カードショップ
自己紹介
https://note.com/yuukibutu_2021/n/nd2c49b2dbcbd
あらすじ
たまにネットでカードショップにくるような客は、臭いやつらばかりだという書き込みやツイートを画像つきで見る。
そういえば僕も10歳から12歳の時にカードショップに通いつめていたので、今回の記事では実際に僕が通ったカードショップにいた人の話を紹介形式でしていこうと思う。
ちなみにネットで拾ってきたカードショップの参考画像。この画像あんまりあてにならない。僕のいたカードショップはもっと気持ち悪い人が沢山いた。
おかもと
僕が小学生の頃通っていたカードショップは2つあって、一つは目はおもちゃ屋さん「おかもと」。上記の画像はおかもとが潰れて数年経った後の画像で、おかもとの文言が消えてしまっている。
おかもとは元々はおもちゃ屋さんで色々なおもちゃを扱っていたが、年々客は減少していき、僕が初めて訪れた時にはもはや経営は成り立っていなかった。主人が趣味で店を開いており、やってくる客はカードスペースで遊ぶ人か、駄菓子を買う人だけであった。だから古いおもちゃやプラモデルがずっとほこりを被っていた。長年商品は仕入れていないことが見てとれた。
僕がはじめておかもとを訪れたのは9歳の時だったと思う。主人はずっと新聞を読んでおり、僕以外の客もほとんどいない。主人はきっとずっとレジの椅子にすわって一日中新聞を読んでいるのだろう。ずっと新聞を読むだけで退屈ではないのかな、僕なら退屈できっと死んでしまう。そう思っていた。
でもきっと1日の内に人が多少来店して、ちょっとした雑談をしたりするのが主人が楽しかったのだろうと今にして思う。きっと主人には店に通ってくれる客こそが主人の人間関係のほとんどだったのではないだろうか。それに自分が開いた店なのだ、客がこなかったとしても、きっと居心地の良い空間だったのだろう。
また来る客が少ないといっても、土日は別だった。休みの日になると、子供から大人まで、合計20人程度が店内にあるカードスペースでデュエルをする。カードスペースといっても商品を仕入れなくなり、出来た空いたスペース。丁寧に机や椅子などが置かれていたわけではなく、地べたに座ってみんなデュエルをしていた。
あいこうどう
僕が小学校5年生くらいの時に出来たカードショップ。ここには大きなデュエルスペースがあり、椅子も机もあったし、遊戯王の公式大会も催されていた。公式大会の日なんかは30人や40人デュエルスペースに人が集まることがあったと思う。
またオカモトに来ていた客の多くがあいこうどうに流れたという経緯がある。僕もあいこうどうが出来てからは、オカモトに行く機会が減った。あいこうどうが出来ていなかったら、きっとオカモトの主人はもう少し店を続けていたんじゃないだろうか。ただ、記事を書くに辺り調べてしったが、もう既にあいこうどうも消えてなくなってしまっている。
さて、下記からはオカモトとあいこうどうにいた人達について書いていく。
春日さん
大学生の春日さん。体重が100キロ近くあり穏やかな人。乗っている車を小学生に蹴られても怒らない。そんな小学生をご飯に連れていったり、遠目のカードショップに車に乗せて連れていってくれる優しい人。
大学時代は老人ホームでアルバイトをしていた。老人の介護をしている時、老人にしょんべんを顔に思い切りかけられたことがあった時はさすがに切れそうになったらしい。
春日さんはかなり遊戯王がうまい人で、当時の遊戯王界隈では有名な人だったらしい。選考会と呼ばれる、遊戯王の強者が集まる大会でもそれなりの成績を収め、世界大会にも出たことがあるはず。当時のプレイヤー名はクリッチーだったはず。
僕の兄とも知り合いで、兄いわく2023年現在は結婚してるらしい。2007年当時彼女がいたので、その彼女と結婚したんじゃないだろうか。
歯が黄ばみ過ぎた高校生
早すぎた埋葬みたいな名前だな。カードショップから近所にある偏差値36くらいの高校に通う高校生。身長が180センチ程あって、体重が50キロくらいのヒョロヒョロ高校生。多分歯を磨いていない。歯が黄ばんでいたし、いつも口の周りが唾液でねちょねちょしていた。
