世田谷・野毛〈楽ちん堂〉共感カフェでは思春期の子どもについての話

2018年7月17日(火)正午から、2回めとなる世田谷・野毛の〈楽ちん堂〉での共感カフェに案内人として参加してきた。
世話人は小浜華子さん。

正午から、というのは、楽ちん堂の名物であるレモンカレーをいただきながら、という参加条件があったからで、しかもこれはおすすめ。
レモンシロップを作ったときに漬けこんであったレモンがそのままカレーにはいっていて、ちょっと独特だけどおいしいのだ。
私は今回は迷わず「大盛り」を注文した。

今回は参加者は少なく、ゆっくり、じっくりと話を聞いたり、共感的コミュニケーションについて学びあったりできた。
とくに家族との関係についての気がかりについて、ゆっくり話ができたのがよかった。

まず出てきたのは、思春期に差しかかった子どもとどのように接すればいいか、という問題。
自分たちも通過してきた年齢だが、自分たちがどうであったのか、けっこう忘れてしまっている人が多い。

気難しく、反抗的で、問題が多く、扱いにくいと思っている人が多いようだが、そこにもかならずニーズがある。
彼ら・彼女らは、なにか必要があってそのような言動をしているのだ。
それを受け取れるかどうか、あるいは共感的に聞けるかどうか、またそのときもこちら側のニーズにもつながりつづけ、自分自身であること、プレゼンスを持ちつづけることができるかどうか、ということが大切なる。

これはちょっと難しいことかもしれない。
一見、反抗的な態度で乱暴なふるまいをしている子どもを相手にしたとき、こちらはなんとか収まってほしい、こちらのいうことを聞いてほしい、コントロールしたいという欲求が生まれる。
しかし、それでは子どもも安心できず、ますます反抗的になるばかりだ。
つまり、「助けて」というメッセージを強くするばかり、という意味だが。

思春期の子どもは「自立したい」「ひとりの人間として尊重を持って接してほしい」というニーズと同時に、「理解してほしい」「サポートが必要」というニーズも持っていて、そのはざまで揺れ動いていることが多い。
そこに目を向けられるかどうか。
そしてこちらがどれほど(子どもがどんな状態であれ)つながりを大切にしているか、そのニーズにつながり、手放さずにいられるかどうか。

楽ちん堂ではほかにも、パートナーとの関係や自分自身とのつながりについても話ができた。
ご参加いただいた皆さん、あたたかく迎えてくれて、また熱心に参加していただいてありがとう。

楽ちん堂共感カフェは、次回をもって全3回が終了となる。
次回・9月7日にご都合つく方は、どうぞご参加いただきたい。

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