【???】BASEバックテスト結果
前回までは3回に分けて、ADXのバックテスト結果を見ていきました!
ADXの短所・長所は理解できましたでしょうか??
まだ見ていない人は下記のリンクから見れますので是非見てみてください!
・ADX_Part1 ➝ こちらから(メイン30以上 かつ ±DIが30以上)
・ADX_Part2 ➝ こちらから(メイン40以上 かつ ±DIが40以上)
・ADX_Part3 ➝ こちらから(メイン50以上 かつ ±DIが50以上)
知らないことを知れるというのは、自分が何かつまずいたときの助けになったりすることがあると私は思っています!
【無知ほど怖いものはない】
これは私がずっと言っている言葉です。お金が絡んでくるこの界隈は実際知らないところのうまい話で高額の金額を盗み取ろうとしている人もいるかと思います。どうしてもお金が絡むとそういう事って起こります。。
ですが、お金は生活していく中では必要不可欠なものなのも変わりありません。そんなお金を守るためには、
自分の知識を増やし、目の前の情報に対して真偽の判断をしっかりとする
これがとても必要になる訳です。
これは、私がnoteを書く一つの理由でもあって、
・実際に強いと謳われているシグナルは果たしてどうなのか?
・目の前にあるバックテスト結果ってどれだけ信用性があるの?
・金額と相応の価値がある物なの?
これらを判断するにはやはりバックテスト結果を知っているのと知らないのとでは天と地の差がありますよね。
こうしてこの記事を読んでくれているあなたが一つでもそういったことに引っかからないように。また自分の知識として自分のトレードに生かせるように。
そう思いながら書いていますので!!
前置きが長くなってしまいました。本題に入ります!
今回は、新しいインジケーターのバックテストを公開していこうと思います!
そのインジケーターは、、、
これです!!!!
そう!
【CCI】
今回はこのCCIのバックテストを取得していこうと思います!!
今回は1回目という事で、CCIの計算式とどんなインジケーターなのかを理解していきながら進んでいきたいと思います!!
《CCIとは何?計算式は??》
CCI:Commodity Channel Index
と呼ばれるインジケーターになります。
日本語で「商品チャンネル指数」という名前になりますね!
考案者:Donald M. Lambert(ドナルド・M・ランバート)氏。になります。
MT4上では、【Commodity Channel Index】という名前のインジがそれにあたりますね!
上記で青色になっているのが、そのCCIになります!
それでは、CCIの計算式を見ていきましょう!
※ここから下の内容は、下記のサイトを参考に私が見て必要な内容をところどころ追記して書いています。そのことをご承知おき願います。
参考サイト①:https://fxinspect.com/archives/32585
《CCIの計算式》
CCIの計算式は下記のようになります!
TP:Typical Price(標準値)の略になります。
TP=(高値+安値+終値)÷3
MAは単純にMAになりますので、このTPからMAを引いた値が分子になりますね!
MDはMean Deviation(平均偏差)になります。
平均偏差を0.015倍したものが分母の値になります。
平均偏差のことについて知りたい方は、下記のサイトをご覧ください!
➝平均偏差(絶対偏差)についての記事はこちらから
計算式自体はそこまで難しくないのかなと思います。
------------分子の値について------------
分子は、TP-MAをしていることから、標準値に対して、MA(移動平均)がどれくらい乖離しているかを数値化したものが分子の値になりそうなのがこの計算式から分かるのかと思います。
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------------分母の値について------------
分母の、0.015×MDに関しては、上記で述べたようにMDは ”平均偏差” なので (TP - MA) の平均値 になります!!
(TP - MA) の平均値 の部分を簡単に言えば、指定した期間で標準価格と移動平均はどれくらいばらついているんですか??
という意味です!
で、この0.015ですが、これは考案者のドナルド・ランバート氏が提唱したスケーリング定数になります。
なのでこの0.015に関してはそこまで深くは考えなくて大丈夫かと思います!
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ここまでで、CCIの計算式の中身を一つずつ見ていきましたが、CCIが大きくなるポイントとしては、MAとの乖離が大きいポイントなのではないか??と考察することができますね!
この様に、バックテストを取得する前に、
・このバックテストはこのような結果になるのではないか??
・こんな考察ができるからこのバックテストを取得しよう!
などの考え方はものすごく重要になります!!