和菓子屋のおっさん
きもいおっさん。多分独身。和菓子屋で働いているので財力がある。小学生とカード交換を行うが、俺はこれだけカードを持っているみたいな感じの自慢を小学生に向かってやってる。マジできもい。多分当時40歳くらいだから、今は定年間近くらいの年齢かもう定年しているはず。
子持ちのセキリュウ
こいつが一番やばい。歯が黄ばみ過ぎた高校生と同じ偏差値36くらいの高校を卒業した後トラックの運転手をしていたはず。高校を卒業してまもなくして結婚して子供もいたはず。なのに休日は毎日カードショップに入り浸っていた。そして周りから嫌われていた。
セキリュウは子持ちの大人の癖して、小学生や中学生に切れ散らかすマジのやばいやつ。僕の兄は中学時代、セキリュウといろいろあって、セキリュウに土下座させられたらしい。詳しい経緯は知らないが、カードショップで知り合った中学生を土下座させるのは中々やばいと思う。多分兄がセキリュウのことを馬鹿にしたことが理由だと思う。
やばめのミケポ
目測160センチ、体重130から150くらいの人。ジーンズをへそよりももっと上にあげ、Tシャツをインしていた。多分見た目的にいったらこのひとが一番やばいと思う。たしか頭ははげかけていて、ひげが濃くて、メガネをしていた。喋り方とか振る舞いとか含めて色々な人から嫌われていた。
でも彼女はいて、たまにカードショップに彼女を連れてきていた。彼女はカードには全く興味がない様子であった。ミケポと小学生男児がデュエルする模様をミケポの横にたって退屈そうに眺めてることが多かった。パチンコに興味がないのに彼氏にパチンコにつれていかれ、横で眺めている女性と同様だと思う。
ニートのランさん
ニートのらんさん。長らく髪の毛をきっておらず、前髪で目が隠れていた。毛量が多く頭がふさふさ。無精髭と長い前髪が相まって、ルパン三世の次元とゴエモンを合わせた感じの雰囲気がある。でも姿勢が悪かったり、喋り方に覇気がなかったりして、ニートとちゃんと知る前からニートなんだろうなと察していた。
結構良い人だった気がする。
イトウ
早く金返せよイトウ、俺お前から2500円受け取ってないぞ。カード売ったのにその日は金がないと言われ、結局受け取らないまま今に至る。小学生に買掛するなイトウ。
その他
人物紹介をするといったものの、そんなに人物にまつわるエピソードがない。多分当時から時間がたちすぎたせいで、記憶が消失している。
カードショップは小学生からおじさんまでが、小さい空間に集まる。カードショップにやってくるデュエリストは主にその店の近くに住むデュエリストなので、一度会ったデュエリストとは2度3度と会うことになるし、多いと年100回くらい会うことになる。
学生だと夏休みや冬休みにカードショップに通いつめるし、土日は当然カードショップいくし、平日行くことだってあるし、通いつめるとなんだかんだ年100日くらいはカードショップに行くからだ。
カードショップのデュエルスペースは無料で使え、小学生にも優しい。空調が効いており、そこに行けば誰かしら顔見知りがいる。いわばデュエルスペースはコミュニティを形成する場なのだ。
だからデュエルスペースでは、カードゲームだけではなく、モンハンとかもやっていたし、店員がいない時は普通にデュエルスペースで弁当とか食べてた。バレてたまに怒られてた。
まあ何が言いたいかっていうと、カードショップって一つの村みたいなもので、結構人間関係が深いところまでいって、友達が結構できる。まあ年に100回も会うってなったら、自然と友達になるよね。
それからあらゆる年齢の人間が集まり、小学生とおっさんが対等に遊べるのもカードショップのいいところ。ただマジで女性は1%程度しかいないし、僕含めて99%の人間はキモい人間。でもなんだかんだ楽しかった。
その他の記事
https://note.com/yuukibutu_2021/m/m0438c0be4ec7
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