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モンスターハンガー

仲良くしてくれる友だちの1人が
ミニマリストだという。
話を聞いたらレベチだった。

わたしも定期的に
断捨離を繰り返し、
やるたび手放すものこそ
減ってきてはいるものの

ふと気づけば
いつか使われる日を夢見つつ
全然使われないショッパーが
仲間を呼んで群れていたり
失敗コスメが
もったいないお化けを連れて
引き出しに住んでいたりする。

そもそも定期的に断捨離を
繰り返している時点で
ミニマリスト的マインドでの
モノの管理はできていないのだろう。


間取りを優先して
ワードローブ収納のない家を
選んだことには後悔していないが
そこで快適に暮らすため、
ファッションモンスターとは
契約を取り交わした。

「服はクローゼットに入るだけ」
…である。
定期的な断捨離、必要。

彼のクローゼット容量は
妻の1.5倍に設定してある。

左手は添えるだけ©︎桜木花道
よりも、ずっとかんたんな
約束のはずだった。

しかし。

ほどなくして
クローゼットの外には
服の山(しかし丁寧に積まれた)が
爆誕した。

妻の圧という攻撃を受けた
モンスターはニトリに駆け込む。

そして、木製のハンガーを捨て
薄くかさばらないハンガーという
チートアイテムを入手してきた。

「服はクローゼットに入るだけ」

…なるほど。

モンスターのハンガー作戦、
モンハンである。


しかし、
モンハン(ハンガー交換)で
味を占めてしまったモンスターの
おようふく狩りは止まらない。

また、クローゼットの外が
こんもりしてきている。

妻はXZ攻撃を繰り出した。


クローゼットアプリだ。

手持ちのワードローブの全てを
写真付きで記録でき、
気温に応じてコーデ提案してくれる
というシロモノである。

コーデは自分で組みたい派だけど
スマホで写真を見られるようになれば
どこででも組める。

クローゼットの前で体育座りする
根暗タイムが減らせるし、
買い足しに当たって
あるとコーデの幅が広がるアイテムが
クリアになる気がした。


妻はモンスター狩りに臨む。

作戦内容はごくシンプル。
先にパシャパシャ写真を撮って
アプリ活用を開始するというもの。

📸パシャ📸パシャ📸パシャ

🦖「何やってるのー?」


…ファッションモンスター、
 秒速で狩れた。

かくして、夫婦揃って
全ワードローブの
写真撮影会が始まった。

「わかればいい」と思っている
妻の撮った写真がこちら💁‍♀️

どの服かは、わかるやろ


ファッションモンスターで
フォトグラファーである夫が
最低限…と撮った写真がこちら💁‍♀️


作戦を仕掛けた妻は
なんだか返り討ちにあった。
(ちょっと恥ずかしい)


我が家には
先に家を出た方が
その日の気温を
お互いの持っている服で
報告し合うという文化がある。

ある日、
「了解」の誤変換(なぜそうなる?)
をキッカケに、
とうとうモンハンは
三国の戦いへと発展した。

ぼちぼちググらないと出てこなくなる


…オチを考えていなかった。


えーと。

着なくなった服は
捨てることなく循環させている。
着ないままにならないように、
こうやって全部引っ張り出し、
アプリによる管理体制を
整えられたことはとてもよかった。

モンスターの選ぶ服は
リセールバリューもそれなりに高い。

わたしもモンスターではないけど
服好きな者のひとりではある。

サステナビリティとかも意識したい。

一着一着のお洋服たちが
手元に来て、そして離れるまでを、
大切に、ていねいに扱いたい。

というわけで
オチがないと言ってからここまでで
無理やりこじつけた
「循環」ネタを持ちまして

本日配信のpodcast
Get Mild #006
「ひとりでは回せない Give&Takeの回」
の宣伝とさせて頂きます。

循環のお話、しております。
どうぞよしなに。

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