闇雲にバックテストを取得するのではなく、しっかりと意図を持ったバックテストを取得していきましょうね!!
ADXの時よりも計算式は理解しやすかったのかなと思います!
計算式を理解したところで、次は実際にチャート上にアローを出してアローポイントを少し見ていきたいと思います!
《アローポイント》
CCIが150以上:Lowエントリー CCIが-150以下:Highエントリー
CCIが200以上:Lowエントリー CCIが-200以下:Highエントリー
CCIが150以上以下 と CCIが200以上以下 でのアローを出してみました!ちなみに、上記の3つのチャートは同じ時刻のチャート画面になるのでアローポイントの比較もしてみてください!
パッとアローポイントを見た私の感覚だと、
【MAとのばらつきでCCIが反応することから、
小さいレンジでもCCIの閾値は反応するな】
と感じました!
どこか、VLDMIのアローポイントと似たようなポイントで出現するという印象です!
また、一方方向のトレンドにもそれなりに制御がかかっているのも強みなのかなと思います!
RSIを試しに入れてみましたが、赤線で囲った範囲はRSIは70以上になり、RSIのアローだったらここは全部出てしまっているポイントになりますね。
ですが、CCIになると、標準価格のばらつきでCCIの値が変化するので、一方方向に動いたときでもその中でさらに大きく動かないとCCIは大きくならないという事になりますね!
うん。この制御のかかり方は面白い!!
そのまま使っててもそこまで苦にはならなそうなインジケータな気がしてきました!
いいところばかり述べていてもだめなので、ここイマイチかもというところも見つかったので書いていきたいと思います。
イマイチポイント①:あまりにも小さいロウソク足にも反応してしまう。
逆に言えば、なかなか反応しないところでも反応するという長所でもあるのかもしれないですが、閾値を±150以上以下にすると上記チャートのように必要以上に反応してしまいます。
ばらつきで見ているからこそ、小さく小さく小さくで、すぼまって大きく動いたときには確実に反応をしてしまいますね。
なのでこのポイントというのは少し制御を加えてあげて対応しないといけないなと率直に感じました。
イマイチポイント②:ばらつきで判断するため長期判定には向かないかも?
前項で載せたのアローポイントを見てもわかる通り、直近の動きにはとても有効的な動きをしてくれるのかなと思います。でもそれは逆に長期判定のロジックには向かないのかなと思いました。
スプレットが厳しくなっている今なので、短期判定限定のロジックとなるとその辺も考慮しながら考えていかないといけないのかなと感じました。
それでも短所でありながら、長所にも変換できるところだと思っていますので、その辺もバックテスト結果を見ていきながら考察をしていきたいと思います!!
それでは、バックテスト結果へと移っていきたいと思います!!
今回取得したバックテスト内容は、
【CCIが150以上:Lowエントリー CCIが-150以下:Highエントリー】
になります!!
ここからCCIのBASEとしてバックテストを取得していこうと思います!!
上記条件でバックテストを取得した結果はこのようになりました!
《バックテスト結果》
2010年から2020年9月までの結果
短期(5分判定)
資金推移
年別結果
時間別結果
中期(10分判定)
資金推移
年別結果
時間別結果
長期(15分判定)
資金推移
年別結果
時間別結果
直近3年のバックテスト結果
2017年から2020年9月までの結果
短期(5分判定)
資金推移
年別結果
時間別結果
中期(10分判定)
資金推移
年別結果
時間別結果
長期(15分判定)
資金推移
年別結果
時間別結果
通貨別結果
今回取得したバックテスト結果は上記のようになりました。
《バックテスト結果の考察》
今回取得したバックテスト結果を考察していきたいと思います!
今回のバックテストをまとめた結果はこのようになりました。
バックテスト結果を見てみると、感じるところはたくさんあるのかなと思います!
今回のCCIには平均偏差が搭載されていますが、
標準偏差が入っている【VLDMI】の結果はどうだったかというと下記のような結果でした。
偏差でも、平均と標準 で異なりますが、何かと比較するとそのインジケーターの良さ・悪さというのが見えてくるので今回は【VLDMI】の70/30以上以下の結果と比較して、CCIのバックテスト結果を深掘りしていこうと思います!
《バックテスト結果の深掘り》
■取引回数・勝率■
今回のバックテスト結果で一番の大目玉といっていいほどの内容の一つが、
【取引回数の多さ】
この内容だと思います!!
