【シティリーグ4 ベスト4】バシャゼラデッキ(全文無料)2021/10/24
おひさしぶりです。ゆうも(@yuumo980830)と申します。
去年のシティリーグシーズン1以来の投稿で、このアカウントでは初めての投稿となります。
今回は、2021/10/24にバトロコ水戸店で行われたシティリーグ茨城にて、バシャーモとゼラオラを主軸としたデッキ、所謂「バシャゼラ」デッキを用いて、ベスト4に入賞することが出来ましたのでそれについての記事となります。
↓以前の記事です。
本稿では、僕の握ったバシャゼラデッキや当日のマッチアップ等を解説していこうと思います。
Tierの上位に位置するようなデッキではないですし、正直自分でも望外な成績ですが、自信のあるデッキとなってます。なお、全文無料投げ銭方式で、目次もつけておくので気になるところだけでも読んで頂けると嬉しいです。
1.環境予想とデッキ選択
今回のシティリーグシーズン4では開始直後からあらゆるデッキが上位に入賞し、環境の考察は極めて難しいものとなっていました。
特に直近のシティリーグではミュウVMAXを主軸としたデッキやクワガノンデッキら新興のデッキを抑えて三神ザシアンやルカメタザシアンといった旧くからのデッキが上位に入賞するなど環境の入れ替わりが激しいと感じました。
僕は前々日にシティリへの参戦が決まったため、非常に準備不足であったので、直近の上位入賞デッキに最低限抗えるようなデッキを持って行くことにしました。
特に今はザシアンやミュウVMAXを主軸とするデッキに入っているゲノセクトなど、鋼タイプのポケモンが多いと感じ、これに弱点を突ける炎デッキが良いのではないか、また、れんげきウーラオスVMAXの減少からミュウ(ベンチバリア)を採用するデッキが少なくなっていると考えました。
以前、僕は「漆黒のガイスト」発売以降、ゼラオラVとバシャーモVMAXを組み合わせたデッキを用いて遊んでおり、そこそこの成績を残すことが出来ていました。
しかし、その後の白馬デッキ(スイクンも加え)が流行りはじめ、また、れんげきウーラオスの全盛もあり、思うような成績を残すことが出来なくなっており、一度デッキも解体してしまっていました。
しかし、今のこの混沌の環境においては、ある程度戦うことが出来るのではないか、と思い、再構築を施した上でシティリに持ち込むことにしました。
次節では詳しいデッキレシピや採用カードの解説を行います。
2.デッキレシピ
↑これが、当日僕が持ち込んだバシャゼラデッキとなります。
カード解説
ポケモン
〇バシャーモV×3・バシャーモVMAX×2
このデッキのエンジンとなるポケモンです。バシャーモVMAXのダイブレイズで130点を出しながら後ろのゼラオラにエネルギーを供給します。
基本的に一試合に一体いれば良いので、枚数を3枚と2枚と絞りました。しかし、二体目のバシャーモが要請されるシーンもあり、本当はVMAXも3枚欲しいのですが、今回は枠の都合上このようなかたちとなりました。
〇ゼラオラV×3
このデッキのアタッカーです。条件付きですが、前100点、後160・190・220点を出せる強力なワザを持っています。とにかく、このデッキはこのクロスフィストを通すことが出来るかがカギとなっています。全力でこの主張が通るように立ち回らなくてはなりません。
このベンチに190点が非常にバシャーモのダイブレイズ130点と嚙み合いが良く、あわせて320点という大体のVMAXを倒すことが出来ます。
ワザの条件との関係もあり、2ターン目までにベンチに二体を展開するのが理想的なので、3枚の採用となりました。
〇チャーレムV
今回の工夫①です。今の環境にはHPが150のクワガノンがおり、バシャーモの130点で倒しきれないため、対クワガノン戦では苦戦することが多かったです。そのため、この足りない20を充当しつつエクストラターンを得ることが出来るこのチャーレムを入れることで対クワガノン戦を優位に進めることが出来ます。また、スマッシュアッパーもクワガノンを弱点でワンパンできます。(しかし、今回のシティリではクワガノンにあたらなかった上、他のデッキ相手の際に殆ど使うことはありませんので要検討ではあります。)
