兄が自殺をはかった話
自己紹介
https://note.com/yuukibutu_2021/n/nd2c49b2dbcbd
時期
始まりは2023年7月3日である。自殺は未遂で今は普通に生きている。特に障害もない。
始まり
上記は6歳上の長男からのLINE。
アルコール中毒なのは一つ上の次男でLINEは長男とのやり取り。
次男は昔から飲み会などで飲み過ぎることがあり、度々救急車で運ばれたり、生肉食べて食中毒で運ばれたり、急に性病にかかって手術?を受けることになったり、度々病院のお世話になることがあって、最初はいつものことかと思っていたけれど、今回は違った。
LINEで長男に話を詳しく聞いてみると、次男はどうやら精神的な問題を抱えている状態が発覚。どうやら7月の3日に多量のアルコールを接種して自殺をはかろうとした模様。7月の3日の朝に次男は仕事場の上司に自殺をする旨のメッセージを送った後にアルコールを大量摂取。ネットで調べた致死量に匹敵するほどの量を飲んだそうだ。
後に分かることだが、アルコールの量より水分不足と直射日光によって熱中症の方がまずかったそうである。
仕事場の上司が警察と救急に通報を行い、救急隊がハシゴを用いて2階の窓から部屋に侵入。都合よく鍵はあいていたそうだ。
その後は病院に搬送され、次男は治療を受けた。仕事場の上司が救急の搬送に付き添い、その後仕事を早退した長男が病院へと次男を迎えにいき、次男を家に送った後、長男は自身の家に帰宅。
自殺をはかったやつをその当日に一人にする理由はよく分からんが、もしかしたら詳しい事情を長男もその時はまだ知らなかったのかもしれない。
とにもかくにも7月の3日に自殺をはかった次男がその夜にまた連絡がとれなくなり、これはまずいということで僕が状況を見に行くことに。僕と次男の家の距離は自転車で20分くらいなので。
また僕は次男の家についてから詳しい状況を理解しており、次男の家につく前は大したことだとは全く考えていなかった。鼻歌歌いながら夜自転車漕ぐの気持ちいという感情で心をいっぱいにするくらい幸せな気持ちでいた。
次男の家についた後、ことの深刻性を知った。LINEのスクショを改めてみてもらえると分かるのだが、僕の文章の文末から顔文字が消えたところ、その辺りが僕が深刻性を知ったところ。
で、インターホンの反応がないので、救急車を呼ぶことに。下記がその時の動画。
https://youtube.com/shorts/8lsMPWDe_x4?feature=share
インターホンの反応もなく、救急隊は今朝と同じようにハシゴを使ってベランダからの侵入を試みる。今朝とは違いベランダのドアに鍵がかかっているので、救急隊?の人が投手なカッターでベランダのドアを破壊することに。そのカッターの音がしてあと少しで破壊というところで、次男が起きてきた。
なみにだが夜の11時に救急車や消防車、パトカーが沢山かけつけていた、多分全部で4台とか5台くらいきて、何があったんだと結構人が集まってきていた。
上記の画像は次男の家の隣の家から、次男の家のベランダに飛び移る、救急隊の人の画像。ハシゴを使ってベランダに入る救急隊の人もいた気がする。どっちは覚えてない。でもハシゴはあったので、両方のパターンを試みていたのかな。よく分からん。
兄が出てくる
兄が起きてきたので、家の玄関のドアを開けてもらい状況を確認することに。兄はドアを開けるも、反応がなんだか渋い。それは鬱だとかそういうのじゃなくて、何か見せられないものがある模様。話を聞くとどうやら次男は服をもっておらず、裸とのことだった。
最近アルコールの飲み過ぎで失禁をすることが非常に多く、小便で濡れた服はその度に捨てており、また部屋が汚いので、数ある少ない洋服もどこにあるか分からない様子。仕事は一週間ほどやすんでおり、その一週間の間に少ない洋服がなくなってしまったようだ。
ここ最近ストレスで20キロ程太ってしまい、自分の醜い体を人に見られるのを恥ずかしがり、中々ドアをちゃんと開けようとはしなかった。
警察や救急隊の説得に応じ、渋々兄はドアを開ける。分かってはいたが、ほんとうにくさい。死ぬほどくさい。何の臭いが分からないけど臭い。
実は僕の父親、つまりは次男の父親でもあるのだが、重度のアルコール中毒。そしてアルコールによって最終的に心臓まで働かなくなり死んだ。あの時の父親の臭いが今の兄からする。最悪の臭いと20年ぶりに遭遇した。
ただ、兄は普通に話せておりそこまで悲観した様子もない。酒には酔っている感じは多少あるが、普通に会話も出来る。ただこのままほおって帰る訳にもいかないので、僕はこの日は兄の家に泊まることにした。寝るつもりはなかったけど。
救急隊や警察の方には帰ってもらい、兄と話すことに。どうやら慢性的なアルコール中毒が2年程続いているようで、今では酒がないと眠れず、アルコールが抜けきらないまま仕事に行っていたそうだ。7月の3日、特別苦しいことはないが人生楽しいこともないから、死のうかなと思い、死のうとしたらしい。
兄との戦い
話している分には普通なのだが、やはり酒臭いし部屋は汚いし、アルコールをまた飲もうとするし、僕はアルコールを飲むのを止めなきゃいけないけど、無理やり取り上げると争いになりそうだから、それは嫌だしで、兄の対応が大変だった。
