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What you? あなたはだれ?

 このコラムは、ただ読むだけなら数分とかかりません。
 しかし、このコラムには、深遠へ至る道への鍵のひとつが入っています。
 生活に‘疑問’が浮かんだら、じっくりと読んでみることをおすすめします。

 それではどうぞ……

 ひとにとって、内面と外面(がいめん)の二面性があるのが当たり前。内側の本能を制御する外側。その行動に足る衝動を起こすのも内面が外面に影響したこと。
 なら、内面に振り回されない外面にはどうしたらなれるのか、そこに今日のテーマ‘あなたはだれ’が絡んできます。

 あなたという人は、どこを指して‘あなた’と呼べるのでしょう。全部?それは、当然ですね。
 よく、こういわれることがあります。

‘あなたらしい場所は?’‘あなたならどう行動しますか?’

 この質問も、単なる質問です。しかし、この質問。意外と奥が深く、掘り下げるとかなりのことを言っていることになります。
 二面性があることを理解した上での質問なので、あなたらしいと呼べる場所。心身の中からあなたらしい場所を探すことになります。至極当たり前です。‘あなたらしい場所’を探すのですから。
 では、なぜ私は疑問が浮かぶのか……当たり前の質問に…ここです。

あなたらしい‘場所’
あなたならどう‘行動’しますか?

 単純な文法からすれば、一つ目は特徴的なところを、二つ目は同じように特徴的な行動をとるのかどうかを、確かめていることになります。要するに予防線です。

 そんな中で少し前にさかのぼると、心身の二面性の上でこの質問を見ると、自分の中へと回帰することができる鍵になります。
 身も心も一体で、一身一体なら、こんな質問自体おかしくなります。だって、身も心も一緒なのですから。
 しかし、この質問があるということは、身も心も実は‘別’の存在で、その身と心は別物。そう捉えるからこその質問という原点に戻ります。
 それを踏まえると、自分という一個体がいるのではなく、自分という一個体を制御できる‘もう一個体’がいるということになります。

 そのもう一個体は実態を持たず、肉眼では見ることができず、なおかつ身体を制御できるということです。そこで質問です……

‘あなたはだれ?’

 身体を制御できるようにもう一人の自分も鍛えてきたいものです。

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