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【決算】ウォルマート(WMT)FY25Q2
【概要】
⭕️EPS $0.67 vs 予想$0.65
⭕️売上高 $1693億ドル vs 予想$1673.8億ドル
売上高成長率+4.7%
来期ガイダンス
❌EPS $0.51~0.52 vs 予想$0.55
⭕️売上高 $1668.9〜1685億ドル(+3.25〜4.25%) vs 予想$1656.2億ドル
通年ガイダンス
❌EPS $2.35〜2.43 vs 予想$2.43
⭕️売上高 $6724〜6789億ドル(+3.75〜4.75%) vs 予想$6727.3億ドル
〔所感〕
ウォルマートにしては良い決算だったと思います。通年の売上高ガイダンスは上方修正されました。下半期に投資が集中するためEPSは下押し圧力を受けます。ビジネスは依然として堅調です。どの所得階層においても消費者に弱さは見られません。
【決算コール】
〈ハイライト〉
●米国では、ウォルマートとサムズクラブの両社とも、四半期を通じて既存店売上高はほぼ安定していました。
●米国ではウォルマートとサムズクラブの健康とウェルネス事業は、主にGLP-1薬の売上によるもので、当社の好調な既存店売上に貢献しています。これまでのところ、当社は消費者の全体的な弱さを感じていません。
●この四半期、ウォルマートUSとサムズクラブUSはともに全体的に若干デフレ傾向でした。ウォルマートUSの食品価格は第2四半期終了時点で若干上昇しましたが、第1四半期と比べると30ベーシスポイント低下しました。ウォルマートUSでは、カテゴリー全体で7,200以上の値下げを実施しています。
●第 2 四半期の純売上高は、為替変動の影響を除いたベースで 4.9% 増加し、3 つの事業セグメントすべてが当社の予想を上回りました。これは、世界的な e コマースの 21% の堅調な成長に支えられています。
●所得層全体でエンゲージメントが高まっており、中低所得世帯の売上とシェアが伸びているにもかかわらず、高所得世帯が引き続き売上増の大部分を占めています。
●当社の事業において消費者の健康状態がさらに悪化したという報告はありませんが、その他の経済データや世界情勢から判断すると、見通しについては引き続き慎重になることが賢明です。
〈主な質疑応答〉
▫️質問1「第 3 四半期と第 4 四半期のガイダンスに、選挙やその他の混乱を招くイベントをどのように織り込んだか?」
▫️回答1「選挙は4年ごとにあるため、過去のデータから影響を確認できる。」
▫️質問2「消費者の弱体化は感じていないようだが、消費者の見通しに関してガイダンスではどのようなことを想定していますか?一般商品についてはどのようなことが起きていると思いますか?そして、この勢いは続くでしょうか?ガイダンスでは横ばいが続くと想定していますか?最後に、eコマースについて、収益性、ドライバー、配達密度にどれだけの余地があるかという点では、今後どうなるのでしょうか?」
▫️回答2「下降は見られず、今年後半の見通しは、これまで見てきた状況の継続となるでしょう。一般商品の状況は良好で、11四半期で初めてプラスの傾向が見られました。これは経済全体で起こっていることではなく、当社の事業に特有のことだと思います。eコマースについては、引き続き当社の業績に多大な貢献をしていると言えます。第2四半期を見て、当社の事業のさまざまな部分、たとえば広告、メンバーシップ、フルフィルメントサービス、コアeコマースを分析してみると、これらの恩恵を受けずに、前年比での営業利益の改善に最も大きく貢献したのはeコマースでした。」
〈決算コール全文〉