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共感的コミュニケーション〔実践編〕

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2019年6月の記事一覧

「筆記」のパワー/書く習慣で毎日をクリアにすごす

最近——にかぎらないかもしれないが——書くことがあらためて注目されている。
仕事のこと、自分の人生や日常のこと、心の問題、人間関係など、書くことがさまざまな問題を解決することに力を発揮する。
それは書くことを仕事として毎日あたりまえにおこなってきた私でも、あらためてそう感じる。

仕事というが、そもそも書くことを仕事としてはじめたわけではない。
小学生のころの作文や日記からはじまって、手帳、メモな

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共感文章もしくは共感手帳術のプラクティス「ニーズの遠景、近景、体景」

NVC(共感的コミュニケーション)でいうところの「ニーズ」は、「いまこの瞬間」の自分の身体的実感につながっている必要性や価値観、大事にしたいことをつかむことが基本だ。
ニーズは観念やイメージ、思考の産物ではないということだ。
これはとても重要なポイントで、論理的な理解が容易なNVCの学習者がおちいりやすい罠でもある。
思考や観念的なイメージで「自分のニーズはこれだな」と言語化できてしまうのだが、本

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ひさしぶりの共感文章講座

オンラインの共感文章講座を前半と後半の2回に分けて、ひさしぶりに開催した。
定員いっぱいのご参加をいただき、感謝。

前半が「自分を読むために書く」、後半が「自分を伝えるために書く」というテーマでおこなった。
いずれもNVCをベースにしているが、私独自の工夫も加えてある。

前半は「自己共感」を書くことによって練習し、強化する方法。
NVCといわなくても、人は生きていく上で、個々人がまず自分自身を

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「書く」「文字化(可視化)」することの威力を知ってもらいたい

自分が物書きだからいうわけではないのだが、「書く」という行為にはかなりパワフルな効果がある。
逆に、物書きなので書くことがあたりまえの行為になっていて、あらためてそのことに気づくことができなかった、ということがある。
あらためて「書く」という行為を見つめなおしたときに、気づいたことがたくさんあるので、それについてみなさんにシェアしたいと思っている。

NVCのセッションで、
「なんとなくもやもやす

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