【為替】円買い介入の意味
2024年4月29日午後1時頃にドル円は突如急速に円高に振れました。特にニュースもなかったため、おそらく日本政府・財務省による円買い介入が入ったのだと思います。
ここ数日は円安の進行が急速であり、投機的な値動きでした。160円に突っかける動きはやりすぎ感があり、どうせ介入はこないとの投資家の慢心が見て取れました。
投資家の介入への警戒心が無くなった瞬間に介入はやってきたといえます。22年の時もそうでしたが、介入のタイミングは毎回見事です。
これからの展開ですが、投資家のセンチメントは悪化したものの、日米金利差といった円安材料は変化していません。ゆえに円安基調は続くということで、今回の介入は時間稼ぎにしかならないと考えます。しかし、円安進行のスピードは数ヶ月程度はゆっくりになると思います。
この間に個々人がしなければならないことは資産防衛のために円資産を一部ドル資産に変えることです。円買い介入はドル資産を用意する良いタイミングだと思います。