VLDMIの取引回数と比較してみると、日平均で倍近い回数になりましたね。
取引回数が多いというのはいいことだと私は思っていて、そこから一つ一つ内容を精査していって、強いものを作り上げるという事ができます!!
最初から回数が少ないものを改善していこうとすると、結局回数が欲しくなり、回数を増やすためにはどのようにしたらいいかなと考え始めますので・・・
そうなるのであったら、最初に回数多いところから見ていこうよねという話です!!
また、なんで回数が多いのか??というのはもう計算式を理解していたらお分かりですよね??
計算式が単純になればなるほど、今のロウソク足の動きに近くなり必然と回数は多くなっていきます。
極論を言ったら、
・陽線:Lowエントリー
・陰線:Highエントリー
このくらいまで簡単にしてしまったらもっと回数は多くなりますよね!!
と、内容を突き詰めていくと・・最終的には・・・・
○○にたどり着くという訳です笑
この○○は自分自身で考えて答えを出してみてください!!
私のnoteを毎週読んでくれている人ならわかってくれるはずでは無いのかなと思っています!
じらしただけでうざいなと思われてしまうと思ったのでヒントは出しておきます。
ヒントを出すと。。
【私が、なぜ無料のnoteと有料のnoteを出しているか。】
これに答えが隠されていますよ!!
話が少しそれてしまいましたが、結論をいうと、
CCIの取引回数の多さというのはものすごく加点要素だという事です!!
取引回数は分かったところで勝率は??とみていくと、
CCI(±150以上以下)
VLDMI(70/30以上以下)
取引回数はCCIの方が圧倒的に多いのに、勝率はそこまで変わらないではないですか!!
倍以上取引回数が増えたのなら1%以上下がってもいいのではないか?
と私は思っていました。ですが結果は、
【短期:0.4%低下 中期:0.5%低下 長期:0.6%低下】
となっています!
CCIだけの結果で見てみると、
中期 ➝ 長期 ➝ 短期
の順番でしたね。
この順番に関しては、最初に述べていた予想に沿う結果になったのかもしれないです。ですが、思っていたよりも判定時刻での勝率の差が無いことも分かったので最初に立てた自分の予想よりも少し結果が変わってくるかもしれないです。なのでここもこれから確認していけたらと思っています!
取引回数がこれだけあって、勝率もそこまで低くないとなると・・・
もしかしたら、VLDMIに代わるインジケーターとして活躍するかもしれないですね!!
■連勝・連敗数■
連勝・連敗数に関しては、VLよりもかなり数字が大きくなってしまっていますね。
これも、取引回数が多くなった代償なのかと思います。
この様にさせる原因としては、下記のアローポイントなのかと思います。
こういった、全く売り買いが無いところでも、平均値との乖離でCCIは動いていくのでちょっと動いたら反応してしまいます。
こういったところが積み重なって大きな連敗数を生んでしまっているのかもしれないです。
なので、このようなポイントはCCIを使う上でしっかりと対策していきたい箇所でありますね!!
《まとめ》
今回からCCIについて、バックテストを取得していこうと思います!!
CCI±150以上以下の結果はいかかでしたでしょうか??
自分のトレードスタイルに合うインジケーターは見つかっていますか??
今回のCCIの取引回数は、今まで結果として載せてきたインジケーターの中では断トツに多いです!!
分析好きの人だったらこのCCI、とても攻略し甲斐があるのかなと思います!
バックテストを通して、相場分析を引き続き行っていき、皆様に還元出来たらと思います!!
・いい記事だったな。
・少しでも勉強になったな
という人は右下のいいねや記事を共有してくれたらうれしいです!!
Twitterで引用RTしてくれたら全力でお礼を言いに行きます!!
それでは、また!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
皆さんのためになるような投稿をできるよう日々精進していきます!
今回からCCIの結果を載せていこうと思います!
今回の結果に驚いた人は多いのではないかと思います笑
実際にバックテスト取得できる人だったらこの結果を取得するのにどれくらいの時間がかかるかはわかるかなと思います!
めんどくさいことほど、宝は潜んでいる。
これがバックテストだと思いますので、今回の結果は存分に生かしちゃってください!!
Twitterでも投資に関してやバックテストについての情報発信をしているので、是非チェックお願いします!
Twitter:@yuuki81600
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