とすべきは、ダイブレイズを打ち、130点を打ちながらベンチのゼラオラ2体にエネルギーを1枚ずつ加速することです(加速するエネは種類を問いません)。これを達成できれば、2ターン後には高確率で勝負に勝っています。
2-2.先攻2ターン目 どんどんよぶの場合
1ターン目の工程を無事に進めなかった場合、つまり、バシャーモを置けなかった場合はこのターンはどんどんよぶを必ず言わなくてはなりません。
このターンで揃えたいのは、バトル場のメッソンとベンチ、バシャーモ、メッソン2体、テッポウオ、ゼラオラ(ベンチの順番は出す優先度が高い順)です。
→3-1or3-2に合流
3.後攻の場合 1ターン目
後攻の場合は、かならずどんどんよぶから入らなければなりません。何がスタートであったとしても、メッソンを持ってくることができれば、このデッキは入れ替え札が少ないわけではないので、どんどんよぶを言うことは難しいことではないはずです。
なお、メッソンに張るエネは基本雷エネが望ましいです。
このターンで揃えたいのは、バトル場のメッソンとベンチ、バシャーモ、メッソン2体、テッポウオ、ゼラオラ(ベンチの順番は出す優先度が高い順)です。
→相手のターン、自分のポケモンがきぜつしていない or 必要バーツが揃っていない場合3-1へ
→相手のターン、自分のポケモンがきぜつした and 必要バーツが揃っている場合3-2へ
3-1.後攻2ターン目 ダイブレイズの場合
どんどんよぶの後は安定してダイブレイズまでたどり着くかと思います。ベンチの枠が空いていればゼラオラを二体展開し、空いていなければ回収ネットでメッソンを2体にしてゼラオラを出しましょう。
目標とすべきは、ダイブレイズを打ち、130点を打ちながらベンチのゼラオラ2体にエネルギーを1枚ずつ加速することです(加速するエネは種類を問いません)。
ここまでたどり着けば、実際問題として、先攻か後攻かは関係なくなってきます。
3-2.後攻2ターン目 クロスフィストの場合
先攻2ターン目にこちら側のポケモンがきぜつすることは珍しくありません。そのため、キバナを打つターンが生まれるわけです。特にメッソンが基本雷エネを抱えたままきぜつした場合、絶好のチャンスとなります。
キバナをゼラオラにうち、キバナによるサーチかオクタン等を挟んでれんげきエネルギーを持ってきてエネルギーをそろえましょう。そして余裕があればナゲツケザルや望遠スコープを持ってくれば相手のVポケモンをもっていけます。
そしてこのルートに進んだ場合、気を付けなくてはならないのは、バシャーモVMAXを準備しなくてはならないことです。このターンに作ったゼラオラは仮に生き残ったとしても次のターンにクロスフィストでベンチ狙撃ができませんし、多くのばあいきぜつします。そのため、次のターンはダイブレイズを打つターンとなります。
4.その後
このデッキの中盤~終盤は基本的にクロスフィストを連発します。その過程で、ツツジ等で相手を妨害したり、クイックシューターやヨガループを挟んで有利な盤面を展開しつづけましょう。
クロスフィストは上手くいけば2回の宣言で勝ちですが、3回必要な場合もあります。3回必要になった場合、ダイブレイズで2枚エネルギーを加速できていれば、キバナは1回の使用でいいですが、ダイブレイズでのエネ加速が上手くいかなかった場合、キバナでエネを加速し続けるという細い勝ち筋を辿ることとなります。
Ⅵ.バシャゼラの計算式 ― 勝ち筋の大要 ―
さて、このデッキを握るにあたって、最も重要で大変なのは、ダメカンをどのように乗せるのか、ということを常に考え続けなければならないことです。そのため、まず、このデッキにおいてどのポケモンが何点を出すことが出来るのかを正確に把握する必要があります。以下にそれをまとめておきます。
バシャーモV 50
バシャーモVMAX 60 or 130
ゼラオラV 100 160・190・220
チャーレムV 20 or 100
メッソン 20・40
インテレオン(クイックシューター) 20(特性) 70
テッポウオ 10 or 20
オクタン 50
ナゲツケザル 20・50・80
以上のようにこのデッキにはダメカンを載せることができるポケモンが多くおり、これらのダメージを把握しておくことが大事です。
特にバシャーモとゼラオラのダメージの計算は特に重要です。
130+190=320(白馬等)
130+100+100=330(れんげきウーラオス等)
60+160=220(さまざまなVポケモン)
この通り、バシャーモとゼラオラのダメカンの組み合わせで環境にいるVやVMAXのHPに達します。
そしてクイックシューターやヨガループはこれに足らないダメカンを補い、サポートします。
