インフェルニティというテーマについて
どうも初めまして社会人YPのユウキです。
今回は初投稿ということで自分が最近組んだデッキ、インフェルニテイについて実際に回してみて自分が感じたこのテーマの強いと思った点や弱いと思った点をざっくり紹介・解説をしていきたいと思います。
自分はまだインフェルニティを使い始めてまだ日が浅いというのもありうまく伝わるかどうかはわかりませんがとりあえず最後まで見ていただけると幸いです。
まず最初にもうご存じの方も多いと思いますがインフェルニテイというテーマとは一体なんなのかについてその歴史についてを軽く説明したいと思います。
■インフェルニテイとは
インフェルニティはアニメ遊戯王5d'sに登場する満足さんこと鬼柳京介が使用する今から10年くらい前に存在していた悪魔族テーマで手札0枚の状態で効果を発揮するハンドレスコンボという展開が最大の特徴。
本来カードゲームにおいて手札とはプレーヤーにとっての命でもあり行動源ともいえる貴重なものですがインフェルニティはそんな手札0枚というディスアドバンテージな状況下においても爆発的な展開力を発揮し墓地からの連続蘇生を駆使し強力なシンクロやリンクなどを並べ一気に制圧盤面を作ることができます。
OCGでは7期、2010年前半の環境デッキの一角として君臨しそして9期の2014年の世界大会において一般の部で優勝を果たしています。
そしてつい最近のブースターで10年越しの新規を色々もらいかなり強化されました。
説明はこのくらいにして次はインフェルニティの強いと思う点について解説していきたいと思います。
■このテーマの強い点
このテーマの強みは色々ありますがやはり何といっても展開要員ともいえる下級インフェルニテイ達の効果に名称ターン1制約がないという所です。
これは10年前のテーマであるが故ですが名称ターン1がない時点でもう色々やりたい放題です。
特にこのテーマになくてはならない重要な展開要員(過労死枠)の一体であるインフェルニティデーモンは手札0枚の状態で特殊召喚された時にインフェルニティカードをサーチする効果を持ちインフェルニティと名の付くカードならモンスターだろが魔法罠だろうが何でも持ってこれのが非常に強力。
そしてそのデーモンを過労死レベルにまで使いまわすのがインフェルニテイネクロマンサー(こいつも過労死枠)でこのカードは起動効果で手札0枚の時に墓地のインフェルニティモンスターを一体蘇生する効果がありこれでデーモンを蘇生させあのサーチ効果を使うことができます。
デーモンのサーチ効果で基本的に持ってくることが多いのが現時点のインフェルニテイで唯一、制限カードに指定されているインフェルニテイガン。
ガンは手札のインフェルニティモンスター1枚を墓地に送る起動効果を持っておりそしてこのカード最大の強みともいえるのがこのカードを墓地に送ることでなんと墓地からインフェルニテイを2体まで蘇生させるというトンデモ効果。
これでデーモンやネクロマンサーを蘇生させ先程も述べた墓地からの連続蘇生で一気に展開していくためこのカードが制限なのも十分納得がいきます。
ガンの他にデーモンでサーチするカードといえばカード破壊のブレイク、カード効果発動無効のバリアといった優秀な各種罠の数々、スカルデットがいる状況だとガンとほぼ同等の蘇生効果を持つミラージュをよくサーチしたりします。
このようにインフェルニティは手札0枚という状況下でサーチや墓地蘇生を繰り返して大量展開をしていきデーモンでサーチしたインフェルニティ罠をガン伏せしアポロウーサーやオーガドラグーンなどの妨害系シンクロ、リンクを並べ相手からしたら悪夢のような最凶の制圧盤面が完成します。
上の画像は実際にインフェルニティを使い友人とデェエルをした時の様子ですが(光の反射で見づらくてすみません)これは初手がすごくいい時に回した最終盤面で初手が良好であれば10妨害や11妨害盤面を立てることも可能です。
個人的に初手にデーモン、ネクロマンサー、ワイルドキャットの3枚(後2枚は必ず魔法か罠)が初手に揃っているのが理想的です。
ただインフェルニテイは手札0枚で動くのが大前提で大量展開をするには手札0枚ではないと始まりません。
手札のインフェルニテイをコストに召喚権を使わずに出せるワイルドキャットや同じく手札をコストにしダークグレファー、煉獄の災天で墓地肥しを行い手札0枚+墓地が肥えている状態を作る下準備が必要となります。
数々の複雑な展開法や手札0枚という不利な状況下で動く必要のあるテーマということもありインフェルニテイは構築難易度も高くかなりのプレイング力を要求されるテーマですが一度回りだせば並のソリティアテーマ以上にめちゃくちゃ回るのでそれこそがこのインフェルニティというテーマの強みだと思います。
