プレミアムクラスを利用してみて
7月のとある週末。北海道に行った帰りに初めてANAの国内線の上級クラスであるプレミアムクラスを利用しました。
プレミアムクラスを利用してみて感じたことを記していきたいと思います。
1.搭乗前・新千歳空港にて
新千歳空港へJRの快速エアポートで到着後、空港内でラーメンを食べたり、お土産を購入して、いよいよ搭乗。
今回は、預け荷物が無かったため、カウンターで搭乗手続きは実施せず、直接保安検査場へ。
新千歳空港は、国内でも主要空港だけあって通常の保安検査場ではなく、上級会員・プレミアムクラス利用者専用の保安検査場が整備されており、そちらの方を今回は利用しました。
保安検査を受けてANAラウンジへ。
JALは20代であればESTカード保有者のみ、年5回まで利用可能となっていますが、ANAはカード保有者にそのような特典は存在しないため、ANAラウンジを使用する場合は、プレミアムクラスを利用するか、上級会員にならない限り利用ができない形となっています。
ラウンジでは、ソフトドリンクやアルコールが飲み放題となっており、私はオレンジジュースを頂きましたが、お酒を飲んでいらっしゃる方が多く見られました。
空港には1時間30分前に到着したにも関わらず、お土産店の行列で20分ほど時間を食ってしまったので、ラウンジで過ごせる時間は僅か5分程度でした(泣)
フリーWi-Fiや電源が整備されているので、仕事しながら過ごすこともできます。隣の方は、90分は過ごせるよね~。という話をしており、「時間のゆとりは気持ちのゆとり」はこれかと実感した次第です。
私はというと、オレンジジュースをがぶ飲みし、名残惜しく9番搭乗口へ。
搭乗口に到着すると、優先搭乗は終了しており、普通席(エコノミークラス)の搭乗が始まっていました。
ANAの係員さんに「プレミアムクラスです」と伝えると、搭乗しているエコノミークラスのお客さんに手を入れて、「申し訳ございません、こちらへどうぞ」と優先搭乗をさせて頂くことができました。
申し訳ないという恥ずかしい思いと、これがプレミアムクラスなのか!という複雑な思いでした。
2.飛行機の中で
飛行機に搭乗すると早速CAさんが私の元へ。
今回、「プレミアムクラスの担当をさせていただく△△です。」とお名前を伺い、私がANA290便を利用したのかを聞き出すべく、様々な会話をさせていただきました。このとき、私の搭乗券が見えていまい、名前を読んでいただきながら機内で過ごすことになりました。
今回搭乗した機体は、本来は中国や台湾、韓国といった近距離国際線で使用されているボーイング787-8なので、国際線ではビジネスクラス使用されているシートがプレミアムクラスとして使用されています。ちなみに、ボーイング787-8のうち一部の国内線機材も近距離国際線で使用されている同じシートがプレミアムクラスのシートとして使用されています。
プレミアムクラスを利用するのは初めてでしたが、(社会人になって年に15回以上飛行機を利用している)私の機内での動きを見て「飛行機に乗りなれていますね」とCAさんから言われたのは正直びっくりでした。
その後、飛行機は駐機場を離れて、福岡に向かうべく滑走路へ。
滑走路19Rから南方向に向けて離陸していきました。
離陸後、15分くらい経ち、シートベルトサインが消灯すると、普通席ではドリンクサービスの準備が始まりますが、プレミアムクラスの場合は、ドリンクサービスだけでなく、時間帯に応じて食事もしくは軽食のサービスを受けることができます。
今回は、軽食時間帯の便でしたので軽食サービスも併せて行われました。
流石に国内線ということでコールドミールでしたが、人によっては、プレミアムクラスで過ごす時間を休憩時間と捉え、軽食やドリンクを断る方もいらっしゃれば、普通席では飲むことができないアルコールを堪能を堪能していらっしゃる方も見られました。
私はというと、写真の通り軽食を頂きました。
CAさんに「初めてのプレミアムクラスなので、何かおすすめのドリンクありますか?」と尋ねたところ、アルコールを勧められましたが、前日札幌でお酒を飲んでいたことと、もともとあまりお酒は強い方ではく、上空では酔いが回りやすいということもあってソフトドリンクの提供をお願いしました。
そこで、CAさんからは「アプフェルショーレ(アップルジュースの炭酸割り)」というドイツの飲み物があるので、如何でしょうか?と勧められたので、それを注文してみることにしました。
