低重心ペンの紹介を続けたい（たまには万年筆以外で）
重めの万年筆を紹介する、という記事を以前書きました。
ひたすらに自分の好みを語る記事を書いたつもりだったのですが、思ったよりも読んでいただけているみたい。
とても嬉しいのと同時に、
重めペンを求める同志、いますね！！！？？？
という気持ちになったので、万年筆以外の推しペンも紹介してみようと思います。
今回は「ペン全体が重め」というよりは「重心が低め」のペンが中心。
普段から万年筆ばかり使っているので他の筆記具はあまり持っていないのですが、その分どれも本当に気に入っているペンですし、どれも手に入れやすいペンなので、ぜひ参考にどうぞ。
ZEBRA テクトツーウェイライト
1本目はシャープペンシル。
高校生の頃、たまたまお店で手に取って書きやすさに惚れ込んでから、シャーペンはほぼこれしか使っていません。
学生の頃は今ほど文房具にこだわりがなかったのですが、当時から筆圧が不安定だった私は、軽いペンだと変なところに力が入って疲れてしまうため、低重心のテクトツーウェイライトとインクがスルスル出るサラサに随分と助けてもらいました。
（ZEBRAさんありがとう）
テクトツーウェイライトはグリップのあたりに金属パーツが入っていて、握ると自然にペン先が紙面に落ちるような感覚があります。
上下にペンを振るとこの金属パーツがカチカチと動いて芯が出る機構もついていますが、グリップの上部分を回すとロックがかかるのも嬉しい機能。
金属パーツの振動が抑えられて、ペン先がぐっと安定します。
私は3色ほど買ったことがあるのですが、今調べると白と黒しか見つからないので、カラフルなモデルは廃盤かもしれません。（上位モデルのテクトツーウェイはカラバリ豊富です）
白と黒も廃盤になったら悲しいので、低重心シャーペンをお探しの方はぜひ使ってください。
アピールしていきましょう。低重心需要を。
ZEBRA ブレン
100均でも手に入るお手軽ペンでありながら、低重心＋低振動で素晴らしく機能的なブレン。
初めて試し書きしたときはその安定感にとても驚き、レジへ直行したのを覚えています。
ということで、私の手元にあるのは新発売のときの限定色。
赤とピンクの中間のような、可愛らしい色です。
最近でも時々限定色や限定デザインが出たり、三色ボールペンなどのバリエーションも増えたり、変わらぬ人気を感じます。
今年新作のブレンUも気になっているところ。
名前の通り「ぶれない」というのがコンセプト。
重心が低いことに加えて、他のボールペンでよくある「ペン先のパーツと芯の間に隙間があり、書くときに微妙にガタつく」という感覚が抑えられた設計で、驚くほどストレスフリーな書き心地です。
ペン自体が軽いので、ちょっと触っただけではそこまで重心の存在を感じないのですが、握って文字を書いてみて初めて安定感に気づく、という印象。
かなり多くのお店に並んでいるはずなので、試したことのない方はぜひ一度書いてみてください！
uni ユニボールワンP
発売当初、画期的なデザインと機能でSNSを沸かせたユニP。私も大好きです。
軸の短さとグリップ周辺の重みによって、普通のペンで時々ある「ペンの後ろ側の揺れに引っ張られる」という感覚がなく、安定して書けます。
低重心に加えて太軸なのもポイント。
個人的に、軸が細いペンはしっかり力を入れて握り込まないと支えづらくて疲れてしまうのですが、太軸だと指を軽く添えるだけで安定し、とても持ちやすく感じます。（指が細い方や手が小さめの方などは逆に持ちづらいという話も聞くので、店頭で持ってみるのがおすすめ）
ユニボールワン系のリフィルは黒が濃くて使いやすいものの、筆圧が弱いと時々インクがかすれる印象があるのは個人的に惜しいところ……なのですが、そちらも対処法があります！
実はジェットストリームやサラサ・アクロインキなど、かなり多くの替芯と互換性があるようです。（SNSなどで検証してくれている方がたくさんいるので、詳しく知りたい方は調べてみてください）
ユニPの太軸低重心ボディがしっくりきた方は、替芯も自分好みのインクやカラーを探してみると楽しいと思います。
私はサラサの替芯を入れて使っています。
おわりに
低重心ペンは筆圧が弱かったり強かったりする人にとっての救世主。
そして、特に自分の筆圧や普段使っているペンに問題を感じていない方でも、書いてみるときっと他のペンとは違う心地よさを感じられると思います。
ぜひ試してみていただけたら嬉しいです。
低重心万年筆にも興味があるよ、という方は、よければこちらもどうぞ。
読んでいただきありがとうございました！