【米国株】底堅い米経済を示す小売・ベージュブック
https://tradingeconomics.com/united-states/retail-sales
トレーディング・エコノミックによると、2024/1/17発表の小売売上高は以下の通り堅調な結果。
12月米国 小売売上高(前月比)0.6%(予想 0.4%・前回 0.3%)
12月米国 小売売上高[除自動車] 0.4%(予想 0.2%・前回 0.2%)
小売売上高の10年間のグラフは以下の通り。
同日発表のベージュブックも米国経済に変調は見られないことを示していました。
によると、全体的な経済活動は堅調。高金利により自動車販売・不動産取引がプレッシャーを受けているが、さまざまな分野の多くの関係者は利下げを理由に楽観的な見通しを持っている。労働市場は若干の冷え込みの兆候が見て取れ、賃金圧力が緩和しつつある。価格は半数の地区で僅かもしくは中程度の上昇が見て取れるが、その他は沈静化へ。
小売・ベージュブックから読み取れることは、米国経済の堅調さは変わっておらず、しかも賃金インフレ・物価高がスパイクする兆候は見て取れないということ。
つまり、FRBがインフレ対策として利上げを再び行う可能性は皆無であり、一方で利下げをドンドン行うほど経済は弱くない。
市場参加者の利下げ期待は行き過ぎである可能性が高く、FRBの見通し(年内利下げ3回)にサヤ寄せしていく、その過程で株が足踏みする・ドル高円安が進む展開が度々来ることが予想されます。円安で株安がある程度相殺されていることを支えに耐え忍んでいきたいです。