プチ断食やってみた、すっきりしたあ!

私は日頃、一日二食ですごしていて、間食もほとんどしないという生活に落ち着いています。
いつごろからこうなったのかちょっとおぼえていないんですが、人間ってそんなにたくさん食べなくても健康に生きていけるんじゃないかという実感があったからです。

たとえば、修道士とか禅僧とか、修行中の人はとても限定された食事をしています。

修行生活では、最初のころ、一時的に栄養不良におちいるとか、なにか健康上の問題が起きることがあると聞いたことがありますが、それを乗り越えると元にもどり、そしてとても健康になっていくらしいのです。

人類は数百万年というその歴史のうち、近年の数千年ばかりをようやく「飢餓」から開放された生活を(一部では)獲得していて、とくに現代生活では「飢餓」どころか「飽食」の時代になっています。
しかし、基本的には「飢餓」ベースで生き残ってきたのが、ヒトという生物種であるといえます。
たぶん、いつもお腹がすいている状態が、もっとも能力を発揮したり、いきいきとしていられる状態なのです。

自分に振り返ってみると、お腹いっぱいのときは俊敏さ、鋭敏さが損なわれていますし、眠くなったり、たしかにやる気が出なかったりします。
もっとも、プチ断食をやってみようと思ったのは、そんな理由ではなく、たんに知り合いがやっているのを見て、なんとなくつられてやってみようと思っただけです。

斯波すみれさんは全国の断食道場のようなところをまわるのが好きで、それをブログに書いています。
しばらく休んでいたらしいんですが、また再開したいということで、先日もふたつの施設を訪問して、その感想をフェイスブックにシェアしてくれました。
それがおもしろくて、しかもメニューとか時間割を教えてくれていたので、私もちょっとやってみようと思ったのです。

断食といっても完全に食を断つものではなく、だれでもちょっとやれそうなものです。
私の場合、まずは朝食を断ちます。
そのかわり、野菜ジュースを飲むといいらしいんですが、手元になかったのでふつうにお茶とかコーヒーを飲んでました。
とくに支障はありません。
ちょっとお腹はすくけど。

野菜ジュースもオーガニックなものがいいとのことですが、これはあらかじめ調達しておいたほうがいいですね。
ジューサーやミキサーがあれば自分で作るのが一番いいでしょう。

お昼に軽く食事します。
いろいろこだわりをいえばあるんでしょうが、私の場合はごく気楽に、いつも食べている分量をうんと減らしてごく軽く、という感じで。
とくに糖質はなるべく摂らないようにしました。
生のキュウリとゆで卵と味噌汁、みたいな。
味噌汁の具は玉ねぎとワカメ。

昼はこれだけ。
夜は食べません。
もともと食べないので平気です。
でも、いつもどおり、ちょっとお酒を飲んだりします。
ウイスキーをショットグラスに1、2杯。

これを5日間つづけてみました。
おどろいたことに、まったく体重は落ちませんね。
安定はしたけれど。

そして4日めに、大量の宿便が出ました。
いやー、これはすっきりした。
身体のなかがきれいになった実感があります。
こんな楽で気持ちのいいプチ断食なら、ときどきやってみようかなと思います。

回復食はだいじに、慎重に、といわれましたが、あんまり気にせずに、いまはすっかり元にもどってます。
とはいえ、食事にたいする意識は前より敏感になったかもしれません。
みなさんにもおすすめです。

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