教育費って…

子ども一人が四年制大学を卒業するまでにかかる教育費は3000万と言われているそうだけれど、「我が家では9000万かかるのかな。大丈夫かしら」などと悠著なことは言っていられない。

我が家では現在、長男の高校受験を目前に、次男＆三男の中学入学も控えている。

双子の中学準備に際して、制服などの公立高校指定の制服や体操服などを一式そろえるだけでも一人10万はかかる。中学校は自転車通学になるため、通学用の自転車も購入をしなければならず、双子の中学入学だけで40万は覚悟が必要だ。

長男の高校入学に際しても、10万までは覚悟していたが、思わぬところで出費があったのは受験料だった。私立の高校を二校受験を決めたが、公立高校のすべり止めにするためには入学金の一部を入金する必要があり、受験にかかる費用だけでも５万円はかかる。進学先が無事に決まれば、すぐに制服などの必要なものを揃えるのに１５万は覚悟しなければならない。

つい最近、子どもたちの修学旅行代金やその準備などで結構な出費があったばかりなのにと、嘆く暇もない。

旦那様の給料が低いわけではないが、それでも新学期に向けて５５万は最低でも必要だ。これはかなり痛い。

僅かながら残っている備蓄は来春に枯渇し、来年からの三年間で、次は大学費用を何とか捻出しなければならない。

現在の習い事＆塾の費用も念頭において考えなければならないわけで、マイホームローンを抱えながら教育費を捻出し、尚且つ趣味を充実させるのはとても厳しい。

昨今では収入の減少や失業率も右肩上がりで、我が家はまだ生活に困窮しているわけはないけれど。それでも辛い。

愚痴や泣き言を言う前に働けばいいではないかと思わなくもない。

ただ、私は子どもとの時間を増やす必要があって、前職をやめて、コンビニでパート勤務をすることにした。子どもの教育費のために、子どもと過ごす時間が減るのでは、本末転倒だとも思う。

生きていく中でこれから必要なお金はあまりにも多い。子どもの将来のために、老後資金のために、今の生活を切り詰めて我慢し続ける厳しさを、どうにかできないものかと、深いため息をつくばかりである。