〇テッポウオ×2・オクタン×2
このデッキの潤滑油となるポケモンです。れんげきサーチによって必要なカードを持ってきます。体感、れんげきエネルギーやみずの塔をもってくることが多いです。
〇ミュウ
このデッキは如何に前のバシャーモがベンチのゼラオラを守り、育てることができるかにかかっています。そのため、クワガノンのエレキブラスターやれんげきウーラオスのキョダイレンゲキ等を防ぐ必要があります。そのため今回は採用することにしました。
〇ナゲツケサル
先述の通り、このデッキはゼラオラが190点を出すことによってVMAXを倒すことをねらいとしたデッキです。そのため、望遠スコープかナゲツケサルが必要となり、特にナゲツケサルはれんげきサーチで持ってくることができるので重宝します。
〇デデンネGX×2
このデッキはダイブレイズによってエネルギーをトラッシュからサベージすることでゼラオラを起動させます。そのため、一度エネルギーをトラッシュに送る必要があり、そのためクロバットのナイトアセットよりデデンネによるデデチェンジが必要となります。また、終盤に必要なカードを山から持ってくる際にも活躍します。
〇ワタシラガV
今回の工夫②です。ハッピーマッチによってもってきたいサポートとしてはボスの指令、モミ、キバナがあります。特に後二者はピン刺しとなって居り、必要な時に無いことが多く、また序盤にトラッシュしてしまうことが多いカードです。そのため、これを拾うことが出来るワタシラガを入れることによって、デッキの終盤力を高める狙いがありました。
グッズ
〇クイックボール×4
文句なしの四枚採用。
〇ポケモン通信×2
比較的進化ラインが多いデッキなので、採用。
〇しんかのおこう
バシャーモVMAXとオクタンを持ってくる用。2枚採用したかったですが、枠の都合上1枚。
〇あなぬけのひも×3
このデッキの隠れた主役。このカードによってバシャーモから130点をもらった相手のポケモンを後ろに回し、ゼラオラのクロスフィストの対象とすることが出来る。またみずの塔が出ていないときの入れ替え手段としても重宝します。
〇リセットスタンプ×2
スタンプは二枚採用以外ありえない。
〇望遠スコープ×2
このカードによってゼラオラの火力を底上げすることが出来る。しかし、持ってくる手段が少ないため、二枚採用することで手札に来る確率を増やしました。
サポート
〇博士の研究×4
文句なしの四枚採用。先述の通り、このデッキはエネルギーをトラッシュに送らなければなりません。博士でエネルギーを巻き込むことを意識すれば潤滑にデッキが動きます。
〇マリィ×2
博士だけではドロサポが足りないため採用。
〇コルニの気合い×2
博士だけではドロサポが足りないため採用。またれんげきサーチで持ってくることも出来るため便利。
〇ボスの指令×3
ミュウ(ベンチバリア)が出て来たときにすぐに対応できるようにするため三枚採用。また、狙った相手にダイブレイズ130点やクロスフィスト100点を当てたいときに確実に手札に欲しいため。
〇キバナ
今回の工夫③です。もしもダイブレイズでのエネ加速が不十分でゼラオラにエネルギーが供給できていない場合になっても、ゼラオラを急発進させることが出来るようになるため採用。また、デデンネに使ってビリリターンGXの筋も狙うことが出来ます。本来は2枚採用したいですが、枠の都合上1枚採用。
〇モミ
今回の工夫④です。このカードを中盤に手札に引き込むことが出来れば、バシャーモを長生きさせることが出来ます。それによって大体1ターンが生まれますが、この1ターンは値千金です。
スタジアム
〇みずの塔×2
バシャーモやゼラオラを自由に入れ替えることが出来ます。3枚欲しいですが、雪道との兼ね合いもあり2枚採用。
