家にいる親の価値について考えてみた
「家に親がいることの大切さ」について、考えたことはありますか?
僕は今、本業で病院薬剤師、在宅でライターをしているんですが、外で働いていた頃には見えなかった「家にいることの価値」に気づく日々を過ごしています。
僕の母親は専業主婦で、子供の時は常に自宅に母親がいて「勉強しろと」うるさく、1人の自由な時間が欲しいな〜って思っていました。いざ大人になって共働きで家をするにすることが多くなると、子どもたちにとって親が「家にいる」ことがどれほど大きな影響を与えるのか、それを肌で感じています。在宅ワークが増えた今だからこそ、この話題は多くの人に共感してもらえるんじゃないかなと思います。
親が家にいることが作る「安心感」
僕が思うに、子どもにとっての「家」って、ただ寝たり食べたりする場所じゃないんですよね。それ以上に「自分の居場所」であり、「安心できる場所」。
その安心感を作る一番の要素は、「そこに親がいること」なんです。
たとえば、学校から帰ってきて「おかえり」って声をかけてもらえるとか、ふとした瞬間に隣にいる親の存在を感じられるとか。そういう「なんでもない日常」が、子どもにとっては大きな心の支えになっています。
「お母さん、明日は家にいるの?」
息子からのたったそれだけの言葉。でも、その言葉の裏にあるものを考えた時、胸が締め付けられるような気持ちになりました。「お母さんが家にいる」ってことが、子どもにとってどれだけ大事なことなのか。それに、夫婦であまり応えられていなかった自分へのもどかしさを感じたんです。
在宅ワークを選ぶ理由
もちろん、在宅ワークにはメリットもあればデメリットもあります。収入の不安や、仕事と家事・育児の両立の難しさ。
朝、子どもたちを見送りながら「行ってらっしゃい」と言えること。帰ってきた時に「おかえり」と迎えてあげられること。これって当たり前のようで、外で働いていると意外とできないんですよね。
親が家で働く姿を見せる価値
在宅ワークを始めて気づいたのは、ただ家にいるだけじゃなく、「親が頑張って働く姿を見せられる」っていうことも意外と大事だということです。
たとえば、子どもたちが部屋を覗きに来て、「何してるの?」って聞いてきた時。僕がiPadに向かって記事を書いている姿を見て、「お父さんも頑張ってるんだな」って思ってくれているのかもしれません。
そういう姿を見せることで、「仕事ってこういうものなんだ」とか、「働くことも大事なことなんだ」って感じてもらえるといいなと思っています。
家にいることが生む「つながり」
家にいる時間が増えて、何よりも感じるのは「家族とのつながり」が深まったこと。
たとえば、子どもたちが学校から帰ってきて「今日こんなことがあったよ!」って話してくれる瞬間。その話をリアルタイムで聞いてあげられるのは、在宅ワークならではの喜びだなと思います。
ある日、子どもが「お父さんとボードゲームできて嬉しい」って言ってくれたことがありました。
在宅ワークのリアルな悩み
とはいえ、在宅ワークには悩みもあります。
特に難しいのが、「仕事」と「家族」の切り替え。家にいると、どうしても子どもたちが話しかけてきたり、急に家事を頼まれたりして集中を削がれることもあります。でも、これも在宅ならではの“醍醐味”だと思うようにしています。
完璧に分けるのは無理。だからこそ「どっちも大事にするバランス感覚」が必要だなと感じています。
家にいることが作る安心感
結局、家にいることで得られる「安心感」って、目には見えないけど確実に存在していて、それが家族全体の雰囲気を変えるんだと思います。
子どもたちにとって、「家に親がいる」というだけで、何かあった時の「戻れる場所」ができる。これはどんな仕事よりも価値があることじゃないかなと思っています。
あなたにとって「家」とは?
この記事を読んでくれているあなたに、少し考えてみてほしいんです。
「あなたにとって、家はどんな場所ですか?」
「あなたの子どもにとって、家は安心できる場所になっていますか?」
僕自身、まだ完璧にできているわけではありません。でも、在宅で働くという選択をしたことで、「家」という場所の価値や、そこにいる親としての自分の役割を見つめ直すことができました。
家にいることで、家族とのつながりをもっと深めたい。そんな思いで、これからも働いていきたいと思っています。