ぼっち男子看護学生 〜入学〜 (前編)
入学最初の日(前編)
僕は初めて大学に行く日、絶対看護師になってやると大きな希望と夢を胸に大学生活第一歩を踏み出しました。正直不安はありました。それは男子が少ないと思っていたから。
でも、男子が少ない分そこの絆が深まっていくんだろうなとか想像してました。そんなことを思いながら大学に行き、指定された教室のドアの前に着きました。ひとつ深呼吸をして教室の中に入りました。
その時は緊張しすぎて他の人の顔なんか見てないです。心臓が破裂しそうな中自分の席に座りました。案の定周りは女子ばっかり。そんなことくらい想像してたからって全然動揺してないわけなくてめちゃくちゃ動揺してました。
最初の授業がテストだったので平然を装いテスト勉強してました。周りは勉強してる人もいれば早速仲良くなってLINEとかインスタとか交換してる人もたくさんいました。もちろん周りをキョロキョロしてたら何こいつ。と思われるのも嫌なのでバックの中から物を取り出すついでに少し周りの様子を伺いました。
テストの時間が近づいてくる中でプリントが配布されました。僕は左前側の席で他に男子がどのくらいいるのか知りたかったのでまず左回りで後ろの人に周りを見ながら渡しました。男子はいませんでした。まあまあ、まだ右後ろにたくさんおるやろと思い次は右回りで後ろの人に周りを見ながらプリントを渡しました。男子がいませんでした。夢かと思いました。こんなことあるのか。?嘘だろ。男子俺だけ!?!?冗談だろ????冗談だと言ってくれ。。。
そんな中テストが始まりました。頑張って集中しようと思いましたができるはずがない。これからどうしよう。俺、女子と話すの得意じゃない。嫌われたら大学生活終わる。どう過ごしたらいいんだ???そんなことを考えてたらテストが終わりました。
この後の休憩が自分でも想像できなくらいの地獄でした。周りは初対面と思えないくらい話してました。まぁ、僕はずっとプリントみてましたけど。こんなに長い15分初めてでした。そんな地獄の休憩の中あることが起きました。僕がプリントを読んでいると視界に女性の手が、、、、「あの、すいません。。」顔を上げるとそこには……
(しっかりと全員マスクをして消毒もしてコロナ対策をしています)