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科学的にもメリットがある!スピリチュアルを使いこなす3つの効能

前回は危険なスピリチュアルのデメリット記事を書きました。

しかしあんまりダメダメ言ってもフェアでないので、

今回は現代の科学でも十分通用するスピリチュアルのメリットを3つ厳選して紹介したいと思います。


1、イマジネーションの開放

古今東西、宗教の物語は壮大で奥深く、なによりも魅力的な物語を紡いで来ました。

ご存じのキリスト教の聖書は壮大な物語から、この世界の成り立ちや倫理を教えてくれていますし、
仏教の元になったインド哲学もまた、世界の成り立ちや世界の在り方を教えてくれ、僕たちの祖先はそこから哲学や学問として、様々な事を学んで来ました。

それらは現代の科学にも影響を与え、時に人生に迷った時にヒントや支えになる言葉をもたらしてきたのです。

有名なところでは、インドで生まれた仏教では世界を「三千大千世界」という概念で考えていました。
この宇宙はとんでもない数の世界が無数に重なり合っているという解釈ですね。

この解釈は現代の科学の銀河や銀河団などと言った、宇宙の説明として結構近いという事が分かっています。

つまり科学ではまだ測定できない、分かっていない部分を
なんとイマジネーションの力で理解するという離れ業をやっていたのです

またニューエイジと呼ばれる19世紀の心霊主義、ニューソート、神智学の伝統から派生したスピリチュアルな思想や運動は、現在の音楽や映画などの文化、オカルトやサブカルチャーに数えきれないほど大きな影響を与えています。

有名なところだと、スターウォーズのジェダイのフォースや、機動戦士ガンダムにおけるニュータイプなどがあり、
現在でも続編が作られ続けるほどの大人気コンテンツとなっています。僕も両方とも大好きです。
(オタクなので映画とアニメの例ですみません…)

歴史的にもスピリチュアルはこのぶっ飛んだ想像力やインスピレーション、好奇心の解放を与えてくれるのがいいところの一つであると言えます。


2、感謝

感謝の概念はあらゆる伝統的な宗教で語られる感情の一つです。
キリスト教においても「喜び、祈り、感謝」はとても重要な概念ですし、
そもそも、「ありがとう」という言葉は仏教の教えで、何かをしてもらう事はめったにない「有難い」ことなのだ。という言葉から来ています。

このような感謝の概念ですが今はもう宗教を超え、
何かしてもらったら人に感謝しよう。
もはや一般的な道徳にまでなっています。

いやいや、感謝が道徳的にいい事なのは知っているよ
当たり前じゃん
と、思うかもしれないですが、
近年、ポジティブ心理学の実験でこの感謝の感情は思ったよりもメンタルに重要な影響を与えるものだと分かってきているのです。

この実験では感謝の感情を多く感じられるように、被験者にエクササイズを行った結果…

なんと
幸福度が上がり
抑うつ度のスコアが下がり

ストレスから身を守って
逆境からの回復が早くなり

お互いに助け合う行動が取りやすくなって
更に他者から魅力的に見えてしまう。
という効果があることが分かったのです。

つまり、感謝の心を忘れない。ということは
実はメンタルの安定に非常に重要な「社会的感情」を育む上に、
個人のメンタルケアとしても有効な手段だった。

という事が分かってきているのです。
伝統宗教が口酸っぱく感謝だ!感謝だ!と言って来たのには大きな理由があったわけですね。

考察するに人間の感情は不安や怒り、悲しみなどのネガティブに飛びつきやすい生き物だからこそ、
意識的に感謝の感情を呼び起こさせて個人としても集団としても良い効果を与えることを伝統宗教は担っていたのかもしれないですね。


3、畏敬

「畏敬」という感情は人や自然、果ては宇宙など自分の範囲を超えた者に対する
恐れや尊敬の感情の事です。

この感情は例えば、
お寺などに行った時に何とも言えないような緊張感を感じたり、
神社などに行くとスッと澄んだ空気に思わず引き締まるような感覚、
と言えばわかりやすいでしょうか

その時に感じている感情が畏敬の念なのです。

この尊敬や畏敬の感情は自分の自制心を高めてくれ、心の回復力を高めてくれ、
さらに社会的な行動を促してくれる事が分かっています。
簡単に言えば、つい調子に乗ってしまったり、イキリ散らかしてしまうような自己の暴走を抑えてくれ、反省して行動する効果があるのです。

神仏や自然に対する恐れ、尊敬の感情は
実は人間の調子に乗りやすい性質を抑制してくれる役割を担っていたのです。


最後に

人生や人間の思考と感情は不可思議でややこしいです。
僕も多くの方にお話を聞かせて頂いていますが、
知れば知るほど、人間は多様で、人生に正解、不正解はないのだと実感させられます。

宗教のような規模の大きな、この世の理を考える哲学や物語は、
時には自分が思いもよらないひらめきや深い知見、
他者への感謝と言った社会への繋がり、
メンタルのケアなど、いつの時代も僕らを支えてきたのです。

今後の社会はAIなどの発展などによって、より人間の心、感情、想いなどが重要視される場面が多くなって行くと僕は思っています。

あなたは「どう思うか?」「どう考えるか?」「どうしたいか?」
結局のところここにたどり着くのだと思います。

ご質問やご相談があればコメントでどうぞ。

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