見出し画像

ラミーサファリ チェリーブロッサム 漢字ニブ

サファリの新たな限定色、チェリーブロッサム。
日本国内ではオエステ会(西日本文具専門店会)の加盟店舗のみの取り扱いで、7/26から限定発売となりました。
バリエーションは以下です。

  • シャープペンシル

  • ボールペン

  • 万年筆(EF、F、M、漢字ニブ)

今回は運良く漢字ニブの万年筆を手に入れることができたので、紹介していきます。

先に書いておくと、どちらかというと
チェリーブロッサム<<<漢字ニブ
のレビューになります。


前情報

発売前日まで、そもそも購入するかどうかも迷っていたのですが。
LAMY Japanのインスタライブを何気なく観た結果、観終わる頃には(漢字ニブだな……)という気持ちになっていました。リンクを貼っておきます。

LAMY Japan on Instagram: "【ライブ】「ラミー サファリ チェリーブロッサム」の発売を記念し、西日本の文房具専門店11社からなる会「オエステ会」さま( @oeste.stationery )と一緒にインスタグラムライブをお届けしましました。 . バイカラーが特徴的な数量限定スペシャルエディションの全貌を、是非ご覧ください! . オエステ会 加盟店紹介 https://oeste.jp/member/ . . . #lamy #safari #lamysafari #madeingermany #ラミー #サファリ #ラミーサファリ #メイドインジャーマニー #万年筆 #ボールペン #シャープペンシル #シャーペン #漢字ニブ #文具好き #文房具好き #桜 #チェリーブロッサム #ピンク #オエステ会 #thinkingtools #notjustapen" 143 likes, 2 comments - lamy_japan on July 25, 2024: "【ライブ】「ラ www.instagram.com

一部要約して抜粋します。

・サファリは少数ロットでの生産が難しく、店舗限定や地域限定での販売はハードルが高い
・その制約の中でもオエステ会限定のサファリを発売できないかとラミー社と調整を重ねた結果、「国ごとに販路限定、日本ではオエステ会のみの取り扱い」という形で実現した
・日本らしく桜をイメージしたカラー
・チェリーブロッサムの漢字ニブは日本でのみ発売
・漢字ニブ自体が検品に手間がかかるため生産が難しく、年内くらいまでで発売されなくなるかも

上記公式インスタライブより

LAMY Japanとオエステ会の担当者さんたちが発売の経緯やこだわりポイント、そして漢字ニブの希少性を熱く語られていました。これはほしくなる。

オエステ会は西日本の文房具店が集まる会。
ナガサワ文具センターや石丸文行堂をはじめ、様々なお店が名前を連ねています。
オンライン販売されているお店もあるので、チェリーブロッサムを手に入れたい方はお早めにチェックしてみてください。

デザイン

キャップを閉じた状態
(光の関係で実物より白っぽく見えます)

ベースのピンクは、写真で見るよりも実物のほうが明るさを感じます。
買いに行ったお店に2023年限定のライトローズも残っていて、どちらもピンクなので見比べてみたのですが、ライトローズは青みを感じる落ち着いたパステルピンク、チェリーブロッサムは少しサーモンピンク寄りの温かいピンク、という印象でした。

キャップとペン先
(上の写真より実物に近い色)

首軸とクリップは赤。
こちらは通常色のレッドとほぼ同じ色に見えます。
同系色ながらピンクと赤のコントラストははっきりしていて、キャップを外すと首軸の赤がぱっと目を引きますね。

ここ数年の限定色はマットな質感が多かった気がしますが、チェリーブロッサムは通常サファリと同じツルツル質感。
色と質感が相まってポップな印象が強いです。

ちなみに海外のLAMY公式インスタグラムでは、同じく限定色だと思われる「ピニャコラーダ」というカラーと一緒に告知されている投稿がありました。
それを見て「チェリーブロッサムの元ネタは桜じゃなくてカクテルのほうかな?」と思ったりもしたのですが、前述のインスタライブでそんな話はなかったので、単なる私の想像でした。
ただ、カクテルのチェリーブロッサムも日本生まれですし、(レシピによりますが)ピンク系のお酒にチェリーを飾るカクテル。
そちらをイメージして使ったり、お酒好きの方にプレゼントしたり、というのも素敵かなと思います。

(2024/8/3 追記)
「ピナコラーダ」日本発売の告知が出ていました。
丸善限定で、9月発売とのこと。
こちらも素敵なカラーですね!

漢字ニブ

漢字ニブ

サイドが細い独特の形状と黒色、そして何より「漢」の文字が目を引く漢字ニブ。
2022年に初登場してから何度か限定品に搭載され、真っ先に完売することが多い特殊ニブです。
インスタライブでの公式情報によれば、

  • アジア圏のLAMY社を中心に、漢字の書きやすさを重視して開発された

  • ペン先が柔らかく、とめ、はね、はらいが表現しやすいのが特徴

  • 線の太さはEFとFの中間くらい

とのこと。
それでは実際に書いてみます!
ちなみに今回はセーラー製のサラサラ系インクを入れているため、純正インクよりフロー多めの状態でのレビューになります。

漢字ニブで書いた文字
(インク:明石文昭堂 トワイライトブラック)

まず、紙に触れた瞬間に驚いたのが柔らかさ。
手元にある別のサファリはEFニブで、引っ掛かりはないものの紙との摩擦は感じるサリサリとした書き心地なのですが、漢字ニブは明らかにそれとは違います。
さすがに鉄ペンなので紙との接点はわかりますが、ペン先の滑りとインクフローが良いためか、EFのサファリと比べて圧倒的に滑らかです。

立てて書くとやや細く、寝かせて書くとやや太め

私は万年筆をやや寝かせて(紙面から40°くらいで)持つことが多いのですが、この持ち方で書いてみると、線の太さは国産Mよりも太いくらい。
その一方で、立て気味で持つと国産Fくらいの太さ。
角度でこれだけ差が出るのはかなり面白いです。
上にも書きましたが、公式インスタライブでは(LAMYの字幅基準で)EFとFの間くらいの字幅、という話があり、純正インク+一般的な持ち方だとそのくらい、ということだと思います。

手持ちの万年筆と比べてみた写真
角度で太さが変わるので(立)と(寝)を添えてみました
縦横の線の太さ検証+漢字とひらがなを練習

個人的に、最初に書いたときの線の印象としては「マッキーの極細っぽい!」でした。
ただし、サインペンのように一定の線ではなく、縦横や線の終わりに微妙に強弱がつくのは写真からもわかっていただけるかと思います。
また、ペン先と平行に線を引くと少し細め、ペン先に対して横向きに線を引くと少し太めの線になります。(スタブの逆、といえば伝わるでしょうか)

とめ、はね、はらいを綺麗に表現するには慣れが必要そうですが、漢字だけでなくひらがなやカタカナも含めて「なんとなく気持ちよく日本語が書ける」という感覚があります。
書くことは決まってないけど、この万年筆で書くのが楽しいからとりあえず手帳を開こうかな、という感覚を久々に味わいました!
この楽しさは唯一無二ではないかなと思うので、ぜひ多くの方に触れてみてほしい(そして色々な感想をシェアしてほしい)万年筆です。

おわりに

チェリーブロッサムと漢字ニブの魅力、伝わったでしょうか。
個人的には初めて触った漢字ニブの感動が大きく、漢字ニブ中心のレビューになってしまいましたが、デザインもとても可愛らしく、気持ちが明るくなるようなカラーだと思います。
迷っている方の参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!

シンプルな手帳に合わせると
アクセントになって可愛い🍒

いいなと思ったら応援しよう!