衣装の小話 44

衣装スタイリングに関して話してほしいという質問・意見が1番多かったので、気ままに更新。

個人的にも全身トータルコーディネートすることが殆どなので、折角だからバランスを見て欲しいという気持ちが少しでも伝わったら本望です:)

細かく書いたら永遠語れるので、息抜き程度に書きます。
出せる情報の範囲内で書くので、伝わらないところがあったら申し訳ない。

【記事を書く上で読者との約束】
・画像や文の転載・二次加工はどの記事もNGです。
・2020年に公表されたもの以降でそれ以前の衣装は割愛。
※どうしても過去のスタイリングで気になる方がいたら、いつか書くかも

・公開順番は順不動。

衣装の小話、今回はアニメーション媒体に関してのスタイリングを書こうと思います。
【衣装の小話 44】
※「憂国のモリアーティ」2クール目オンライン先行上映会・コミックナタリー参照。

スタイリングはこんな感じ。
先行上映会は3人の演者の方がいるため、今回は役を演じているキャラクターに寄せたスタイリングにしました。

トータルのバランスとしてはショールカラーのボルドージャケットに黒シャツ、スラックスを合わせてシックな印象に纏めました。
チーフはクラッシュパフという入れ方で色馴染みはあるけど形は華やかさを強調しています。

ジャケットの中のシャツ・パンツはオールブラックなので、メリハリをつけるために前を閉めてセパレートさせました。

細かいところで言えば、
まず今回のスタイリングの要であるシャツのレイヤード。
普通？はフォーマルにまとめるならばジャケットにタイ、蝶ネクタイが主流ですが首元のアレンジとしてスカーフやチョーカーなどが挙げられます。
あくまでもキャラクターのコスプレではないので今回はそれとも違う別の角度で遊んでみました:)
ノーカラーのシャツにスタンドカラーの柄シャツを重ね着しています。

中に入れた千鳥格子の柄シャツ。
襟だけ見えていたところは実は総柄の可愛いシャツで、これだとパンチが強すぎると思い襟のみをみせる事で品を出しました。
もう少し中に着たシャツの柄をみせる場合はベストを入れるのも選択肢としては有りだけど今回は不使用。

首、手首、足首、足元、指先などの先端にポイントがあると目が行きやすい心理効果もあるので普段着でも何かしらアクセサリーや色味・柄を入れたり拘りを入れるとより強調されて見えるのでおすすめです。

先端といえば短靴も少しディテールの凝っているものを使用。
足元はあまり見えませんでしたが、ジャケットに合わせてボルドーの靴下を合わせています。

また、今回は周りの演者の方に1人太めのシルバーネックレスが入っていたので、並びを考えて纏まるように黒のネックレスを入れてみました。
他の選択肢だと、例えば目立たない細身のゴールドのネックレスでも馴染み対比になるのですが2人の対比が強調されるので3人としてバランスがとれるアイテムとして黒を選びました。

これは余談ですが、ジャケットを羽織らないシャツ・パンツインスタイルも黒で締まっていて格好良かったのでいつかみせる機会あればスタイリングしたい気持ち。

今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました:)

髪色も相まっていい感じ！
※髪色に関してはあったときに毎回変わっているので多少の予測くらいにしか意識していないのですが、
髪色やネイルなどに合わせた服選びをすると身体と服がどこかしらにリンクすることでお洒落に見えるのでおすすめです。