あなたにとっての"あたりまえ"は、明日誰かを助けるかもしれない
古本屋さんを覗いては
良さげな本を買ってくるのが趣味な私ですが
古本ならではの気づきというのもありまして
今日はそのお話です。
古本というのは新書とは違って
以前どなたか持ち主がいて
その持ち主が、もういらないといって手放した本なんですね。
そんな古本たちの中には、
以前の持ち主たちが、それぞれ重要だと思った箇所へ
マーカーを引いていたり、ご自身なりのまとめを
追記されていたりするものもあるんです。
私の体感だと
ビジネス書や自己啓発本に多いイメージです。
一般的な感覚だと、
『うわ〜書き込んだ本古本屋に売るなよ』
といって、綺麗な方が好まれるのだと思うんですが
私はあえて書き込みのある本を買います。
そして帰ってからじっくり読む。
さ、、さすがにすっごい高い本だったら、、
綺麗な方買いますけど。。苦笑
そうすると読み終わる頃には毎回
ほぼ100%の確率でこう思うんです。
【ほ、本の読み方を教えてあげたい・・・切実に。。】
つまり、ほぼ100%の確率で、
その本や章が伝えたいキーの部分は伝わっていなくて
そこじゃなーい!っていうところにばかり
チェックやマーカーが付いているんですね。
そしてそのマーカーをつけた場所をまとめるから
的外れなまとめになる。
もちろん私は作者ではないので
私が、ここがキーだなと思うところが
必ずしもそうでは無い可能性もあるとは思いますが
それでも、ラノベから専門書までを
普段からふらふら気ままに読みあさり
愛読書は国語辞典だなんていう活字変態は
比較的文章を読み理解するのに長けていると思うんです。
ついでに
日本語がおかしい、ひっかけだとのクレームも有名な
自動車免許の学科試験で
私は仮免、本免ともに満点で1発合格しています。
(私のところは点数が出るところでした)
あれは文章の癖を頭に入れておけば
誰にでも取れる満点です。私にとっては。
と、いう感じで
私は書いてある文章の、何が大事で、作者にどんな癖があって、
どこを切り取ることが必要なのか
そういった事を理解するのがとても得意なんだと思います。
なので的外れなマーカーが引かれた古本に出会うたび
こう思うんです。
(あぁ。この方は普段本を読むのは得意じゃ無いのに
何かしらの必要に迫られて、頑張って読んでみようと
この本を買ったんだな。
でもこの本の伝えたい本髄のところがわからなくて
伝わらなくて、この本は価値がないって思って手放したんだ)
と。
そしてさらにこう思います。
せっかく慣れない本を読んでまで解決したいことがあったのに。
そのために、期待を込めて本屋さんまで出向いたのに。
マーカーまで引いて、ただの読書ではなく、
勉強しよう、身につけようというレベルで臨んだのに。
.
そこまでして向き合ったものが無価値だと知ったら
その時の悲しみって計り知れないと思うんですよね。
そこまで思いを馳せて、さらにいつも思うことがあるんです
【その場に私がいたら、すぐに訂正して教えてあげられるのに】
って。
私は本が大好きです。
だから、頑張って本と向き合おうとしたその持ち主の方に
ここは違うよ。実はこっちが大事だよ。って
隣でフォローしてあげたいなって
書き込みがある本を読むたびにいつも思ってます。
あなたが選んだ本にはちゃんと価値があるよ
っていうのを教えてあげたい。
って
書き込みがある本を見つけるたびに
ノスタルジーに浸る私のお話でした!
人によって得意なことって絶対違うと思うんですけど
でも、自分が好きで得意だと思っていることが、
全く苦手でうまくできない人もいるんです。
その人は自分の苦手のせいで悩んでいるかもしれない。
私たちはそれぞれ
好きなもの、得意なもの、苦手なものが違います。
だからこそ助け合えるのかもしれない
と感じているお話でした!
明日はぜひ自分の得意な事でひとつ
誰かを手伝ってあげてください^ ^
いろいろな場所へ行ってレポをお届けしますので、宜しければサポートお願いします!