11年ぶりくらいに小学生の頃の友達と会った話。
自己紹介
https://note.com/yuukibutu_2021/n/nd2c49b2dbcbd
あらすじ
今回書くのは2021年8月頃の出来事である。中学の登校日数は13日程で、どれも遅刻と早退の組み合わせ。中学校に滞在した時間の合計はおそらく3時間程で、小学校以来ほとんど会っていない友達もいる。
ある時ふと小学生の頃の友達と会ってみたくなり、一つ上の兄の伝で4人程僕の同級生のLINEを教えてもらった。4人にメッセージを送ってみる。返信が返ってきたのは二人だった。
兄から事前にLINEを教えていいかと聞かれ、その4人はその内容には返事をしていた模様。なのでLINEのアカウントが死んでるとか、そういうことはない。ということで10年ぶりくらいに連絡をとうろとしたら二人からは未読無視されたのである。
無視されたことについてはほとんど傷ついておらず、ほぼほぼかすり傷程度のダメージだった。これは自分でもちょっと意外であった。無視された二人のうちの一人は小学生の頃は毎日下校を一緒にしていた友達。そんな友達から無視されるというのは、それなりに傷つきそうなものだけど、この時の僕はあまり傷つかなかった。今同じシチュエーションに遭遇したら、きっともうちょっと傷つくはず。
ということで、4人中2人からは返信がきたので、2人とは会うことになった。
大月
大月とは小学校5年生の時からの友達。学校のクラスが同じだった訳ではなく、同じクラスの友達の友達。同じクラスの友達経由で知り合って友達になったという経緯。
いわゆる陰キャっぽい奴で、結構太っていてメガネをかけている。小学生の頃は結構家にお邪魔していた。一緒にゲームやったり遊戯王やったりそんな感じの友達。
僕は挨拶を結構大きめの声でしっかりするせいか、結構大月の父親からは好かれていたような気がする。僕が結構大月の家に出入りするもので、向こうの都合関係なしに、土日に午前中からお邪魔することもあったものだから、大月の両親の気遣いで食事を振る舞ってもらうこともが何度かあった。
僕としては昼食はコンビニとか食べないで済ませるつもりでいたけど、まあ普通に大人の立場だったら気使って食事出すなあと今更ながら思う。
というか土日の休みの日に子供の友達が家にくるって相当迷惑だと思うんだけど、どうなんだろう。あまり嫌な顔された気はしないし、むしろ大月の父親からは結構好かれていた感覚。
11年ぶりに会う大月
大月は実家を離れ、今は葛飾区で公務員をしているとのことだった。僕は千葉市に住んでいる。お互いの住んでいるところの中間距離がちょうど船橋駅の辺り。ということで待ち合わせの場所は船橋駅。
11年ぶりに会うからそれなりに容姿が変わっているのかな?とちょっとわくわくしてたけど、大月は全然変わっていなかった。
しいていうならメガネをかけてるなくらい。昔と同じように太っていて、むしろ昔よりも太っていた、ような印象。それでもダイエットをしているらしく、体重は90キロちょっと。一番体重があった時は100キロを超えていたそうだ。
僕は小学生の頃体重が80キロを超えており、頭が坊主だった。今は50キロ前後で髪の毛も生えている。ということでやっぱりそれなりに僕の変貌ぶりには驚いていた。まあ痩せても僕は歯並びの悪いクソキモアデノイドなんだけど。
適当なファミレスに入って、11年間の変化について色々聞いてみる。大月自身の話は特別驚くことはなかった。
中学を卒業してから商業高校に入り卒業。1年間公務員の専門学校にかよい卒業。適当にいくつかの自治体の公務員試験を受け、なんとなく葛飾区の区役所を選んだそうだ。東京だから栄えてそうでいいなくらい、そんな感覚で適当に選んだらしい。
高校時代彼女がいたらしいが、大月自身はそんなに好きではなかったと言っていた。あんまりかわいくないし性格が良いわけではない、やらせてくれればいいかなくらいに思っていたそう。ただ女の子は性行為にマイナスな感情を持っており、たしか性行為には至らなかったと話していたはず。
