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レビュー / 映画『イン・ザ・ハイツ』今ある日常を最高に愛して楽しむ ★4.2
さいっっこうだった…………その陽気さを人生の青写真にしたい作品である
一緒に観ていた友人とエンドロールの音楽でノリながら「こういう人生にしようぜ!」と確かめあったのも含めて最高だったんじゃ〜
▼あらすじ
ずっと思い描いてきた理想の暮らし、それはウスナビにとっては幼少期に離れた故郷ドミニカ。青い海、青い空、年中燦燦と太陽光が降り注ぐ常夏の国。かたや今ウスナビが暮らす場所は、NYの移民街。みんなが生活のために毎日あくせく働いている忙しない街だ。
でも、それでも。店に来てくれるお客と軽口を交わしたり、暑い日には店を早仕舞いして友達と泳ぎに行ったり、気になるあの子とデートをしたり。そんな日常こそが、実は何よりも尊いものなんだ。そんなことに改めて気づかせてもらえる映画だった。
ドミニカに帰れば夢のような生活が待ってるような気がしちゃうけれど、実際に帰ってみたら、きっとその生活が日常になって、今と本質的には大差ない日々を送ることになるに決まってる。友達と遊んで、好きな子とデートして、飯食って風呂入って寝る。人生そんなもん。場所を変えただけで、自分も生活もそんなに劇的に変わるわけじゃない。非日常は、自分の手の中にないからこそ非日常なのであって、手に入れた瞬間に、それは日常になってしまう。だからやっぱり大事なのはいまこの瞬間に自分の手の中にあるものを愛して味わい尽くして楽しむことだ。それが唯一かつ最善の人生の過ごし方なんだって思う。
ラテン系のノリいいなあ、みんなハッピーパリピすぎるよ。ラテン系の国に行ったことないからわからないけど、本当にあんな感じなのかしら?(死ぬまでに絶対に行く)みんな恋愛に積極的で情熱的なのも生命力!って感じがしていいなぁ
わたしも日常のなかに音楽がある人生にしよう〜
2022年2本目