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【決算】パランティア(PLTR)FY24Q3

【概要】
⭕️EPS $0.1 vs 予想 $0.09
⭕️売上高 $7.2552億ドル vs 予想 $7.0369億ドル
売上高成長率+30%

来期ガイダンス
⭕️売上高 $7.67億ドル~$7.71億ドル vs 予想 $7.4404億ドル
通年ガイダンス
⭕️売上高 $28.05億ドル~$28.09億ドル vs 予想 $27.6億ドル

〈所感〉
良い決算でした。売上高成長率は今回も加速しました。米国政府向け事業の収益成長は前年比40%増、前期比15%増と加速し、米国政府向け事業の収益成長は前年比40%増、前期比15%増となりました。商業ビジネスの勢いは、前年比+54%、前期比+13% の収益成長で継続しています。米国の商業部門では、TCVが約3億ドルに達し、顧客数は前年比77%増の2023年第3四半期の37%増から増加しました。AI需要は増加しているようです。3四半期末の残存取引総額は45億ドルで、前年比22%増、前四半期比4%増、残存履行義務は16億ドルで、前年比59%増、前四半期比15%増となりました。

会社は「モデルは収束しつつあり、推論の価格は急落しています。」と説明しました。OpenAIのChatGPT、GoogleのGemini、AmazonのClaudeなど様々なAIが登場していますが、機能面でそれらに大きな違いはありません。AI自体はコモディティと化し、パランティアが手掛けるようなAIアプリケーションがより価値をもつと会社側は説明しています。このAIモデルからAIアプリケーションへ主役が移っていくという大局観は正しいと思います。

会社側は通期の収益ガイダンスの中間値を 28 億 700 万ドルに引き上げ、前年比 26% の成長率を示しています。小型グロース株としては少し控えめな数字です。CEOは顧客一人ひとりに対して深く関わり、より良い製品を提供することで高い利益率を出したいと考えています。それがAIアプリケーションの価値を高めると考えているのです。ゆえにコロナ禍でのリモートワーク銘柄のような+80%、+100%のような高い成長率は期待できません。今期のような成長率と高い利益率を維持することを会社側は目指しています。

PERは200倍を超えており、一点のミスも許されない状況です。しかし、今期も市場の期待を超える良い決算を出してきました。本格的に上昇を始めて、PERは上昇前の約2倍膨れ上がっており、今から新規買いは個人的に控えたい思います。

【決算コール全文】


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