2016年4月の記事一覧
「スペースのニーズ」の内容を検証してみる
だれもが多かれ少なかれ、自分ひとりで静かに安心してすごせる場所を必要としています。
そこですごす時間を含めて「スペースのニーズ」といいます。
私にもスペースのニーズが強くあって、だれにも邪魔されず、休んだり、好きなことをしてすごす自分ひとりになれる場所を必要としています。
かつてはその場所について「ここでなければならない」とか、「こんな空間でなければならない」というイメージに固執していて、それ
ラベリング(レッテル張り)は楽しいよね
「男ってさ、みんなコドモだよね」
「あなたってB型っぽいよね」
「ゆとり世代ってのはマイペースすぎない?」
ある傾向のある人たちをひとくくりにしてレッテル張り(ラベリング)するのは楽しいですね。
とても盛りあがります。
共感的コミュニケーションでは、ラベリングについては注意を払うようにしています。
ある人になにかのレッテル張りをしたとき、その人についてそのレッテルしか見えなくなり、いまこの瞬間
ボイスコーチングやってます
あまり表看板としてでかでかと掲げていないのですが、昨年からスタートした個人セッションのボイスコーチングは、時々依頼がやってきます。
とくにこのところ便利になっているオンラインでのセッションが増えてきています。
なにが便利かというと、パソコンを持っていなくてもほとんどの方がスマートホンやタブレット端末を持っておられるので、それで簡単につながることができるということです。
それらにはカメラもマイク
NVCカフェ研究会あらため共感喫茶的研究会(仮称)、本格始動
私は数年前から、共感的コミュニケーションを学びシェアする場を「お茶会」のような気楽さでやりたいという思いから、「共感カフェ」と称して勉強会をあちこちで開催しています。
羽根木の家をはじめ、カフェ・オハナやステイ・ハッピーなど本物のカフェや、草加市まで出張しての開催も含めて、現在、月に5~6回くらいやっています。
最近では、さらに気楽に参加してもらいたいという思いから、自宅にいながらにして、あるい
不謹慎だと他人を糾弾する人たち
これまでにも何度か覚えのあることですが、なにか大きな事件や災害があると、自分たちのイベントを「自粛」という形で中止する人々がぞろぞろとあらわれます。
災害救助などに直接影響のあるイベントなら理解できるのですが、それを中止してもなんの影響もないでしょう、というようなものまで「自粛」されます。
どうやらそれは、
「あそこの人たちが大変なめにあっているときに、自分たちが好き勝手なことをやっていては申し訳
だれかのふるまいが許せない、と思ってしまったとき
付き合っている相手の食事のマナーが悪くて、嫌悪感をもよおす。
上司の電話応対の言葉使いが気になってイライラする。
いつも行く定食屋の主人があまりに無愛想で腹が立つ。
こんなとき、あなたはどうするだろうか。
マナーを注意する?
上司に苦言を呈する?
客としてクレームをつける?
いずれも対立が生まれたり、関係が悪化したりする可能性がある。
では、どうすればいいのか。
そもそもこちらが相手にたいし
「それはおれの仕事じゃない」のニーズ
私も時々いいそうになってしまったり、実際にいってしまったりすることがあるけれど、なにか(自分にとって)つまらない仕事をいやいややっているとき、
「これは自分の仕事じゃないよな」
と思ったり、表明してしまうことがある。
そんなときの自分のニーズはなんだろうか。
と探す前に、そのときの感情を見てみよう。
つまらない、ちょっと憤慨している、理不尽を感じている、もったいない、いらいらしている、窮屈だ、孤
その場にいない人の悪口をいう人の話を聞く
ある人がその場にいない人の悪口をいっているのを聞くと、つらくなることがある(つらくならないこともある)。
ひょっとしてその人は、自分がいないところでは自分の悪口をいっているのかもしれない、などと想像してしまう。
あるいは卑怯な感じを受けて、いたたまれなくなるのかもしれない。
そのときに損なわれている自分のニーズはなんだろうか。
すべての人が陰口など叩かれずに正当に扱われること――公平さや誠実さが
コーヒーがおいしいかまずいかは問題ではない
先日の草加〈Jugem〉共感カフェで勉強会がおよそ終わり、最後に感想やや質問がないかみなさんに訊いていたときのことだ。
会の主催の川崎実雪さんが、こういった。
「今日も盛りだくさんに勉強しましたが、みなさんにお出ししたコーヒーが薄すぎてまずくなってしまった、みなさんに申し訳なくて、そのことがずっと気になってました」
そんなことを気にしてたのか、だれもそんなこと気にしてないし、コーヒーも充分におい
なにかを体験するときに起きているさまざまなこと
NVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)のつながりのプロセスは、ごく簡単に「OFNR」とまとめられている。
Observation(観察)
Feeling(感情)
Need(ニーズ)
Request(リクエスト/お願い)
私がこれを共感的コミュニケーションとしてシェアするときはもうすこしちがう表現を使うこともあるが、原理としてはおなじだ。