今は死にたい気持ちで働き、土日はゲームをして、時たま風俗に行くそんな日々を過ごしていると言っていた。内気な性格なのであまり友達は多くない様子で、ゲームも小学生の頃の友達とすることがほとんどだと言っていた。
仕事にともなって千葉から東京に引っ越した影響がマイナスに働いているのではないかと感じた。実家を離れ実際に会う友達がいない環境は孤独を感じやすそうだな、そんなふうに思った。
大月から聞く友達の話
大月とは共通の友達や知人がたくさんいる。だから大月経由で小学校時代の友達の話をたくさんきけた。これは面白かった。
僕とよく喧嘩していた馬込くんは強盗致傷で逮捕され懲役を食らっていること。その馬込くんはテレビのニュース番組で全国放送されており、名前を検索するとネット記事のニュースがヒットすること。
大月くんと僕を繋いでくれた友達は大学卒業後銀行員をしていること。ある友達はyoutuberの裏方として働いていること。
小学校時代の友達の話をもろもろ聞けて楽しい時間だった。
大月からは佐藤(僕の本名)は見た目は変わったけど喋り方や中身は全然変わっていないねと言われた。
松坂
もう一人別の日にあったのは松坂という名前の友達。松坂とは同じクラスだった訳ではなく、喧嘩を通じて仲良くなった変な友達。
喧嘩を通じて仲良くなったという恥ずかしい表現を使うのは、とても恥ずかしいことなのだが、本当にそうだからそう書くしかない。
僕は3-3組で松坂は3-1組。違うクラスだけどトイレですれ違う度に睨み合ったり、ときには殴り合ったりすることもあったが、いつの間にか友達になっていた。きっかけは覚えていないけど、多分遊戯王。
松坂は同じ千葉県に住んでおり、かなり田舎の方に住んでいるとのことだった。中間地点で待ち合わせすると、無人駅での待ち合わせになってしまう云々でわざわざ僕の最寄り駅の千葉まできてくれた。大月と同様に適当なファミレスに入る。
松坂は僕と同様にかなり不登校気味の人間だった。それでもかろうじて高校は卒業しており、卒業後は親の伝で入った会社で働いたり、フリーターをしたり、結構適当に過ごしていたらしい。
ある時仮想通貨に手を出したら、そこそこの儲けが出たそうで、主銭を増やすべく消費者金融各社で100万か200万程かり、全てを仮想通貨に突っ込む。突っ込んだ後に仮想通貨が大暴落して、金がほとんど消え去り、消費者金融の借金だけが残った。
松坂自身そんなに所得はなく、借金を返したり、家賃を支払うとほとんど給料が消えてしまうと言っていた。だから生活費が足りなくなると改めて消費者金融から金を借りるそうだ。
返しては借りて返しては借りてで、借金はあまり減っていない。だから家賃や生活費を安くする為に、一ヶ月後に友達とシェアハウスを始める予定だとも言っていた。
今はグループホームで障害を持った人たちの生活の支援をしていると話していた。グループホームの人員は足りてないらしく、仕事は忙しいらしい。それでも給料はずっと上がらない。僕と一緒にいる最中も仕事の電話がかかってきていて、その様子からも仕事が大変なことも分かった。
ちなみに強盗致傷で捕まった馬込くんの話は有名らしく、小学校の頃の同級生はほとんど知っているとのことだった。
2人と会っての感想
10年以上にあった2人から聞いた話で、やっぱりみんな働いているし、仕事はつらそうだし、なんだかんだ大人になっているなあと心で感じた。
大月からも松坂からもさとうは全く変わっていないと感心されたが、僕もそう思う。僕ほど変わっていない人もそうそういないのと僕でさえ思う。
ということで2人の友達と会った記事でした。
その他の記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?