異端人間テスト回の続き
栗林民華(くりばやしみか)中2
乙葉の同級生でKPOPに憧れるグループのリーダー🤩。いつもハキハキと主張し、発言権が強い。優等生を嫌っており、たまに里菜と揉める。
🧡「もうええてなんかわかんないけど……」
クラスで好きなKPOPグループの歌をノリノリで歌ったり踊ったりティックトックにあげたり、よく知らない乙葉にもKPOPを普及している。
LINEのトプ画は韓国語。
彼女はカースト下位のBグループのリーダー、暗瀬満(くらせみちる)に話しかけた。
「よう! Bグループの雑魚リーダー」
「な、なんですか?」
「教室の掃除はお前らがやれよ」
「きゃっ!!!」
満はモップを押しつけられる。
🩵「はぁあいそこまで!! なぁんで異端人間が書きたいのかな?」
ハローが始まらないか不安だからです。
🩵「よしボクが乗り移ろう」
満「うるせぇええ!!! 教室の掃除くらい自分でやれっ!! お前当番だろが!!」
民華「は??? なんかキャラ違くね?? お前」
Aグループのメンバー「民華!! そんなモブ女ほっといていこうぜ〜!!」
満「掃除やるんだったら早く終わらすぞ!! なんで掃除くらいやりたくねぇんだろ?」
Aグループのメンバー「お前に答える必要有ります〜!!」
満「ある。なぜなら私はお前らのKPOPグループのリーダー、ヒョンジュンと知り合いだからだ」
民華「まじ?? ヒョンジュンと知り合い??」
Aグループのメンバー「騙されるな民華! こんなモブ女がヒョンジュンと知り合いなわけないだろ???」
満「ヒョンジュンの住所も、電話番号も、好きな食べ物だって知ってるんだからな??」
Aグループのメンバー「こいつ厄介ファンじゃね?? イヤだわ〜!! 関わりたくないわぁ」
満「ちょっと電話してみますか」
🩵(なーくん、頼んだ。ボクの番号をヒョンジュンの知り合いに偽装して欲しい)
💜「テレパスかけるだけだよ〜!!」
満「お前らにも音声を聞かせてやるよ、韓国語がわかればだけどな??」
電話をかける。すぐにヒョンジュンはでた。
ヒョンジュン「(韓国語)もしもし?」
Aグループのメンバーのひとり「え⁉︎ うそ!? ヒョンジュンの声!!」
満「(韓国語)ヒョンジュン〜!! お前のファンの女に掃除押し付けられそうになったんだけど、助けてくれよ〜! 私当番じゃないのに〜!」
ヒョンジュン「(韓国語)妹。その女の子の名前は?? 俺が放送で注意するから」
Aグループのメンバー「え?? 喋ってる喋ってる!!」
Aグループのメンバー2「民華っ! 今のうちに謝れっ!!!」
民華「(泣き始めた)ううう😢ヒョンジュンのこえだぁあ。なんでこの女がヒョンジュンの知り合いなの?? てか妹???」
民華「うち完全に悪者ジャーン」
満「(韓国語)いや、やっぱり言わない。声が聞きたかっただけだから……じゃあね」
ピッ。と電話を切る。しばらくの静寂。
民華「お前っ! ただのオタク女だと思ってたのに!! 良いよっ! 掃除くらいやる!!」
Aグループのメンバー1「お前どうやってヒョンジュンと知り合ったの??」
満「知り合ってない。……嘘だよ、本当は。私が妹だと知らずに呑気にいじめるお前達をみてニヤニヤ笑ってたんだからな??😁」
民華「ええ〜??」
満「これからは仲良くしてくれるかな?」
民華「こんな私と仲良くなんて……。というか、私はただのオタク。ヒョンジュン様の妹には近づけない!!!」
Aグループのメンバー2「ヒョンジュン私達のこと許してくれるかなぁ……」
満「オタクなら全方向に推しがいると思って人と接しろ。それと……Bグループのみんなとは仲良くしてほしい。……じゃあな!」
迷いながら学校の外に出る満。
🩵(なーくんこいつの家どこ〜??)
