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マンションの治安が世紀末

自己紹介


https://note.com/yuukibutu_2021/n/nd2c49b2dbcbd

あらすじ

今の建物にすみ始めてから5年以上がたつが、つくづく治安が悪いと感じる出来事があったので、書いていく。

右隣の老人

まず動画を見てほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=cfRKzNmSYNA

https://www.youtube.com/watch?v=wOIAEJzy1W0

ある日の夕方、外から怒声が聞こえてきたので、家のドアをあけると歩けなくて床に座り壁に腰をかけた老人に向かって、ばばあと太ったじじいがマジ切れして揉め事を起こしていた。



ことの経緯を説明する為には、歩けない老人がどんな人間かについて書く必要がある。以後この歩けない老人を杖老人と書くことにする。

杖老人は動画の出来事から数えて2年ほど前にこのマンションに越してきた。元々は妻と一緒に東京に住んでいたそうだが、妻とは死別。その後年老いてきて、一人で暮らすのは不安ということで息子と近くの土地で暮らした方が良いと考え、千葉県に越してきた。

しかし、新しい土地では知り合いが全くおらず、頼りの息子もあまり杖老人と会いたがらず、かえって頼るものがなく、寂しい生活に。

話し相手も困った時に相談できる相手もおらず、マンションですれ違うとコーヒーでも飲まないかと僕を家に誘ってくることもあった。とにかく知り合いがおらず寂しかったのだろう。つまり最近問題になっている独居老人なのである。

この老人はとにかく色々と問題を抱えていた。まず一つに自宅のベランダに政治的に過激なポスターを2枚程はっていた。マンションの外にいる通行人から見えるような位置に大きなポスターを貼っていたのだ。そんなポスターを貼っているものだから、誰かから反感を買ったのだろう。その老人のベランダに向かって石や缶が投げられることが何度かあった。そして老人がポスターを取り払った後も、嫌がらせは何度か続き、ポスターがなくなったせいで間違われて隣の家の僕の家のベランダにまで石が投げ込まれたことが一度あった。

加えて老人は僕以外にもマンションの住人と挨拶から仲良くなり、人を家に招くことがしばしばあった。しかし仲良くなったマンションの住人も頭がおかしいので、せっかく仲良くなった住人と揉め事を起こすこともあった。

「おいドア開けろよ!!!!ころすぞ!!!!」

ある夜そんな怒号が響き渡り、ドアを叩く音がマンション内に鳴り響いた。杖老人が仲良くなったマンションの住人と揉め事を起こし、それが大きく発展し、マジの争いになったのであった。

命の危機を感じた杖老人は、慌てて隣のうちのベランダに器用に逃げてきた。当然隔たりはあるので、もし間違えれば2階からコンクリートに向かって落ちて大怪我するところであった。

※歩けなくなったのはマンションに住んでいた終盤の頃で、最初はなんとか動けてはいた。なので隣の家のうちのベランダに逃げ込むことが出来た。

一体どんな理由があれば、一度は仲良くなった人と殺し合いに近いところまで行くのかはなはだ不明ではあるが、とにかくこの老人は色々な人から恨みを買っていた。僕は深く関わったことがないが、普通に柔和なおじいさんという印象であった。

そしてうちのマンションに越してきて2年程が経過した時、老人は痴呆が進行し、体も弱まり、心身ともにかなりの衰えを迎えていた。はじめて挨拶を交わした時から、このおじいちゃん痴呆なのかな?と思わせるような素振りはあり、それが2年間の内に大きく進行したのだ。

一人暮らしが難しくなった場合、老人ホームに入れば解決するが、目星の老人ホームが満員になっている場合、少しの期間は自宅で待機することになる。マンションに住んでいる時の終盤ヘルパーさんも入って、生活の介助をしていたようだったが、それでも生活に困ることがあったのだろう。

弱い腰を持ち上げて、杖をつきながら、助けを乞うために杖老人は隣の隣の201のインターホンを鳴らした。どうやら勢いあまってインターホンを連打してしまったようなのだ。201の住人は家族で暮らしており、娘と息子が病気を抱えていた模様。病気を抱えた娘と息子が静かに寝ているというのに、インターホンを連打されたことに激怒した201の主人のおじさん。201のおじさんはドアを開け、杖老人に向かって怒鳴りつける。

その怒号は僕の部屋にまで届いてきたという訳である。そして動画にうつっているのは、5階に住む全く関係のないおばさん。怒号が5階まで響き、様子をわざわざ見に来て、自分には全く関係がないのに老人が老人をいじめている場に参加して、201の主人が引くくらいに老人をいたぶっていたのであった。

借金取り?

