これを聴かずに死にたくない曲TOP10
「良曲」「神曲」「これを聴いてないなんて人生半分損してる曲」等々、
人におすすめしたい曲というのはごまんとありますが、
皆さんは「もし自分がこれを聴かずに死んでたら後悔するだろうなぁ」という曲はありますか?
今回はそんな俺的「これを聴かずに死にたくない曲TOP10(24歳時点)」を
ご紹介します。
10位『Friction - 木村洋平(2014年)』
岩手から世界に名を轟かせるギタリスト、木村洋平(よっぺ)さんの2ndアルバム曲。
この曲を推す理由としては大きく以下の2つ。
1つ目は、7分の楽曲で起承転結が完璧に構成されており、
まるで2時間映画を見ているかのような充実感を味わえ、
それでいて楽曲構成自体は決して難しいことをしている訳ではなく非常にシンプルということ。
2つ目は、その充実感を最小限の楽器構成(シンセやKey等はほぼ無し)で
表現し切っていること。
これにより、ギター、ベース、ドラムという王道の楽器隊の魅力、
そして生のライブ感も感じることができます。
勿論、演奏テクニックは言わずもがな。
最近では更に洗練された演奏でアルバムをボコスカリリースしたり、
著名ミュージシャンとコラボしたりと大忙しのよっぺさんですが、
僕はこの曲が特にお気に入りです。
9位『Dançando no Paraiso -上原ひろみ(2003年)』
世界的ジャズピアニスト、上原ひろみさんのデビューアルバム。
これについては曲も良いのですが、
なによりも上原ひろみさんのエネルギッシュで音楽を楽しんでいる姿を
目に焼き付けたいというのが大きいです。
ライブ版ではスティーブスミスとアンソニージャクソンのピアノを邪魔せずどこまでも気持ちよく演出する色付けが本当に絶品。
8位『Limits To Infinity - Scar Symmetry(2014年)』
スウェーデンのメロデスバンド、Scar Symmetryの6thアルバム。
メロデス特有のグロウル(デスボイス)と爽やかなクリーンボイスとの極端なツインボーカルの対比が特徴的で、キャッチーなリフメロも嫌味が一切無く、
いつまでも聴いていたくなる名曲です。
また、ギタリストのパー・ニルソンはエモーショナルでスピード感のあるメロディセンスがマジで神かと(ソロ聴いてみて)。
バッキングリード問わずリアPUで弾きまくるスタイルも印象的です。
メロディックデスメタルというジャンルを体現しきっており楽曲の幅も広く、メロデス、或いはデスメタル入門としてもおススメしたいバンドです。
7位『プロローグ - ナチュラル ハイ(2005年)』
2008年に活動休止後、2020年に活動再開した女性デュオ。
おススメしといてこの曲以外あんまり知らないのですが/(^o^)\
所謂渋谷系の浮遊感がある、それでいて重厚感も兼ね備えたバッキングに
これまた癖のあるボーカルが最高にマッチしている楽曲。
王道の最終サビ転調も綺麗にハマっててすこ。
この曲のベースは渡辺等というスタジオミュージシャンの方がおそらくフレットレスで演奏されているんじゃないかと思われますが、
うねうね動きまくるベースラインに酔いしれること間違いなし。
6位『Fred - The Tony Williams Lifetime(1975年)』
アラン・ホールズワースが在籍していたグループ、The Tony Williams Lifetimeの6thアルバム。
多くは語らない。というか恥ずかしながらこれもこの曲以外あんまり知らない/(^o^)\
とにかく聴いて。
ちなみに、同年発売で個人的に好きな曲があるのですが、それがこちら。
いいよねこの曲。
5位『Isn't She Lovely - Aaron Goldberg(2007年)』
アメリカのジャズピアニスト「アーロン・ゴールドバーグ」の4thアルバムであり、
最早説明不要のナンバー「Isn't She Lovely」のトリオカバー。
緊張と緩和の抑揚付けが天才的で、メインリフの到着部分はゾクッとするほどの衝撃です。
このアーロンさん、割と難解なジャズナンバーも弾かれる方なのですが、