また、緊急避難的にその他のポケモンのワザも役に立ちます。
例:ナゲツケザル50+130+100=280(アルセウス)
これらダメカンの置き方のあらゆるパターンをデッキを回しながら覚えることが肝要です。
Ⅶ.〔附録〕バシャゼラの対策
ここでは、バシャゼラと対面した時に如何なる動きをすれば勝利することができるのか、ということをバシャゼラの使用者目線から述べていきたいと思います。バシャゼラの対策を考えることは、当然、バシャゼラ側の動きの改善にもつながると考えられますので、バシャゼラに勝ちたい人もバシャゼラを握りたい人もぜひお読みください。
バシャゼラの対策は以下の通り考えられます。
1.白馬を使用する
2.メッソンやオクタンを優先して倒す
3.ベンチ狙撃をする
4.ダイブレイズを打たれた後、マナフィを置く
5.(クロスフィストを打たれた後)もう一方のゼラオラを倒す
以下、それぞれについて解説していきます。
1.白馬を使用する
バシャゼラはバシャーモVMAXを必ず出さなければなりません。そのため、このサイド3枚がどのようにきぜつさせられるかはその後のゲーム展開を考えた際に非常に重要なタームの一つとなります。
特に白馬はダイランスを使わずともエンペラーライドでバシャーモを倒して来るので、次に130点のった白馬をベンチに下げて190点を載せることが出来ないと、非常に苦しいゲーム展開になります。また、そもそも先攻をとれていないと、バシャーモVをとられてそのまま押し負けることもありえます。
しかし、バシャゼラ側は、逆を言えば、そこまで完遂することが出来れば、白馬相手だとしても、計算上は間に合います。ここにバシャゼラ側の腕の見せ所があります。
2.メッソンやオクタンを優先して倒す
メッソンラインを採用しているデッキすべてに当てはまりますが、メッソンラインを優先して倒されると非常に苦しいゲーム展開になります。バシャゼラもそうで、それに加え、オクタンを枯らされるのもつらいです。
しかし、それらを倒されている間に、バシャーモ、そしてゼラオラの準備ができるので、一度エネルギーがそろったゼラオラが2体できれば何とかゲームを有利に進行できるかと思います。
3.ベンチ狙撃をする
2とも関連しますが、メッソンラインやオクタン、そして準備しているゼラオラ等を同時に倒されるのが、このデッキは厳しいです。そのため、マナフィの採用が検討されるわけです。
4.ダイブレイズを打たれた後、マナフィを置く
バシャゼラ側はマナフィは、一回目のダイブレイズでボスで呼んで倒したいです。そのため、マナフィをダイブレイズの後におければ、クロスフィストを言うのが1ターン遅れることになります。
バシャゼラ側はボスでマナフィを呼んでもう一度ダイブレイズを言うことになりますが、もう一度エネ加速が出来るので、その後のプレイング次第でどうにかなることもあります。
5.(クロスフィストを打たれた後)もう一方のゼラオラを倒す
ゼラオラのテキストをよく見ると、「このポケモン以外の「れんげき」のポケモンがワザを使っていたなら」とあります。そのため、バシャゼラ側にゼラオラが2体(エネ付き)出ており、クロスフィストを言われてしまった後、ベンチにいるゼラオラを倒すことで、次のターンのクロスフィストを防ぐことができます。
バシャゼラ側はそうされた場合、バシャーモで殴るか、もう一体ゼラオラを置いてキバナで起動させる他はありません。そのため、かなり厳しい戦いを強いられます。
以上がバシャゼラの対策として考えられます。
Ⅷ.〔追記〕来月以降の環境について
先日、新弾「タイムゲイザー」と「スペースジャグラー」のカード、ディアルガVstarとパルキアVstarが発表されました。4月8日の発売ということで、来月には大きく環境が変化していることが予想されますが、このバシャゼラデッキはディアルガとパルキアの双方の弱点を突くことが出来るなど、来月以降の環境でも戦える、あるいは益々戦えるようになることが考えられます。
来月以降、考察に変化などありましたら、またnoteにて述べたいと思います。
Ⅸ.おわりに
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。毎回書くことですが、バシャゼラデッキは環境に適しており、ある程度戦える上、とてもかっこよく楽しいデッキです。そのため、多くの人に使ってもらって様々な形が生まれていって欲しいです。
ご質問ご意見等なにかありましたら、Twitter(yuumo980830)までお願いします。
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