eBayでのPLS設定:効果的な広告費の使い方と重要なチェックポイント
eBayでPLSの設定をするとき、recommendとして5%と表示される場合があります。でもPLSの最低は2%。あなたはどうしてますか?効果的な設定をするには?
PLSを2%から5%に増やした場合、利益率10%の商品では、同じ利益を維持するために売上を1.6倍にする必要があります。
逆に、PLSを5%から2%に下げた場合、売上が37.5%(100% - 62.5%)減少しても、同じ利益を維持することができます。
どうでしょう? eBayのrecommendだから5%にしよう! この考え方は危険な気がしませんか?
広告費を効果的に管理するためには、闇雲にかけるのではなく、いくつかの重要な指標をチェックしながら戦略的に投資することが重要です。以下は広告費を管理するための主な指標とそのチェック方法です。
1. **ROAS (Return on Advertising Spend)**
- 定義: 広告費用に対する売上の割合。
- 計算: ROAS = 売上 / 広告費
- チェック: 高いROASを維持するために、キャンペーンごとにROASをモニタリングし、低いキャンペーンは改善または停止する。
2. **CPA (Cost Per Acquisition)
- 定義: 1件の顧客を獲得するためのコスト。
- 計算: CPA = 広告費用 / 獲得した顧客数
- チェック: 目標CPAを設定し、これを超えるキャンペーンは再評価する。
3. **CLV (Customer Lifetime Value)
- 定義: 顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益の合計。
- 計算: CLV = (顧客の年間利益 × 顧客の平均維持期間) - 顧客獲得コスト
- チェック: CLVが広告費を上回るように、長期的な顧客価値を考慮した広告戦略を立てる。
4. CTR (Click-Through Rate)
- 定義: 広告が表示された回数に対するクリックの割合。
- 計算: CTR = (クリック数 / 広告表示回数) × 100
- チェック: 高いCTRを維持するために、広告の文言やデザインをテストし、最適化する。
5. Conversion Rate
- 定義: 広告からの訪問者が実際に購入などの目標アクションを取った割合。
- 計算: Conversion Rate = (コンバージョン数 / クリック数) × 100
- チェック: コンバージョン率を上げるために、ランディングページの最適化を行う。
6. Impressions and Reach
- 定義: Impressionsは広告が表示された回数、Reachは広告が届いたユニークなユーザー数。
- チェック: 広告の露出をモニターし、適切なターゲットにリーチできているか確認する。
7. Bounce Rate
- 定義: ランディングページに訪れたユーザーが何もアクションをせずに離脱する割合。
- チェック: 高いバウンス率はランディングページの問題を示すため、改善が必要。
まとめ
広告費を戦略的に管理するためには、これらの指標を定期的にチェックし、データに基づいた意思決定を行うことが重要です。特にROAS、CPA、CLVは広告投資の効果を直接的に示すため、これらを中心にモニタリングし、必要に応じて広告キャンペーンを調整することをお勧めします。
ちなみに、PLSは成果報酬制なので一般的な広告の考え方とは少し異なります。個人的な感想ですが、かなりアコギだと感じる部分もあります。だからこそ、2%で最大限の効果を発揮する方法をしっかりと考えるべきかもしれません。