このカバーに関してはアウトフレーズや脱線するような進行も少なく
非常に聴きやすくまとめられているので、
難解なジャズが苦手な方でも楽しめる曲となっています。
4位『Look Around - Red Hot Chili Peppers(2011年)』
王道すぎてすまん。だってかっこいいんだもん。
気持ち良すぎる楽器隊のサウンド、良い意味で耳にこべりつくサビ、いつまでも聴いていたくなるのに3分ちょいで終わってしまう勿体なさ、どれを取っても最高過ぎてもう小便もれそう。もれた。
ギタリストに優劣をつけるなんて以ての外ですが、敢えてそれをするならこの曲のジョシュに関してはヒレルやジョンを完全に上回ってると思っています。
※個人の感想です。
3位『Spring in Full Bloom(春爛漫) - TRIX(2013年)』
僕はこのTRIXというバンドが本当に好きで、
ちょっと贔屓入ってるんじゃないかと言われたらそうかもしれません。
ただ、それを差し引いても皆さんに聴いて頂きたい、人類の叡智と言ってもいいくらいの曲です。
正確無比なリズム隊にギターとキーボードの爽やかで濃密でもある音色が魅力的で、
タイトルの如く満開に開花するようなサビの爆発力に荒んだ心が洗われます。
何食ったらこんな曲作れるのか、切実に脳スキャンしてほしい。
2位『Waiting - the band apart(2008年)』
日本のロックシーンを語る上で外せないとされるthe band apartの4thアルバム収録曲。
ほのかに切なさを感じ掴みどころがありそうでない曲の進行、
特にベースとリードギターの自由奔放さに翻弄されますが、
この曲もサビまでの盛り上げ方が秀逸。
ライブ版ではラスサビ前の展開が若干違うのですが、
こちらの一旦落ち着かせてからのラスサビはもう、天才としか_(:3」∠)_
まあこのバンドの楽しみ方ってステージ上で4人の公開セックスを鑑賞するようなもんだと思っているので、見るのも含めての2位です。
1位『prime #4507 - 坂本英城(2010年)』
錯視、影絵パズルゲームという異色のジャンルで名を馳せた名作ゲームの続編
「無限回廊 光と影の箱」のサウンドトラック。
特筆すべきはこのサントラ、収録曲がわずか一曲。
しかもその一曲が75分というゲーム音楽最長曲としてギネス認定されている。
曲の詳細については専用wikiがある為割愛。
75分という時間がほんの数分のように感じ飽きさせず疲れさせない、
それでいて「こんな神曲ですがドヤァ」というがっつく感じも無いという、
本当に魔法のような楽曲。
じっくり聴き込んでも良し、ふと思い立って何気なく聴くのも良し、
得も言えない快感に包まれるとても不思議な曲です。
【おまけ】11位『白露、荻の上風 - アサノハヤト(2020年)』
ふとももゲーとして令和の話題をかっさらったゲーム「ライザのアトリエ」の二作目で使用されている戦闘用BGM。
ゲームBGMってプレイ中に死ぬほど聴くことになるので、「シンプルで聴きやすいほど良い」とすぎやまこういち先生が仰られていましたが、
浅野先生の戦闘曲はとにかく熱く、展開も激しい、それなのに何時間でも何日でもずっと聴いていたくなる中毒性が特徴的です。
また、アトリエシリーズは敵とのレベル差に応じて流れるBGMが変化するのですが、戦闘中にわざわざ指定の曲を聴きたいがためにバトル相手を選定するほどの中毒性があります。
私感ですが、浅野先生が作る戦闘曲はサビで全員浄化させるぞみたいな意思をひしひしと感じます。
それからこれは完全に僕の好みですが、手癖なのかよく出てくる「テッテッテー」っていうキメ、すこなんです。
終わりに
しかしまあ、こうして見ると「自分全然音楽聴いてないんだなぁ…」というジャンルの偏り具合に愕然としました(インスト多すぎワロタ)。
もっと聴かず嫌い選り好みせずに色々聴いて、
本当に死ぬ手前まで差し迫った時には、今よりもっと幅広く音楽に触れた状態でTOP10が埋まっていればいいなぁと思いました/(^o^)\
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