【異端人間】友達を作りなさい、山本樹里

トプ画は2023年９月の「おしにゃんと江古田」

ハロー青春クラブよりふたつ前に書いてたシリーズ、異端人間の中２の話の中にこんな話があります。

「友達を作りなさい、山本樹里」と弦見ゆうかちゃんが言うシーンのことです。

樹里は教室内でずっとひとりでいました。
人気者の乙葉と優等生の里菜のふたりはクラスが同じみたいだけど、樹里とは別のクラス。

樹里は教室内でずっと、一人で過ごしていました。たまに音楽室にも行ったりしてピアノを弾いたり、図書室で赤川次郎先生を読んだり。

そんな樹里を不審に思ったのか、
学園の支配者の弦見さんは樹里に話しかけに行きます。弦見さんはよく周りの人に慕われていたけど、自分はずっとひとりだと思っていました。

青城ちゃんが失踪したことで心にぽっかり穴が空き、もう誰も自分の理解者がいない、けど本当は誰かと矢仲良くなりたい、仲良くなる努力をしようと思っていました。文武両道、才色兼備の弦見さんがです。

誰もが友達を作りたい、ひとりでいたくない、ひとりは恥ずかしいことかもしれないと悩みを抱えるそんな中、樹里は楽しそうにひとりの時間を楽しんでいました。

教室内で絵を描いたり、歌ったり、とにかく変人な樹里。気に食わないと思った弦見さんは、樹里が音楽室にいる時に話しかけに行きます。

そして。
「友達を作りなさい、山本樹里」と言います。

「教室内に友達が欲しい仲間がいる、そいつらに話しかけに行きなさい。話しかけ方が分からないなら、私が話しかけ方を伝授するわ」

ところが樹里に、
「私が友達を作らないことで弦見さん、あなたに何か問題があるのでしょうか」と聞かれてしまいます。

「な、何も問題はないけど！？　私は学園の支配者なのよ？？　あなたがいると不愉快なのよ！！　私は、あなたを潰すことが出来るわ！？　選びなさいっ！！　私につぶされるか、友達を作るかどうかを！！」

だけど樹里の次の一言が、弦見さんを怒らせてしまいます。
「そうですか。きっと、あなたには……仲間が、いない」
「なんですって⁉︎」
キーコーンカーンコーン。

のちに、樹里の言っていたことが正解だったことが分かります。
樹里にはずっとひとりでいたいという思いがありました。それを分かってくれるのは乙葉と里菜だけ。乙葉と里菜は仲間でした。
乙葉も乙葉で、変人の自分を受け入れて欲しいと思っていて、それは幼馴染の里菜と中学からの樹里に受け入れられました。
そして里菜も優等生の自分を受けいられたいと思っていた。受け入れてくれたのは、乙葉と樹里でした。

だけど弦見さんの苦悩を受け入れてくれる人は誰もいませんでした。
竹山に抱える寂しさ、学園の支配者としてのプレッシャー。
樹里をいじめればいじめるほど、乙葉達との対比が浮き彫りになるのです。

弦見さんが、樹里が何度も立ち上がる背景に、乙葉と里菜がいたことを知った時はもう遅かった。

配下Ａ「山本さんってほんとは友達いるのにね」
配下Ｂ「弦見さんは何が気に食わないのかしら」

気づいたら仲間を失い、弦見さんは本当のひとりぼっちになってしまいました。

「山本樹里がっ……！！　ひとりが好きってだけで……！　私が、気に食わないだけでっ！！　学園の支配者じゃなければ、こんな私誰も受け入れてくんないわよっ！！！　お嬢様で、私に睨まれたら、人生終わりだから！！！　ダからついてきてくれただけよっ！！！」

「私の負けよ山本樹里っ！！　私の……負けだわ。だから、あなたはひとりでいなさい」

睨む弦見さん。
「でもそれってほんとにひとりなの⁉︎ アンタっ！！！」

樹里はハッとします。

🧡「なんか弦見さんが可哀想すぎて泣きたくなる……うーんなんかなんだろう。学園の支配者とか言ってないで青城のこと打ち明けてくれよ。言い方が悪いだけでさ、友達を作ったほうがいいって伝えたかっただけでさ。ひとりが好きなのを受け入れてくれる仲間がいるとかそんなんは良いんだけどさぁ。そのさ？　そのさ」

🧡「存在Ｗさんがさ、昔のこと思い出させた結果がそれだからさ？？　なんかなんだろう……」

知ってましたか？　弦見さんの髪の色は昔は、クリーム色だったんですよ。

だけどジェルさんが私に
友達といることの良さを教えてくれた。。

だから弦見さんの髪の色はオレンジに、瞳の色は緑になったんですよ？

まあその時ジェルさん私のこと
おもくそ嫌ってたんだけどね！！

🧡「なんかなんだろう。そのさ。もしさ、リスナーにもっと友達がいたらさ、その話書かなかったんだろうからさ」

だけどそれは私ではない。
中２の頃は本当に友達がいなかったんだ。
ちなみに弦見さんが私の中に登場したのは高３からなんだ。そして高校卒業した後は物語を何度も何度も編集し。
実はこの物語、今でも編集してる部分があって、それは乙葉が変人という部分なんですよ。
昔は変人という設定がなくただただふたりのことを受け入れている人気者でした♪

🧡「Ｔ子さんと友達になりなよ」
同期会ラインを追い出されたが。
🧡「Ｔ子さんさ、リスナーと友達になりたいらしいからさ」
本当に？？（ワクワク😀）
🧡「うん。それでさ」

