本当の自分はどこにいるのか
今日は頭が痛い。たぶん二日酔い。毎日お酒を飲むことが一番の楽しみのようになってしまっている。お酒好きならわかってくれるはず。この気持ち。
時々、毎日お酒が楽しみってダメ人間なのではないだろうか。という悩みを持つけれど、その悩みもお酒を飲めばすぐに解決する。
飲む前は、「あーあ今日も忙しかっただけで何もできなかったような気になっちゃうな。」という気分だったのが、ほろ酔いになると、「あ~今日は良い一日だった!」ってなんだか楽しくなってくるので、お酒ばかり楽しみにしている自分も許してしまう。「お酒っていいよね~。最高だよね~。こんな素晴らしいもの他にないよね~。お酒が毎日の楽しみって当然だよね~。」となる。
しかし、このお酒を飲んでいる時の自分とシラフの自分はどちらが本物なのだろうと、毎朝起きるたびに思う。
昨夜の上機嫌な自分ってなに!?あれ本物の私!?何かにとりつかれてた!?という気分になるからだ。それはべろべろに酔っぱらっているとかそういうわけではなく、自分の中心にある大事な部分が変わってしまっているような感覚になるからだ。
お酒を飲むと性格が変わると良く言うけれど、そういうのとも違う。性格はたいして変わらない。私の場合は。多少感情的になってすぐに涙が出てくることはあるけれど、それはお酒を飲んでいなくてもなる時がある。
そういうのではなく、私の中に新しい自分が入ってくるような感覚になる。そういった表現をすると自分が乗っ取られているような感じがするが、それとも違う。一番しっくりするのは、本当の自分が帰ってきた感覚だ。
そうか。これは理性で隠れていた本物の自分なのかもしれない。お酒を飲むと、その鎧がとれて、本物の自分が顔を出す。そうだ。お酒を飲むと、子どもの頃に戻ったような感覚になるのは、これが理由なのかもしれない。
いつも感覚だけで物事をとらえている子どもを見ていると羨ましくなる。大人になって色々なしがらみができたり、頭が固くなってくると、何でもあれこれと考えすぎて疲れる。ほんとはもっとシンプルに考えて生きていたいのに。将来のこととか考えずに今に集中して生きたい。だけど、それが出来ない。
これだ。私がお酒を飲む理由。あ酒を飲んでいる時には、余計なことを考えずに馬鹿なことができたりする。不必要に考えすぎて何も行動できなくなるタイプの私は、お酒を飲んでいる時だけは考え過ぎずに生きている。
本当はお酒を飲まなくても、普段からこうすればいいんだよね。二日酔いの頭で考えたのは、こういうこと。お酒の力を借りなくても自分は自分で思ったように生きていくことができる。そこに自信をつけないといけない。私が私らしく生きるためには、お酒がなくてもできるはず。
お酒を飲んで本当の自分が顔を出すことで気付くことができたよ。
ありがとう。お酒。お酒がなくても、本当の自分をもっともっと活躍させられるように頑張る。