【米国株】QQQ、VGT、XLKについて
ハイテク株比率の大きいETFの中で有名どころは以下の三つです。
結論として、どれもサテライト枠で使うべきであり、PFのコアにはなり得ないと考えます。
①QQQは、ナスダック100指数をベンチマークとするETF(上場投資信託)で、インベスコ社が運用しています。時価総額は1681.59億ドルです。
②VGTは、Vanguard社が提供する情報技術セクターに特化したETF(上場投資信託)です。このETFは、米国の情報技術企業に投資することを目的としています。時価総額は512.18億ドルです。
③XLKは、SPDRシリーズ・トラストが提供するテクノロジーセクターに特化したETF(上場投資信託)です。このETFは、米国の主要なテクノロジー企業に投資することを目的としています。XLKはS&P 500指数のテクノロジーセクターに連動するように設計されています。時価総額は579.87億ドルです。
①QQQの構成比率は以下の通りです。
半分近くがGAFAM、マグニフィセント7で占められています。これらの銘柄に一挙に投資できる便利なETFです。しかし、値動きが荒々しいこと、ハイテク株に偏りすぎていることからPFのコアには不向きと考えます。相場が下がり始めた局面で逃げ遅れると大ダメージを負うリスクがあります。一度の値動きが激しいため、逆に少し相場が戻した時に売ろうという欲が出やすいです。この欲は売り逃げる時の足枷になります。あくまでサテライト枠での運用に使うべきと考えます。
②VGTの構成比率は以下の通りです。
ハイテク株偏重のためコアに不向きです。サテライト枠で使うべきです。また、AAPL、MSFT、NVDA、AVGO、MAだけで半分を占めています。この内、AAPL、AVGOは低成長企業です。VGTよりも個別でMSFTやNVDAを買った方が良いと思います。
③XLKの構成比率は以下の通りです。
②と同じなので割愛。