【米国株】好決算でも下落した株はホールドOK?
好決算にも関わらず、決算発表翌日の立会が株価急落で始まる場合があります。その場合、含み損が出たとしてもホールドし続けるべきなのでしょうか?
僕の結論はホールドです。
まず話の前提として良い決算の定義を確認します。EPS・売上高・ガイダンスの数字が全てコンセンサス予想に一致もしくは超えていれば、それは良い決算です。
良い決算であれば、その後に巨額の資金を持つ機関投資家の買いが期待できます。ですから、良い決算を出した株はホールドがセオリーなのです。
良い決算にも関わらず、当時株価が急落で始まる時、大抵はガイダンスの数字が物足りないという難癖が付けられていることが多いです。コンセンサス予想を超えているにも関わらずです。
実例をあげてみると、サイバーセキュリティ銘柄のズィースケーラ(ティッカーシンボル=ZS)は23年11月の決算発表で良い決算を出しましたが、発表翌日は株価急落で始まりました。
ガイダンスの数字が弱いと言われていました。しかし、決算コールを読みますと、ガイダンスはかなり保守的な数字に抑えたことが伺い知れました。ビジネスの勢いの衰えは全く感じられませんでした。その後、株価はどうなったかというと、
決算発表翌日は急落で始まるも、一本調子で上がり続け、その日は大陽線で終わりました。
好決算にも関わらず株価が上がらない、急落した場合は、何かしらの難癖がつけられています。それらは一見もっともな理由に思えますが、よくよく注意深く検証してみると問題ないと分かる場合がほとんどです。
好決算を出したのに全然株価が上がらない。今日も上がらない。2日3日経っても上がらない。そうすると、もしかして噂されている〇〇だから上がらないっていう理由は正しいのかも知れないと思えてきます。
そして、株を売ってしまう。その後、しばらく経って、あの株はどうなっているだろうかと確認してみると自分が売った数週間後に爆騰していた。これが一番悔しい。
また、決算が良いのはわかった。しかし、株価は急落している。この売りの勢いはしばらく続くだろう。底を打ったら買い直そうと、売り払ってしまう。僕もよくやりましたが、大抵、底では買えません。
ですから、たとえ決算発表後の値動きが冴えなくても、決算が良ければホールドする、という基本ルールを守ることが良い選択だと思います。