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「本気スイッチ」はどこにあるのか

誰も生きていれば「これだけは本気で頑張った」ということがあるのではないでしょうか。

逆に、最初は頑張ろうと思ったのに「いまいちやる気が出ないなぁ…」と途中で諦めたり、GIVE UPをしたこともあると思います。


僕は現在、70名弱のオンラインサロンの運営、コンサルタント、ブログマーケティングの分野で起業をしていて「仕事に対してのやる気がすごい」や「どうしてモチベーションをずっとキープして仕事ができるの?」と聞かれることも増えてきました。

手前味噌ではありますが「仕事」に関しては熱量持ってやり抜くことには自信はあります。

また、受験勉強やメンズのオシャレ、恋愛でのコミュニケーションなどは本気で考え、本気で色んなことを試してきたつもりです。


ただ、僕もやる気が続かない時はあるし、最初は頑張ろうと思ったことを諦めた経験は何度もあります。苦笑


筋肉ムキムキになりたくてジムに通おうと思いましたが、1年間で3つのジムに入会しては1〜2ヶ月で辞めるという諦めの早さ。


ジムを辞める度に「うわ〜、またやっちゃったよ…」と残念すぎる感情になります。

また、「AV監督が教えるコミュニケーション講座」みたいなものにも入会しましたが、何となく1ヶ月くらいでやる気をなくして退会しました。


まぁ人生の時間は限られているので、全てのことをフルコミットで頑張ることは無理だと思います。

前回のnoteでも語りましたが「やらないことにこだわる」ってことも重要です。

※前回のnote↓

https://note.com/yuukivp1/n/n7d2779d2da56


しかし、「本気で頑張れること」と「本気で頑張れないこと」の違いはどこにあるのか?


世田谷の茶沢通りが歩行者天国になっている道中で、KALDIで購入したコーヒー豆が入ったビニール袋をぶら下げながら、ふと考えることがあった。


やる気スイッチという言葉もあるが、すぐに薄れていくやる気なんかではなく、僕の「本気スイッチ」はどこにあるのか?


ボーッと32年間の人生を振り返ってみたら、1つの答えが出た。


僕が本気になれるとき、それは「圧倒的な挫折」を感じた時だと。


うわ〜、なんか楽しくなさそう…。(と思っちゃうかもですねw)


例えば、僕は高校のときにオシャレに本気を出していました。

少ないお小遣い(月2000円)という制限を受けつつも、親からもらったお昼ごはん代を地道に節約したり(食堂があった高校だったので)、雪が積もってチャリが使えないときの通学は「バスで行きなさい」とバス賃を親がくれたが、財布にしまって気合で歩いた(笑)。

そうすることで月1万円くらいの収入を増やし、それを服・美容院に当てていました。

※進学校でアルバイトは禁止でした。


なぜ、そこまでガチったのかと言えば、忘れもしない高校1年生の春。

新しい友人関係もできて、大人の真似事としてチャラめの同級生が「隣のクラスの子と合コンしようぜ」と言い出したんです。


僕は中学校時代は部活に明け暮れていて女性耐性がほぼゼロだったけど、ここでヒヨッたらダメだと思い、ノリ良く参加。


田舎の高校生の合コンなんてカラオケに行って、サイゼでご飯を食べて現地解散なわけですが、一応気合を入れて服を選び、僕は集合場所に向かった。


集合時間10分前に男子全員集合していたのですが、同級生たちの服装に僕はびっくりしました。


・BEAMSのTシャツ
・ダメージジーンズ
・APEのパーカー
・おしゃれなネックレス


それに比べて、僕が気合を入れて着ていたのはPicoのパーカー、兄貴のおさがりのヨレヨレのズボン。

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※Picoのパーカーはなぜか、ダサい男の中で流行っていた…。


最初は友人たちがおしゃれだな〜と思っていただけで、そこまで気にはしていませんでした。

しかし、女子勢が集まってきてから、めちゃくちゃ悔しい思いをします。


当たり前かもですがオシャレな友人は「服カッコいいね」「これBEAMSのTシャツだよね」とか、高校生にしては持ってるモノが良かったこともあり友人は株を上げ続けていた。

僕に至っては、特に服装には触れられず、まぁ・・・あとは想像におまかせします。笑


そして、最後に1番ダメージを食らったのが合コンの帰り道にオシャレな友人から「お前、ダサいから辞めたほうがいいぞ。A子ちゃんも笑ってたぞ」と言ってきた。


A子ちゃんは合コンに来てた女の子の中でもダントツで可愛くて、性格も良さそうな子だった。

別に僕がアタックしたとしても無理なのは分かっていたが、さすがにこれは痛たたたた…ってかんじでした。


その場で服をビリビリに破り捨てようかと思うくらいに、悔しかったが、ここで気づいたのが・・・


「俺ってダサかったんだ…」


ということ。(何を今さらですが…笑)


ですが、この挫折をきっかけにメンズ雑誌を立ち読みしまくるようになり、オシャレな友人に買い物に来てもらってオススメを教えてもらったり、とにかく買い物にはまっていった。

高校を卒業するまでには、普通に「おしゃれだよね」と言われるようになって、それが自信になったことは今でも覚えているくらい嬉しかった。


あ、昔話が長くなりましたが言いたいことは・・・

「圧倒的な挫折」をしたときに、基本的に僕は「本気スイッチ」が入るってこと。


会社員生活も4年間はやっていましたが、自分のプライドが粉々になるほど毎日上司に怒られ続け、サービス残業、理不尽な納期、先輩の武勇伝を聞き続ける朝5時まで続く飲み会…


忙しいながらも副業を頑張り続けることができたのも会社員として心がポキっと折れてしまったからだと思う。


今、独立して必死で仕事をやり続けられるのも「会社員に戻りたくない」という思いもあるのでしょう。(もちろん今の仕事が好きだからもある)


圧倒的な挫折を感じたとき、人は本気になる。


あなたもこんな経験はないでしょうか?


逆に、特に失敗もコンプレックスもなく、「筋肉ムキムキになろうかな」「ギターでも始めようかな」「ランニングを習慣化しようかな」ということは継続できたことがありません。


テレビや広告に煽られて、一時的には「頑張ろう!」と思えたことも、挫折なしで頑張れた経験がないんですね。


もちろん挫折とか、悔しい思いをしないと頑張れないのは超非効率だと思います。

健康についても治療よりも予防のほうが大事なことは分かっていますし、予防を徹底できる人が賢いんだろうと思います。


「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」


という言葉もありますが、挫折なんてしないほうが良いに決まっています。


しかし、挫折することが悪いことではありません。


むしろ、挫折を経験したほうが「本気スイッチ」が入って人生を変える大きなエネルギーになってくれると僕は考えています。


あなたは今、ものすごくショッキングな出来事に直面しているかもしれません。


失恋、ビジネスで上手くいってない、会社で怒られた、友人に裏切られた、家族と喧嘩してしまった…etc


それは人生を変える「本気スイッチ」が入る瞬間かもしれませんし、本気にならないと解決しないことは多いので、挫折も歓迎するメンタルを持っていけるといいですね。


きっと僕はこれからも挫折するまで本気は出せないかもしれませんが、まぁ・・・それでいいのかなと今では思っています。

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