■このテーマの弱い点
では逆にこのデッキの弱い点、つまり弱点とは何かについて個人的に思った所を解説していこうと思います。
まずはそう、やはり手札誘発です。
これは他のソリティアテーマ全般に言えることですがインフェルニティも例外なく手札誘発に打たれ弱いです。
代表的な手札誘発うららもきついですが特に墓地蘇生封じをしてくるわらしがインフェルニティにとって、とてもきついと個人的に思いました。
手札誘発をケアする墓穴を入れようにもインフェルニティは手札0枚で動くことが多く手元に墓穴がある場合それを伏せなければならず速攻魔法という性質上、伏せたターンは使用が不可能となるので正直インフェルニティと墓穴はあまり噛み合わないのが痛いところです。
自分はその都合上墓穴を採用はしていませんがそれでもグレファーや災天などの効果を使う時のうららケア用として墓穴を使う場合があったりするのでインフェルニティに墓穴は絶対に入らないということはなく墓穴採用に関しては人それぞれになってきます。
一応最近出た新規であるインフェルニティサプレッションという手札が0枚の場合に伏せたターンでも発動可能なモンスター効果を無効にできるインフェルニティ専用の罠がありインフェルニティのおける実質墓穴的な役割のカードなのでそれでなんとか手札誘発のケアは出来ます。
あと何度も言うようにインフェルニティは手札0枚で動くことが前提のテーマでそういう都合もあり他のテーマのように汎用手札誘発を積める事はできません。
その理由はもう察している人も多いですが手札誘発を積んでるとかえって展開の邪魔になりかねず(というか展開ができない)、そのため先攻を取られた際の妨害手段が一切なく相手に展開を許してしまいます。
インフェルニティにまともに入る汎用手札誘発と言えば無幻泡影くらいでしょうか。
あちらは手札から発動できる罠でもあり仮に初手に来てしまった場合でも伏せて普通に罠として使えば問題なく後手に来ても他の手札誘発のように腐ることがないので汎用枠としてそちらを採用してみるのもアリかもしれません。
あとこのテーマにとって一番つらいのが初手にモンスターが来すぎてしまうという状況ですね。
インフェルニティには召喚権を使わずに手札から自力で出てくるモンスターがワイルドキャットくらいしかなくせっかく先攻をとってもデーモンやネクロマンサーなど自力で手札から場に出てくる手段がないカードが来すぎて一度手札事故になると一切の展開ができずそのまま相手にターンを渡してしまうことがあるのでそこがとても痛いです。
こういった状況をケアするためにも災天やグレファー、ヘルウェイパトロールの存在は必要不可欠になってきます。
後は事故率の軽減のために下級インフェルニテイ達の枚数を調整してみるのもいいかもしれません。
他にもインフェルニティを含むほとんどのテーマの天敵、墓地に行くカードを除外するマクロコスモスやダークロウ、手札0枚という状況を潰されかねない強制脱出装置などのバウンス除去、特殊召喚そのものを封じられる虚無空間など数々の弱点が存在しますがそれを挙げるとキリがないのでとりあえず弱い点はここまでにしておきます。
最後に
インフェルニティの紹介いかがでしたでしょうか。
強い点についての解説で述べた通りインフェルニティは手札0枚という特殊な状況下での展開法が数多く存在し求められるプレイヤースキルも高くいかに安定して回せるかの構築もかなり重要になってくるので全体的に見て上級者向けなテーマで自分も実際に回してみて色々と難しいと感じるところはありました。
しかし難しいと感じる一方で一度回りだすと尋常ではないほどの爆発的な展開力を発揮し9や10、最大でも11妨害といった突破がほぼ無理な最凶の布陣を立てる事が出来てしまうのでこれが本当に癖になります(個人的にバリア3伏せが気持ちいい)
このテーマを組む前からインフェルニティの展開力は物凄いと聞いていましたが実際に手にして回した時、やはりこのインフェルニティはとんでもないパワーを秘めたすごいテーマだと改めて思いました。
本当は個人的に強いと思う展開法などを解説したいのですがそれをやるとインフェルニティというテーマの性質上かなり長くなってしまうので詳しい展開法は機会があればそこでまた紹介と解説の方をしたいと思います。
拙い文章でしたが最後まで見ていただき本当にありがとうございました。
みんなもインフェルニティで満足しようぜ!
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