年度初め 授業開き③〜評価について〜
今回は授業開きシリーズの第三弾として
評価について考えていきたいと思います
ちなみに評価については以下の記事で一度言語化しました
今回はその記事での実践をもとに、年度初めの子どもたちへの評価の伝え方について考えてみたいと思います
つくる、書く、話す、、、
子どもたちは様々な学習活動を行なっています
教師も子どもの成長を願って様々な活動を設定します
しかし、
やりっぱなしになっていないでしょうか
子どもが頑張ったその作文、
教師からのフィードバックがなければ、子どもたちの次の学びに繋がりませんし、モチベーションにも繋がりませんよね
子どもの学びを連続性のあるものにするためにも
こちらのフィードバックは必要だと私は思います
1 子どもが一目でわかるような評価を
僕は、はんこで評価を示しています
例えていうなら
ドラえもんはA評価
出来杉くんはB+評価
のび太はB評価
(すまんなのび太。例えだよ例え、、)
授業初めに
それぞれのハンコがさす意味と
知識・技能、思考・判断・表現、主体的な態度について言及します
例えていうなら
授業というゲームのルール説明みたいな感じですね
どういうふうに頑張ればいいのか
その方向性を子ども達にイメージとしてもってもらいます
ただ、
いい評価を取りたいというふうに価値づけしすぎると
「評価のために頑張る子」
になってしまう危険性もあります
そこを考えながら、指標として子ども達にわかるように説明をしています。
2 持続可能なやり方が大事
子どもを伸ばすという視点で考えた時
もっと教師が‘やった方がいいこと‘は出てきます
例えば
・いい表現に波線を引く
・いい理由をコメントに書く
・もっとこうしたほうがいいと思うことをコメントとして書く
・いい表現のものを印刷して配付する
などです。
しかし、僕が大事にしたいのは
持続可能か
ということ
僕も駆け出しの頃は、一人一人に線を引き、コメントをしていました
でも、40人のクラス、そう言ったところまでこだわってやれば
一人5分かかるとして、、200分!
それが一日3教科あるとしたら、600分!!10時間!!!
とても毎日行うことは難しい、、、ってか無理!!!
ということで
僕にははんこが精一杯でした
その代わりに
ほぼ毎時間はんこを押します
ものにもよりますが、
給食を食べ終わった後
休み時間の10分
ちょっとした隙間時間を使ってとにかく見ます
継続的に見ていくことで
子ども達の地力も少しずつ付いてきます
3 無理なく共有する
だんだんといいなと思う表現が増えてきたら共有をしていきます
ハンコだけでは子どもと教師の一つのつながりしかありません
他に目を向けることで、他の優れた成果物に触れ、一気に子どもの中の視点が増えていきます
ここでも大事にしているのは無理のない方法
例えば
・読むだけ
・iPadで写真を撮り、見せる
・ジャムボードやスライド、パワポなど、子どもに見せる資料にあらかじめ添付しておく
などです
特に今はGIGAが入ってきたので
ロイロノートやオクリンクなどを使って共有が手軽に行えるようになりました
「早く終わった人はこの人いいなぁ!って思えるものを探しておきましょう」
なんていっておいて他者紹介の時間を取るのもいいですね
4 終わりに
授業開きシリーズということで3回にわたって言語化してきました
子どもが多くの時間を過ごす「授業」
より良いものにしていきたいものですね
今日はこれでおしまい。
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