〇頂への雪道×2
今回の工夫⑤です。ミュウVMAXを主軸としたデッキやこのデッキが苦手な黒馬デッキに対抗するために採用。
エネルギー
〇れんげきエネルギー×4
文句なしの四枚採用。
〇スパイラルエネルギー×2
れんげきサーチで持ってくるエネルギーとして重宝します。しかし、基本エネとの兼ね合いもあり2枚採用。本来は3枚採用したい。
〇基本雷エネルギー×4
今回の工夫⑥です。キバナの起動を狙ったため、黒馬のシャドーミストに対抗するため、環境に増えてきているジュラルドンVMAXに対抗するためなどの様々な理由から4枚採用。
〇ウィークガードエネルギー
今回の工夫⑦です。最近はやっている白馬スイクンに少しでも抗うために採用。ゼラオラにつけてれんげきウーラオスの攻撃を耐えることも出来ます。(しかし、これを採用しても対白馬の勝率は1-9が2-8になる程度で正直あまり旨味がありません。要検討だと思います。)
3.基本的な動き
序盤
序盤はバシャーモVとテッポウオを展開できればよく、それが最低限の動きとなります。
デデンネによってエネルギーをトラッシュに送ったり、ゼラオラを展開するのも重要ですが、あまり急ぐ必要は基本的には無いと考えています。
しかし、黒馬デッキ相手の場合、1ターン目にバシャーモVにエネルギーを貼れないとシャドーミストを連打され、厳しい展開となります。この場合は何が何でもバシャーモとエネルギーを確保しに行かなくてはなりません。
中盤
中盤はれんげきエネを付けたバシャーモVMAXとオクタンを展開し、トラッシュに2枚のエネルギーを送り、ゼラオラを二体ベンチに並べれば合格です。そしてダイブレイズを言うことが出来れば作戦は成功と言えます。
しかし、これが達成できる確率は体感で大体60%くらいです。トラッシュにエネがなかったり、ゼラオラが1体しか展開出来ないなどのことは多くあります。
終盤
ゼラオラにエネルギーがたまった状態になれば、既に試合は終盤に突入しています。大体2ターン目に最良の状態でダイブレイズを言ってから2~3ターン後には試合の決着がついています。
終盤はひたすらゼラオラのクロスフィストを通していきます。しかしゼラオラのクロスフィストは条件が付いていますので、これに注意しなくてはなりません。また、どこに160~220点を撒くのか、誰に100点を受けさせるかなど様々なことを考える必要があります。これは臨機応変に考える他ありません。
デデンネやワタシラガ、あるいは博士の研究などを駆使して、必要なカードを必要なタイミングで手札に揃えることを意識しながら戦うことが重要です。
4.シティリーグ当日のマッチアップ
予選
1回戦 ミュウ〇(6-5)先
2回戦 れんげきウーラオス〇(6-3)先
3回戦 黒馬〇(6-4)後
4回戦 黒馬×(0-6)先
予選3位通過
決勝トーナメント
1回戦 黒馬〇(6-0)先
2回戦 黒馬(予選4回戦と同じ人)×(1-6)
戦績 4勝2敗
主に仮想敵として、三神ザシアンやクワガノンといったデッキを意識していましたが、当日は苦手な黒馬が多くなりました。それでも、黒馬相手に2-2の成績となり満足しています。また、1回戦目はひどいプレイングでしたが、意識していた相手であったのでそれに勝利できたことはよかったと思います。
5.おわりに
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。バシャゼラデッキはとてもかっこよく楽しいデッキなので多くの人に使ってもらって様々な形が生まれていって欲しいです。
ご質問ご意見等なにかありましたら、Twitter(yuumo980830)までお願いします。
最後に当日対戦してくださった方々、大会を運営してくださったジャッジ・スタッフの方々、ありがとうございました。
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