【初心者】同じ株を売って買って売ってはできない(差金決済取引)
信用取引以外で、つまり特定口座で同じ日に、同じ株を、同じ資金で「売って→買って→売る」「買って→売って→買う」ことはできません。
これは差金決済取引といって金融商品取締法で禁止されています。
なぜなら、これを認めてしまうと、資金力の裏付けのない取引を認めることになり、債務不履行を招き、取引の安全性を害します。また、市場の需給関係が過度に流動性を持つことによって価格形成等に悪影響をおよぼしてしまいます。
僕は投資を始めたばっかりのころ、同じ日に、ある株を買って、その直後に株価が下がってきてビビってしまい売りました。でも少ししたら上がってきたので買おうとしました。ダメなアクションの典型。
その時に買付余力がなくパニックになりました。えっ?!売却したお金どこにいった?パクられたん???と。翌日証券会社に連絡するために、その画面をカメラで撮りまくりました。
しかし、これは差金決済取引にあたるため、証券会社が買付余力には反映させない措置を取っていたのです。他の株を買おうとしたら、キチンと売却した額が買付余力に反映されていたので安心しました。
仮にそのようなトレードをしてしまって、売りたい株が売れない、株を買いたいのに買えないという事態になってもハッキングされたの?という心配をする必要はないということです。
ただ一つ気をつけないといけないことは、「買って→売って→買う」場合は、現金のまま株を買えない状態で済んでますが、「売って→買って→売る」の場合、売りたい株を売れない状態になることです。
後者の場合、売りたい気持ちがあっても売れない、このまま一日中株価が下がり続けたら大損をしてしまう!という強烈なストレスに苛まれることになります。
ですので、そんな右往左往したトレードをしないように、株を買う・売る前にしっかりした「買い理由・売り理由」を練っておき、目先の値動きにアタフタしないように準備しておかねばなりません。