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転がる岩、君に朝が降る

SWEET LOVE SHOWER(通称ラブシャ)という音楽フェスを知っているだろうか?行ったことがないならば、是非一度は行ってみて欲しい。とても気持ちの良いフェス。そしてこの記事は今年のラブシャで見たアジカンが刺さりすぎたので、それがなぜか冷静に振り返るだけのもの。

昼過ぎまでは本当によく晴れていて、少し動けば汗をかくし、ビールが本当にうめェ陽気だった。(ラブシャで飲むビールは、人生ベスト3に入るくらいうまい)

Creepy nutsを見て、拠点としていたシートにて休んでいるときだった。おおよそ夏フェスにそぐわない、パニック映画のような悲鳴が伝播した。と間髪入れずに土砂降り。雷。望まずこの日のハイライトとなる光景が続き、約1時間押しての進行となる。その後のポルノグラフィティも凄まじいアクトだった。

日が暮れ、照明が会場を照らす頃、再び強めの雨が降るもステージは止まらず、件のバンドが出てくる。初めから無茶苦茶良いライブだった。最近のアジカンは説得力がすごいんだよな。ただ問題は、その最後に演奏された「転がる岩、君に朝が降る」というナンバー。全然ダメだった。デカ目のオッサンが顔をぐしゃぐしゃにさせて泣きじゃくるという絵面を作ってしまったことは、本当に申し訳ないと思う。山中湖に謝りたい。

少々無粋であるが、なぜこんなに刺さったのか、整理したくなった。(この感情をアウトプットしたい)

結構前から好きな曲だった。
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」で最終話のEDでカバーされてからより好きになった楽曲で、めちゃくちゃ聴きたかったのはひとつある。
それが最後の曲だったので、もしかしたらやらないんじゃ…からの揺さぶりもあったと思う。
そもそも過酷な環境と不安感で弱ってたのもある。

そんな中で、真正面からかぶりついて聴いちゃったんだよなあ。
ずっと意識の隅に残る無力感を、見事に暴かれてしまった。世の中に見向きもされない孤独感を暴かれてしまった。
ああー…。なるほど。なるほどな。
ごめん、勝手に腑に落ちてしまった。なのでこの記事は終わることにする。

翌日は雨に襲われなかったから、終日ハッピーで楽しかったぜ。ハッピーエンドには殺されたけどな。

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