富士見台までいきいき音読ケアワークに行ってきた
2016年8月19日、金曜日午後。
国立に越してからはじめての、富士見台でのいきいき音読ケアワークの日でした。
音読療法士の野々宮卯妙とふたりで行ってきました。
これまでは世田谷羽根木から井の頭線で渋谷に出て、山手線で池袋、そして西武池袋線で富士見台まで行っていたんですが、国立からだとどういうアクセスがあるんだろう。
と思っていたら、友人が車を貸してくれるというので、車で行ってきました。
車だと西から東へ、ほぼまっすぐ。
富士見台は遠いと思っていたけれど、国立はさらに遠いということを実感。
富士見台ですら都心に近いと感じてしまいます(そりゃそうだ、練馬と中野の境界ですからね)。
今回は参加者がけっこう多くて、女性が17名、男性が6名、付き添いの方が3名くらいいらして、そのうちワークに参加できない寝たきりに近い方も何人かいらっしゃいましたが、聞くところによるとそれでも呼吸法で参加したり、声を出したりすることもあるということです。
みなさんが集まる前は、例によってバカ話で雑談。
これは私の得意とするところで、比較的元気な方とあらかじめ座を温めておきます。
お年寄りを「ボケている」とか「できることが少なくなっている」などというふう見ずに、人生の先輩として尊重し、興味深いお話を聞かせてもらえる相手として接することを、私は大切にしています。
そのことはみなさんに自然に伝わるんでしょうね、すぐに打ちとけて、いろいろな話をしてくださいます。
みなさんが集まったのを見計らって、野々宮にリードしてもらって、自己紹介から音読療法の説明などをおこないました。
それから最初はまず、呼吸法。
その効果の説明をしてから、ホールブレス、ストレッチブレスと進めていきます。
いつものことですが、みなさんの顔がすぐにいきいきと上気していきます。
こちらもすぐに汗ばんでくるほどです。
そのあとははしょりますが、発声、発音練習、そして音読エチュードと、音読療法のケアワークの手順で進んでいきました。
今回使ったテキストは文部省唱歌の「われは海の子」です。
これがなかなか味わい深い歌詞で、みなさんと冗談をいいあいながら、ああでもないこうでもないとわいわいやるのが楽しかったです。
また味わいながらいっしょに読みあげたり、リズム読みで遊んだりしたのも楽しかったですね。
最後は私のピアノ伴奏で全員で歌いました。
このホームにはグランドピアノがあって、いつもこれを使わせてもらうのです。
今回は時間が押してしまったのでやらなかったですが、余裕があるときには季節の唱歌のメドレーを聴いてもらったりすることもあります。
終わってみたら、1時間を超える濃密なセッションになり、リードするこちらもへとへとになるほど集中しました。
疲れたけれど充実感をおぼえて会場をあとにしました。
音読療法に興味がある方はぜひお知らせください。
音読トレーナーもしくは音読療法士として社会貢献を仕事にする道を、ともに歩む方を歓迎します。
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