杖老人が越してくる前の203号室は、ずっと人が住んでいなかった。というか見たことがなかった。ベランダには沢山の植物が置かれているので、家は借りられてはいるようであるが、音が聞こえてきたり、隣人と挨拶をしたことが一度もなかった。だから借りてはいるけれど、全く出入りがない状況だったのだと思う。

時折ドアを大きくゴンゴンと叩く音が聞こえ、その数分後にうちのインターホンがなる。隣人の人を最近見ましたか?と男二人組に聞かれることが2度か3度くらいあったと思う。借金取りなのか、生存確認なのか一体何だったのかは不明。でも時折怒鳴り声も混じっていたので、きっと訳ありの住人だったのだと思う。

孤独死する老人

次は僕の家の右隣の老人について。右隣の老人は始めて会った時からもうそれはすごくすごく衰えていた。歩行スピードが極端に遅く、1分で10メートルを進めているか怪しい歩行スピード。コンビニにいくのも精一杯だがそれでも何とか歩いていた。老人は家族はおらず、一人暮らしをしているようだった。あれだけ体が衰えているのに、ヘルパーの介助がありながらも、なんとか一人で暮らしているのはあっぱれだった。きっと老人ホームには入りたくなかったのだと思う。

ある夜、隣からかすかに音がすることに気づいた。うちのマンションは汚く、作りこそ古いが、隣の家とはコンクリートで隔たりがある為防音性はそこそこある。なのである夜聞こえてきた音というのは、本当にかすかで、耳鳴りかな?と疑うほどであった。

何の音か不明で、自分の耳鳴りも疑った僕はスマートフォンで録音して、パソコンにデータをうつし音を大きくすると、目覚ましの音であることが判明した。このかすかな音は深夜の2時頃に定期的になる。そしてなかなか止らない。ひょっとして、隣の老人死んだ、、、?

不安になった僕は次の日管理会社に連絡して、隣の老人が死んでいるかもしれないことを伝えた。しかし僕の予想は外れた。目覚ましは鳴っていたけれど、耳が遠くなりすぎて寝ている最中には目覚ましが鳴っていることに気づか鳴ったらしいのだ。なるほどと納得した。

しかしその老人もしばらくしてから結局死んでしまった。いわゆる孤独死というやつだ。きっと定期的に訪れていたヘルパーが死亡を確認したのだと思う。

この老人はきっと声もなかなか出せなかったのだろう。僕と挨拶する時はゆっくりと会釈をするだけだった。ちゃんと会話は一度もしたことがなかったけど、死んだことを知った時は寂しい気持ちになった。

余談だが、この老人の歩行スピードがおそすぎるので、僕がドアを勢いよく開けた時に、老人を吹き飛ばすのではないかと不安に感じることが結構あった。なのでいつもドアをゆっくりめに開いていた。

捕まる4人集団

うちのマンションにある火災警報器が誤動作することが、過去に何度もあった。マジでうるさい。うちのマンションだけではなく、うちのマンション半径100メートルの住人を叩き起こすであろう大音量。緊急避難警報程度にはうるさい。そしてマンションに取り付けられている火災警報器がなる時は毎回誤動作で実際は家事は起きていない。

火災警報器が鳴ってから10分後程度に消防車と警察がやってきて、消防の人が火災警報器を静めるという毎回の流れであった。

そしてある夜また火災警報器がなる。そして消防車がやってくる。消防の人が火災警報器を止める。消防車が帰る。その10分後にまたなる。また消防車がやってくる。消防の人が止める。消防車が帰る。10分後にまた鳴る。

ある夜火災警報器が連続して3回か4回程なったのだ。僕はマジでうるせえな程度にしか思っていなかったが、不審に思ったマンションの住人の一人が、いたずらを疑い、監視していたらしい。予想は辺り、若い男女の4人組がいたずらで火災警報器を鳴らしていたのだった。マンションの住人は現場を取り押さえ警察に通報。4人は逮捕された。

それ出来事以降マンションの火災警報器が鳴ることは一切なくなった。

うんこ




ある日の夕方家のドアを開ける。視界の片隅に枯れ葉のようなものがあったので、なんとなく蹴飛ばす。感触がおかしい。確認してみるとうんこだった。

何で僕の家の前にうんこがあるのかは不明。エントランスなど洒落たものがないマンションだから野良猫が自由に出入りできる環境だから、野良猫が僕の家の前でうんこをしたのか。それとも治安の悪いマンションだから犬を飼っている住人の犬がマンションの廊下でうんこをして、飼い主が処理をしなかったのか。それとも治安が悪すぎて人糞なのかはわからない。とにかく家廊下の前でうんこされて、僕はうんこを踏んづけてしまった。そして、うんこを踏んづけた後は家の廊下の前にあるうんこを自分で水をまいて綺麗に掃除した。何で僕が自分以外のうんこを掃除しなければいけないのか、心の中には憤りがあった。

そして別の日。

隣の家の住人のドアの前にうんこが。僕の時はドアの前ではなかったからまだましである。隣の住人がもし家の中にいた場合、外に出た瞬間アウトだ。帰ってきた時にうんこがあってもそれはそれで処理に困りそうなものだが。僕は隣の住人の嘆かわしくなるであろう顔を見て、住人のことを憂いた。


ゴミの分別が出来ない人たち

うちのマンションのゴミ捨て場。終わりすぎてる。終わりすぎてるから監視カメラが取り付けられたけど、全然状況は変わらない。






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https://note.com/yuukibutu_2021/m/m0438c0be4ec7




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