【決算】マンデードットコム(MNDY)FY24Q3
【概要】
⭕️EPS $0.85 vs 予想 $0.63
⭕️売上高 $2.51億ドル vs 予想 $2.46億ドル
売上高成長率+33%
来期ガイダンス
⭕️売上高 $2.60億ドル~$2.62億ドル vs 予想 $2.61億ドル
通年ガイダンス
⭕️売上高 $9.64億ドル~$9.66億ドル vs 予想 $9.60億ドル
〈所感〉
良い決算でした。株価は決算発表後、一時-20%暴落しましたが、これは保守的な来期ガイダンスを嫌気しての動きでしょう。株式市場が開く前に決算発表がなされ、株価急落時には決算カンファレンスコールは行われていませんでした。投資家が嫌気するような部分はガイダンスだけだったので間違いないでしょう。
ARR(年間経常収益:企業が顧客から毎年得られる安定的な収入額)が5万ドル、10万ドルを超える顧客の売上継続率は共に上昇しました。ARRは10 億ドルを超えました。マンデードットコムが手がける市場規模は 1,000 億ドルを超え、作業管理、CRM、サービス管理、ソフトウェア開発の 4 つの市場で年間14%の成長を遂げています。
純新規顧客の増加が鈍化しましたが、これは値上げと、中小企業だけでなく大企業にも重点を置くという会社の戦略の一環によるものであり、顧客の維持と新規顧客の獲得の点で、需要は前四半期とほぼ同じように安定していると会社側は説明しています。
今回の株価暴落の原因とされる保守的なガイダンスに関しては、需要自体は強いものの一部のセグメントに不安定さの兆候が依然として見られるため今回のガイダンスの数字になったという説明がありました。問題ないと思います。マンデードットコムが保守的なガイダンスを提示したのは、これで4四半期連続です。通常運転なのです。
新しい価格設定(値上げ)は、2025 年 7 月までに全面導入される予定です。これまで約 50% の顧客に展開されました。値上げによる総影響は、24 年度から 26 年度までの間に約 8,000 万ドルになります。顧客の反応は良好であり、否定的なフィードバックは一切見られないとのことです。
まとめると、マンデードットコムは高い成長率を維持したまま、製品群の拡大と値上げによって順調に売上を伸ばしており、今回も良い決算でした。
【決算コール全文】