軽食の片づけと2杯目のドリンクサービスが終了すると、機内はお休みモードに。
シェードを暗くし、リクライニングを倒してお休みになる方もいれば、手持ちのiPadで動画を見る方、私みたいに読書する方もいて人間観察がとても面白かったです。
私は、CAさんにお願いして搭乗証明書を作成して頂いたのですが、その際に、「ほかに何かお手伝いすることはありますか」と聞かれて、職場では、自分が上司にする質問をCAさんが自分にされたので正直戸惑ってしまいました。
しかしながら、これが上級クラスなのかと大変勉強になりました。
そうしていると優雅な時間も終盤に。。。
徐々に飛行機は、高度を下げ、福岡空港へ着陸していく準備を始めました。
いつも利用している福岡空港なので、飛行機の飛び方でどっちの滑走路を使うのか分かってしまいます。
今回は、博多湾から直接空港に向かう滑走路16のコースでした。
志賀島が見えてきて、雁ノ巣のポイントで左旋回すると、海ノ中道大橋、アイランドシティ、香椎浜、多々良川、九州大学箱崎キャンパス跡地を左手に見ながら福岡空港に着陸していきました。
飛行機が滑走路に到着すると、機内の照明が色が虹色に。。。
ボーイング787とエアバスA380でしかできない設定で、この日は、国産旅客機YS-11が初飛行した記念の日を記念して照明の色が変わったようです。
そして搭乗口6番に到着し、この旅が終了となりました。
3.福岡空港到着後
機体が停止し、エンジンが止まるとボーディングブリッジが機体に近づいてきました。
ボーディングブリッジの取付が完了するとプレミアムクラスのお客様は、お降りくださいということでスムーズに降りていきました。
その後歩いて荷物受け取りとなりますが、荷物についても、優先的に受け取れる仕組みとなっています。
今回私は、荷物を預けていないので、そのまま真っ直ぐ降りていくのですが、そういえば、搭乗時に椅子横の収納スペースに入れたパソコンとタブレットはかばんの中に直したかな?と降機後にかばんの中を見たところ入っていないことに気付いてしまいました。
慌てて機内へ戻ろうとするとプレミアムクラスでサービスして頂いたCAさんに「○○様お忘れ物です」と走りながら追っかけてきていただき、無事、パソコンとタブレットを受け取ることができたのですが、名前呼ばれながら忘れ物を受け取る私。めっちゃ恥ずかしかった(*ノωノ)
そんな感じで初プレミアムクラスの時間が終わってしまいました。
4.プレミアムクラスを利用してみての感想
今まで70回以上、飛行機を利用してきましたが、上級クラスの体験は初めてだった分とても勉強になりました。
今回特に勉強になった点は以下の3つです。
①時間にゆとりを持つこと
②立場に応じた振る舞い方
③上級クラスを使う人の過ごし方
①については、物事を楽観的にとらえて、時間ギリギリに行動する癖があるので、やるべきことを先に済ませて、準備が出来たら、その後ゆっくりすることが大切だと思いました。
②については、普段一般席(エコノミークラス)を利用することが大半ですが、新婚旅行でビジネスクラスを使うかもしれないし、仕事の出張で会社経費を利用して、ビジネスクラスを使うかもしれない。。。と将来考えられることは沢山あることから、若い時に上級クラスを経験することは重要だと思いました。
流石に、自分でお金を稼いでいない学生時代に上級クラスを使用することは筋違いだと思いますが、自らお金を稼ぐようになってお金に余裕ができたら経験するのはアリだと感じました。
③については、今回初めてだったので、プレミアムクラスを利用する人がどのような人であるか把握することはできませんでしたが、今後何度か利用をしてみて、普通席を利用する人の傾向、プレミアムクラスを利用する人の傾向と人を見る力を養うことができたらと思っています。
今回、初めてのプレミアムクラス旅でしたが、通常の航空券の2倍ではありますが、その分の学びを得ることができたと思っています。
今、悩んでいるのは、上級会員資格を取得するか?ということです。
年内に予約している便で25,000ポイント弱の獲得が見込まれており、合計で50,000ポイント獲得すると上級会員の資格を得ることができます。
あと6回プレミアムクラスの修行を行えば獲得できると思うと挑戦するべきでしょうか??
多分、来年以降は獲得条件が難しくなりそうだし、どんどん仕事の責任も大きくなっていくだろうと思うと、悩みどころです。
それでは、次の更新をお楽しみに!