💜(港区〇〇……)
満「(スマホで検索する。)ボロアパートじゃねーか」
💜(親が見栄っ張りでね。すっかり自信を無くしちゃったみたい。親に反抗するためにオタクになって、漫画友達を見つけて。親に行かされてる私立で楽しく学校生活してる)
満「見栄の張り方くらい学べがよかったのに。民華とかいうやつ、ヒョンジュンの前では凄い女の子だったぞ。仲良くなれると思うのになぁ」
💜(なーくんが勝手に鉛筆を動かして、親のやることリストに重装備弾リーダーのヒョンジュンについて調べろって書いておいた。最初はイヤイヤだろうね)
🩵(オタクを幸せにするリーダーだと良いけど。もうボク忙しいから帰るね〜!!)
満「はっ! ここは家?? 怖い怖い怖い!!! 母さんは……母さんは大丈夫だよね???」
満(何母さんの心配をしてるんだか。あんなに反抗しといて)
満は鍵を開ける。
満「やることリストだけはしっかりやってますけどね!! どうせ習い事でしょ? 勉強でしょ? 家事でしょ??? ん? 母さんの字……だよね」
満(ヒョンジュン〜? 母さん、あの人の母親と仲良くなって、ママ友会でいばりたいのかなぁ?? ええええやりますとも。なんっでも、やりますとも!!)
満「ママへの反抗【オタク生活】だけは忘れないけどね!! ……ん? 鉛筆が動いた」
🩵「学校でもしゃべれよ!!」
満「💢よしかこう、誰だか知らないけど。私への宣戦布告と見た。レスバは負けないよ!」
満(あの人の姿を見ると、母さんの姿思い出して萎縮しちゃうんです)
🩵「ヒョンジュンの話ちらつかせれば威張ってこないから。お前にヒョンジュンの妹が乗り移ったってみんなが噂してるぞ? 流石に妹じゃなかったってバレたからな!」
満「何それ!」
満(あなたがやったんですか? あなた、ヒョンジュンの妹なんですか?)
🩵「異世界から来ました、とでも言っておこうか」
満(え? 怖っ! 何者? でもどうせ私が調べても分かんないよね)
🩵「少しは見栄を張った方が良いぞー? 張りすぎは良くないけど。じゃ、ボクは元の世界に戻るから。その前に。長くなりそうだからなぁ」
満(なんですか??)
🩵「新山乙葉って知ってる??」
満「乙葉ちゃん。私達のグループにいる……」
🩵「あの会話のあとどうせ、『仲良くなんて出来るわけないよね〜!』とか言ってテスト勉強してるから、お前が3つのグループ全部繋いで欲しい」
満(カースト下位の私が??? そんなことできるわけない!!)
🩵「出来るに決まってんだろが! おっと紙が足りない。新しい紙追加しまーす」
満「ああっ! 紙が勝手に動いてる!!」
やることリスト
・ABCをひとつのグループに統合する。名前はグループ新山!→新山乙葉にグループのリーダーを押し付ける。自分は副リーダーに。
・KPOPメンバーのヒョンジュンについて調べてみんなで漫画をかく。それをティックトックにあげる。これもオタ活だからね。
・グループ新山のメンバーにオタ芸を教える。それもティックトックにあげる。
・勉強については争わない! みんなで仲良く勉強する!
・誰かの推しはみんなの推し! 推しを布教し合う。
・新山の友達のふたりもグループに入れる。
・好きなことは大体みんなでやる! お前は仕切る!!
🩵(やることリストをこなしてるお前なら、いっぺんでも出来るからな!!)
満(なんでも見透かしてて怖い……とりあえずやるだけやってみよう)
🩵「異端人間。ハッピーエンド」
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