彼女体育祭は忙しくて来れなかったんだよね。
🧡「そんな感じだけどさぁ。それでなくなるんだけど文化祭さぁ。でなんだろう……」

前の未来ではＴ子さん、小説家業を営む私と一緒に住んでくれてただけでなく、私が収益を彼女が家事をって分担してくれてたなあ。

今は私も家事を少しはするようになって、Ｔ子さんが「優希ちゃんに申し訳ない」と言ってた気持ちが少し分かった気がする。Ｔ子さんも家事雑な方らしかったから♪

けれど基本的に私のお金で一緒にお出かけしたり旅行したりしてたらしく、私は楽しそうだったのだけど彼女には負担だったのだろうか……。

🧡「そのさぁ。なんかなんだろう。Ｔ子さんはさぁ、忙しすぎて桐朋女子の行事に来れなくなったのが寂しかっただけみたいだからさ」

🩷「オレらのこと少し恨んでるよ」
🧡「そりゃ嘘ついちゃったしさ、学校も無くすしさ。存在Ｗさんは◯んでないんだけどさ」

これからどうなるのだろう。
そーいや、前一方的に連絡を取ってたＴ子さんとの黒歴史ラインを思い出した。
あれずっと送ってても彼女はブロックしてなかったみたいだけど、遊園地のグループラインはすぐに抜けたなぁ。
🧡「Ｔ子さんはベルに嫌われてたから遠慮しただけだよ」
そっか。良かった、私がＴ子さんに嫌われてなくて。そっか。Ｔ子さん桐朋女子のこと凄い好きだもんね😊

🧡「Ｔ子さんに寄ればベルは存在Ｗさえ逮捕されればＴ子さんとは仲良く出来るみたいだけどさ」
今の未来ではその前にななもりさんと契約しちゃったからなぁ。
Ｔ「やたら脅されてね」

Ｔ子さんによれば、彼女のことを存在Ｗと呼ぶのはやめて欲しいらしく、なんか名前があったかそうだから太陽ちゃんとかどうだろう、らしかった。

🧡「オレはなんか、最後に逮捕されちゃうんだったら、◯◯◯（本名）ちゃんって呼んでほしいけどさ」
ええよ、逮捕されるなら。
🧡「逮捕されるの望むのやめてほしい」

ちなみにＴ子さん伝説。
太陽神気取りさんによるバカにされるテレパスをかけられた時も、彼女は優しく慈悲深く、私に賢くなるテレパスをずっとかけ続けてくださったから、私はまともでいられたんですよ。

Ｔ「太陽神気取りさんじゃなくて、本当に太陽のような子で……文化祭の時大変な中でベースを練習してくれたし、優希ちゃんが絵を描いてた時もニコニコしてたし」
🤍「いつも明るくてみんなに好かれてる子だったんですよねぇ」
Ｔ「素直じゃない子で優希ちゃんに全然素直になれないし」
🤍「明るいっていうより面白い子だったんですよねぇ？」
Ｔ「偏向報道やめて欲しい」
🤍「Ｔ子さんは頭良いなぁ……」

🧡「Ｗさんはさ、凄い良いとこがある子だからさぁ」
へっ！　私と違ってな！　だから偉そうにしてたんだよ、彼女は！！　私の支配下にいないと許さないわ、的な？
Ｔ「優希ちゃんが嫉妬しちゃうような子じゃないよ！」

そうかなぁ。
そうそう、「友達を作りなさい」の回だから、名前は憧れの優等生である彼女Ｔ子さんから取ったから、彼女との話をしたいけど、

最初はなんか思いつくままに弦見さんが樹里達の敵として立ちはだかるシーン書いててＴ子さんに申し訳ないと思ってたんですよ。
高３の頃、中２の学級崩壊以外はなんも恨みがなかったのに、Ｔ子さんが喋る度になんか思いついて紙に書いて……彼女の友達でもないのに勝手にモデルにして勝手にそのシーン書いて、なんか変な子だったよ。当時はひとりが好きって思ってたけど本当は寂しいとも思っていたから、そんなシーンを書くなんて裏に明るくて優しく友達もいるＴ子さんへの嫉妬心もあったのかな……自分でもよく分かってなかった。

ちなみに当時のＴ子さんは黒髪だったけど、弦見さんはキャラ絵なので髪型がクリーム色でした。
乙葉は元から茶髪で樹里は黒髪で里菜はね
今は紫の髪だけど当時は濃い茶髪だったんだ！

Ｔ「多分優希ちゃんは、彼女（弦見さん）と話すことで友達になりたかったんだよ！」
そっか、Ｔ子さんがそうおっしゃるならそうなんだろうな。それにしても、なんて優しい見方なんだろう。当時の弦見さんにはヴィラン的要素もあったのに……本当に優しい見方……。

🧡「なんか未来の子ども達のコメントがさ、Ｔ子さん優しい人だけど存在Ｘの見方に関しては苦手らしいからさ」
おや、元ネタが幼女戦記だってご存知でありますか。
Ｔ「存在Ｘじゃないよ！　〇〇〇（本名）ちゃんだよ！」
🧡「とりあえずさぁ、もっとＷさんに優しくしようよ」
🫤。
🧡「んー。なんかＴ子さん、ジェルは悪いとこしか言ってないって言ってるけどさぁ」

今回の記事は以上になります。
みんな、ここまで読んでくれてほんとうにありがとう😊