とりあえずこの時の僕としては、部屋は人が生活出来る状況ではなく、兄は服をもっておらず、仕事は一週間休んでおり、これは心療内科とか精神科に通院とかいうレベルじゃない、今すぐ入院するしかないと考えていた。
ただ精神病院というのはその日予約をしてその日初診でその日入院という対応をしている病院は非常に少ない。精神科に一度でもかかったことがある人なら知っていると思うが、精神科は初診は診察に時間がかかる都合で、初診はだいたい予約制で、予約は一ヶ月先まで埋まっていることはざら。
しかもアルコールに対応した病院は少なく、診察を受けるまで入院できるかも分からない、先生がどう判断するかにもよる。しかもベッドの空き状況の都合だってある。
僕の仕事は兄を病院に入院させるまで、兄から目を離さないこと。しかし兄はアルコールを求める化け物。普通に会話ができるが、アルコールのことになると獣になる。しかも酔っているからまともな判断ができない。
僕が病院のことについて調べていると、急にスマートフォンを僕の顔にめがけて全力で投げてきた。僕は顔付近に自分のスマートフォンをおいていたので、いわばスマートフォンによる攻撃をスマートフォンでふせいだが、それでも兄によるスマートフォンを攻撃で顔を切り、顔から血がこぼれてきた。こいつまともじゃない。そういえば小さい頃も突発的に顔を殴ってくることがあったな、僕がご飯を食べている時に横から殴ってきたりとか。
そんなこんなで兄から離れる訳にもいかないけど、近くにいると危険なので兄がまた鍵をしめ家にこもり酒を飲まないように兄の家の玄関のドアに靴を挟み、兄の家の外で過ごすことにした。
県の夜でもやっている相談窓口で相談をしていると、兄がドアを開けようとしてくる、勝負しようとか戦おうとかそんなことを言っていた。
僕は足を用いてドアが開かないないように制していた。アルファベットのVの字に近いような、ひらがなの「へ」を逆さにしたといえばいいのか、そんな体制でドアがあかないようにしつつ、相談の電話をしていた。
兄があまりにもしつこく勝負したがるので、これは危険だと感じ一旦相談の電話を切り、警察を呼ぶ。かけつけてきた警察の方が次男を叱る。次男は少しは大人しくなる。すると今度はオナニーをしたい、俺は喘ぎ声がでかいから、家から離れて欲しいと言われる。最初は嘘かと思ったが、どうやら本当らしい。仕方がないので、兄の家から一旦離れることにした。
先に書いたように僕の父親も重度のアルコール中毒で、母はアルコール中毒の父親に対応にとても困っていた。その20年後その再現を僕と次男することになろうとは。
このあたりで僕一人の力では限界があるので、長男に仕事を休んで今日次男の家にきてくれないかとLINEを送っていた。
オナニーが終わった後次男は僕にLINEを送ってきた。終わったから戻ってきていいと。そして次男の家に戻る。そこから少しした後次男は寝始めた。僕はこんな汚い部屋寝れる訳もないので、次男の部屋を掃除することに。
下記の画像は次男が入院した後に改めて次男の家を掃除しにいった時の画像。ゲロまみれの布団で寝て、コンビニの袋の小便をしていたようだ。
そこから朝を迎え、長男が仕事をやすんでかけつけてきてくれた。時刻は午前9時。この辺りから病院の窓口が開くので、相談窓口の方から教えてもらった病院に連絡。多分入院できると思う的なことを言ってくれたちょっと遠目の病院にいくことに。
午前中で診察が終わってしまうとのことだったので、少し急ぎで病院へと向かい、無事診察は終わり入院が決定。
実は次男が母親と連絡を取りたがらない都合があって、次男と母親は連絡をとっていない状態。一応母に次男のことについて話すと、その病院はあなたの父親が入院していた病院だと言われた。
兄は父親が歩いた道と全く同じ道を歩いていて、僕は母親が歩いた道と同じ道を歩いていた最悪の因果という訳だ。
治療経過と雑
ただ本人は治療についてはとても真面目に取り組んでおり、こんな病院には二度ときたくないと毎日いっている。治療プログラムの他にも自主的に治療の勉強も行っており、どうやらこれ以上は父親と同じ道をあるきたくない様子。僕も母親と同じ道は歩きたくない。
また兄が入院したことにより、兄の飼っているハムスターを僕が一時的飼うことになった。ハムスターは夜行性なので、昼間は物音をたてないように静かに暮らし、夜はゲージの周りをダンボールでおおい光が入らないようにして、大きな音をたてるとハムスターのストレスになるので、大きな音がなるたびに僕が謝っている。隣の部屋におくこともできるが、エアコンを2台も稼働させるのは電気代がたかくつきそうなので。
また兄が入院したことにより、兄の仕事関係のことで必要な書類を僕が兄の上司に届けたり、兄の友達と連絡をとったりもした。
後酔っている時の兄は自慢げに風俗で抱いた女性の話しをしており、なんだかとても虚しい気持ちになった。あんなださい兄はあんまり見たくない。
ということで兄が自殺をはかった話でした。ただのある中でとくに鬱とかはない模様。
うちの家族僕以外みんな死にたがりなんだよなあ。
https://note.com/yuukibutu_2021/m/m0438c0be4ec7
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