初めては突然に②〜婦人科検診
職場の異動もありバタバタな時期に、仕事を早退して、大学病院へ。
大学病院なんてほとんど初めてに近いので、中に入るだけでドキドキ。
優しいコンシェルジュの方に聞いて、婦人科へ。
(ちなみに、2回目の受診で“子宮鏡検査“をした。)
緊張しながら自分の番を待つ。
問診をして、内診台へ。
長かかったからか、スカートも脱ぐよう指示される。
"触りますね"
きびきびとした女医さんが、内診を始める。
"中に器具を入れます"
(ゔっ…)
この瞬間がきらいだ。
冷たい器具が体内に入る。
思っていたほど痛みはないのだが、中をぐりぐりされて、気持ち悪い。
"大丈夫ですか。"
そう聞かれるも、"はい"としか答えようがない。
少し出血したようだ。
その後、内診台から降りて、再び問診へ。
画面を見せながら、女医さんが話した。
"3cmほどのポリープが2つありますね。"
"過多月経の原因であるとともに、今後妊娠を望まれる場合は、着床障害を起こし、不妊につながる可能性もありますので、取った方がいいかもしれませんね。"
"手術しますか?"
とんとん拍子に話が進み、婦人科に慣れていない私は、着いていくのがやっとだった。(もはや着いていけていなかったかもしれない。)
簡単に手術の説明を受ける。
手術自体は、20分程度だが、麻酔の時間を含めると1時間ほどだという。
子宮頚管を広げる処置が必要なため、手術前日から入院する。
術後の経過観察のため、トータル3泊4日の入院となる。
近所のクリニックの先生が言ってたことと違う!
"入院せずにすぐに取れるよ〜"
いとも簡単そうにサラッと言っていた。
自分で調べた中でも、確かに日帰りで手術を行っているところもあり、入院でもせいぜい2泊3日だった。それなのに3泊4日なんて…
そして、今予約しても、手術は3-4ヶ月先になるとのこと。どうやら混んでいるらしい。
入院と日帰りのメリットを聞いてもはっきりとした答えは返ってこず。
手術の仕方が異なるとのこと。
入院だと、"ポリープを切り取る"
日帰りだと、"ポリープを削り取る"
入院費のことについて聞くと、少しムッとした様子で、
"入院センター管轄なのでわからない"
とのこと。
私は、今まで人生で一度も入院をしたことがないため、悩ましかった。
受診した大学病院で手術を行うなら入院。
日帰りでの手術を希望する場合は、他の病院で行うため、紹介状を書いてもらうことになる。
即決できずにいた私は、一週間後に再受診することとなった。