【決算】スノーフレーク(SNOW)FY24Q4
スノーフレークが決算発表しました。
【概要】
⭕️EPS $0.35 vs $0.18
⭕️売上高 $7.746億ドル vs $7.60億ドル
売上高成長率+31.5%
Product売上 $7.38億ドル+33%成長
FY24
⭕️EPS $0.98 vs $0.80
⭕️売上高 $28.06億ドル vs $27.9億ドル
売上高成長率+36%
Product売上 $26.66億ドル+38%成長
ガイダンス Q1 Product
売上 $7.45~7.50億ドル+26~27%成長
FY25
Product売上 $32.5億ドル+22%成長
Frank SlootmanがCEO退任、SVPのSridhar RamaswamyがCEO就任
【決算コール】
・CEO交代
「ジェネレーティブAIの猛攻により、スノーフレークには、新しい世界が示す課題をナビゲートするために、意欲的なテクノロジストが必要です。スライダル(新CEO)の将来に対するビジョンと、規模に応じた実行力によって、スノーフレークを率いるにふさわしい時期にふさわしい経営者であることが、取締役会として明らかになりました。これにより、私は営業職を退くことになります。私は引き続き取締役会会長として職務を全うし、スリダールやチームと今後も共に歩んでいきたいと思います。これをもって、スリダールにバトンタッチする。」
・ガイダンスについて
「消費傾向は昨年初めから改善したが、24年度以前のパターンには戻っていない。当社は、最近の傾向をより受け入れられるように予測プロセスを進化させました。そのため、当社のガイダンスでは、2024 年度も同様の顧客行動を想定しています。当社では、製品効率の向上、階層型ストレージの価格設定、および一部の顧客がストレージに Iceberg テーブルを利用するとの期待に関連した収益の逆風が増加すると予測しています」
〈Q&A〉
ガイダンスがかなり保守的ではないか?
「24年に見られた消費パターンを考えると、今年は間違いなくより保守的になると思います。そして、昨年のアナリストデイで述べたように、長期目標を達成するには、24 年以前に見られたものとより一致した消費パターンを確認する必要がありました。その結果、2024 年に見られた消費パターンに基づいて今年を予測することにしました。ご存知のとおり、当社は製品の過去の消費量に基づいて予測しています。今年は予測に考慮されていない多くの新製品が GA およびパブリック プレビューに登場しますが、その消費が確認され始めたら考慮する予定です。したがって、この四半期を年間で四半期ごとに見ていきます。」
消費がどこで軟化したか?
「今申し上げたように、好調なのは金融サービスです。小売業では、テクノロジー部門が好調です。前四半期を上回ったので、軟調とは言いません。また、消費パターンを予測する際、あまり過去にさかのぼるのではなく、より最近の歴史を見るようにモデルを修正しました。」
〈所感〉
良い決算でした。生成AIに対応するためCEOは交代となります。ビジネスは堅調ですが、昨年の消費傾向に基づいてガイダンスの提示仕方を変更した結果、売上高成長率の見通しは大幅にダウンすることになります。SNOWはIPO時、100%以上の売上高成長率を誇っていましたが、数年で40%台→20%台へ大幅鈍化する見込みです。この程度の成長率ならMETAと変わりません。あえてリスクをとってSNOWに投資する理由は乏しいと感じます。