【初心者】誰でも出来る新NISA活用法
僕が考える新NISA活用法はシンプルです。
新NISAには積立投資枠と成長株投資枠の二つがあります。どちらとも100%、全米株式インデックスファンド、もしくは全世界株式インデックスファンドを組み込みます。
今からならAIブームに沸く全米株式を僕なら選びたいですね。
つまり、こうなります。
具体的な商品名は、
「三菱UFJ eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)」
「楽天全米株式インデックスファンド」
「SBI・V・全米株式インデックスファンド」
この三つの内ならどれでも良いです。これらは米国のS&P500(日本の日経平均のようなもの)に連動する投資信託です。
S&P500とは米国の主要500企業が組み込まれた株価指数です。マイクロソフトやアップル、グーグルといった日本でも馴染みのある大企業が含まれています。時折り勢いのなくなった企業が外されて新たに勢いのある企業が採用されます。EV大手のテスラも2020年12月にS&P500に採用されました。つまり常に新陳代謝が行われる優れ物の株式指数という訳です。
そんな優れ物に一挙に投資できるのが先の三つの投資信託なのです。運用手数料も破格に安いです。日本でも人気の高い商品です。
なぜ100%組み込むのか?なぜ成長株投資枠までインデックスファンドで埋めるのか?
それは新NISAのメリットを最大限享受するためです。新NISAでは仮に100万円投資した場合、それが200万円になった段階で売ると、200万円分が非課税対象となります。しかし、その非課税枠が復活するのは翌年です。さらに非課税枠は元の100万円に戻ってしまいます。これは損です。ゆえに、一度投資したならば出来るだけ長期で持っておいた方が得なのです。先の例を使うと、200万円で利確するのではなく、さらに10年20年と待って老後になって2000万円になった段階で売れば、2000万円が非課税対象となります。この差は大きいです。ですから、新NISAでは出来るだけ長期保有ができる投資対象を選ぶ方が得なのです。
長期保有に耐えられる投資対象はインデックスファンドしか無いと考えます。インデックスファンドなら先に述べたように新陳代謝があります。素直に米国全体の成長の恩恵を取ることが出来るのです。どの個別企業が20年30年先に生き残っていると予測することは困難です。銘柄選択に失敗すれば大きな非課税の恩恵を取り逃がすことになります。そのようなリスクをわざわざ犯す必要はありません。どうしても個別株や特定の国の投資信託を買いたければ、NISAではなく特定口座で投資すべきと考えます。ネット上では「新NISAで◯◯株を買う!」と豪語しているアカウントがありますが、もの凄い自信だと思います。真似してはいけないと思います。素直に全米株式インデックスファンドを100%組み込むのが手堅いと思います。絶対に失敗できない老後資産形成で冒険してはいけません。