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作品画像の無断転載防止のためにする基本的なこと

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こんにちは!
フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェです。


本日の記事は
作品画像の無断転載防止のためにする基本的なこと

作家、クリエイター、イラストレーター等々の永遠の悩みと言っても過言ではない画像の「無断転載」。無断転載防止のために出来ることで、私の知っていることを書きたいと思います。

20200405む


画像を無断転載されるとどんな事があるの?何が困るの?


まず、 「画像を無断転載されるとどんな事があるの?何が困るの?」という点ですが、最悪の場合「犯罪に巻き込まれる」ことです。

仮に作家さんをAさん、Dさん、通販サイトをB、Cとします。

例①詐欺


通販で作品を販売している作家さんのAさん。
ある日突然お客様から「入金したのに発送されない!」とご連絡がありました。
サイトを確認してもご注文履歴なし。なぜ?と思っていたところ、
ファンの方から「海外の通販サイトBにAさんの画像が使われている」と報告を受けます。お客様は通販サイトBでご注文をされたという事でした。
Aさんの作品画像が詐欺行為に使われてしまった例です。


例②高額転売

受注生産で作品を販売しているアクセサリー作家さんのDさん。
通販サイトCに作品画像を無断転載され、販売(高額転売)をされてしまいました。
通販サイトCのページには「予約受付中」「受注後1か月程度お時間頂きます」と書かれていました。
Dさんは通常、受注から二週間で納品をしていました。
流れとしては…
お客様→通販サイトCに注文→通販サイトCからDさんに注文依頼→
Dさんから通販サイトCに納品→通販サイトCからお客様に納品


例③無償での仕事

イラストレーターさんの間でよく見かける話です。
普段はイラストで仕事をしているにも関わらず、作品画像を無断使用され
グッズやプライズの商品にされてしまう。
そしてその商品で何かトラブルがありイラストレーターさんに連絡が行きそこで無断転載が発覚する…というパターン。


その結果…

・作品画像を勝手に使われて嫌な思いをしてしまう
・揉め事に巻き込まれ、解決に時間がかかってしまう(=活動の時間が減る)
・何も悪くないのになぜか謝らければいけなくなることになる

極力、避けたい問題です。さて、何をしたら防止になるのでしょうか?




作品画像に名前・URLを入れる


まずはこちら。

自分のメインのアカウントのURL、出典元(ブログ等)のURLを入れる。オススメ。入れるだけで抑止力になります。画像の文字がきちんと読める状態であると、画像検索時に引っかかってきます。
(※以下記載の「サイン・ロゴを入れる」と違う点)

また、作品画像に名前を入れているにも関わらずトリミングして無断転載された場合、
氏名表示権同一性保持権、二つの侵害を主張できることも◎


アカウント名を入れるだけじゃ駄目なの?


例えばネットで誰かがその画像を見つけた際に「これはツイッターのアカウント?インスタのアカウント?」となる場合も。

悪い結末では、なりすましアカウントに辿り着いて本人だと思われてしまうことも…。また、アカウント名を変更した場合(※)に困ります。
※自身で変更する場合はもちろんですが、悪意による凍結・アカウント削除の場合。



サイン・ロゴを入れる

イラストによく見かけます。良いですが、上記「作品画像にURLを入れる」と比較すると……というところ。



SNSに注意書きを書く


「無断転載禁止」
「無断転載お断り」
「画像の著作権を放棄しておりません」
等々…
「何も書いてないからフリー画像かと思った」という意見を見かける事もありますが、こういったコメントは恐らく(まだ授業で著作権に触れていない)学生さんなのだろうなと判断しています。

また、悪意がなく、善意で「◯◯さんが有名になってほしい!」と行う場合もあります。
トラブル防止のために記載しておいて損はなしです。



無断転載した場合も書く


「無断転載におきましては、利用料◯◯円の支払いに同意するものとします。」
「無断転載は使用料を頂戴致します。」

かなり効果的な書き方です。
ただ、強めな書き方なので、人によっては載せ辛いかもしれません。




英語で書くのも効果的


以前から現代の問題点の一つだと思うのですが、国外と国内では著作権に関する法律が違います。
そのため、海外の方に無断転載・無駄利用されて泣き寝入り…(というより、解決しようとすると、言語が違うため少々やっかい)。
「無断転載禁止 英語」等で検索すると沢山出てくるので、お好きな表現で載せると良いかと思います。

ユウミンカフェはホームページの一番下に載せています↓

copyright (C) Yuumi Satou. All rights reserved.
訳:サトウユウミという著作権者が、このサイトの著作権を全て保持しています。


 

画像を載せている場所を明記するのも有り


「※ここに載せているもの以外は無断転載のため、ご注意願います。」
「〇〇(通販サイト)以外は無断転載のため、見かけましたらご一報下さい。」
等。

画像を無断転載されて悪用されて、架空の通販に使われてしまった…無在庫販売に使われてしまった…これらを防止します。



NG例:何も記載しない

何かしらの記載はした方が(比較的)安全です。とりあえず一言載せておきましょう。


「ご自由にお使い下さい」は?


「むしろ使ってくれて嬉しい!宣伝して!」…という(主にアマチュアの)方もいらっしゃるかと思います。しかし、そのジャンルを生業とされている方々からすると
「趣味(の人)がプロを潰す」ということになりかねないことと、今回の記事の冒頭の話のような事例もあるので、あまりお勧めは出来ません。



おわりに


著作権に関する炎上が起きる度に見かけるのが
「嫌ならネットに載せるな」というコメント。とても驚きます。そして、無断転載問題はいつまでもイタチごっこのまま…

現在の日本の義務教育では、著作権に関する教育が行き届いているとは思えません。

正直なことを書いてしまうと、無断転載は注意書きを日本語で書こうが、外国語で書こうが、老若男女国籍問わず「やる人はやる」ので、自己防衛をしつつ、活動をしていきましょう。



ではまた!

ご覧くださいまして、ありがとうございました。

2019年4月5日 フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェ

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