金明輝監督就任に当たりアビスパ福岡は、パワハラ再発防止に最大限、努めるべきである

まだ正式には決まってはいない。だが、新聞報道やアビスパ福岡公式からのリリースの 文面からだと金明輝の監督就任が濃厚なのだろう。

個人的には、パワハラの前科持ちである金明輝の監督就任に大反対である。「子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を与えます」という基本理念に、「アカデミーの子どもたちに対してもパワハラを行っていた人物の監督就任」は大きく反するからだ。当然のように、多くのサポーターからは反発の声が出ている。そして、多くのスポンサーからの疑問視をもたれる人選であることは間違いないからだ。「スポンサー継続をやめる企業が多数発生してもおかしくない監督人事」である。

だが、強引に監督就任を押し切りそうな気がしてならない。
最大の理由は「アビスパ福岡はJ1に定着できていない」からだ。
https://note.com/yuumei24/n/n6db4bba4313f
経営規模がJ1最下位レベルのアビスパが3年連続J1に残留できたのは、長谷部監督の手腕が大きい。J1平均レベルの能力の監督では、おそらく残留できない。「J1でもかなり優秀でトップクラスの監督が、アビスパがJ1に居続けるためには必要」なのだ。同じく予算が少ない鳥栖で結果を出してる金明輝に目をつけるのもうなづけはするのだ。そして、クラブはおそらく、その監督人事を押し切ろうとしている。

もし、そうならば、次善の策として「金明輝に、再びパワハラさせないような環境を作る」ことが非常に重要だ。邦本宜裕のような失敗は許されない。(浦和アカデミーで不祥事を起こし退団したのを拾ってアビスパに2015年に加入させた邦本だったが、2017年に「契約条項に違反する秩序風紀を乱す行為があった」として契約解除されている)
アビスパ監督在任中に、パワハラ再発が起こって発覚した場合、クラブとしての信用は、完全に地に落ちるだろう。サポーター離れやスポンサー離れも酷い事になるだろう。
かなり強固な再発防止策をとるべきなのだ。

具体的には、パワハラ監視役(名称は別で。若手選手相談役とか)、を1人、完全トップチーム帯同でつけるべきだろう。柳田強化部長は、編成の仕事もあるので、100%、トップに帯同することはできない。1人専属の人物が必要である。
所属は金明輝指揮下のトップチームのコーチングスタッフではなく、柳田強化部長の部下という形である。金明輝より年上で、プロ選手として金明輝より上の実績を残した人物である必要があるだろう。あとは金明輝相手に毅然とした態度をとれなければいけない。
それなりの費用がかかるだろうが、パワハラ再発発覚した場合に比べれば、そのコストは微々たるものである。
期間は、金明輝監督就任期間中全部と言いたいところだが、さすがに金監督も監視役を永遠につけられるのは気分が悪いだろう。だが、最低でも3年は必要だ。1年だけだと2年目から再び眠っていたパワハラ気質が蘇る可能性が高い。3年あれば、どうにか矯正できるのではないかと思うのだ。

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